NURBURGRING 24H RACE

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24時間経過
16時00分 88号車SUBARUは76位完走

RACE REPORT

4時すぎに総合優勝の911号車ポルシェ911 GT3 R(992)がチェッカーフラッグを受け、それから数分後88号車 SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025(カルロ・ヴァンダム/ティム・シュリック/佐々木孝太/久保凜太郎)がコントロールラインを越え、完走を果たしました。総周回数は94周(約2,386.5km)、参加台数136台中総合76位、SP4Tクラス2位。総観客動員数は280,000名でした。
SUBARU/STIチームへのご声援ありがとうございました。 

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 57 69 Porsche 718 Cayman (Typ982) Reicher 111 10:46.588
2 83 88 SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025 Schrick 93 09:11.884
23時間経過
15時00分 残り1時間、少しでも多くの周回を

RACE REPORT

気温35度、路温50度。最後の1時間だというのに、クルマにも人にもかなり過酷な条件です。カルロ・ヴァンダムがピットに戻り、最後のスティントに向けてティム・シュリックがコースインしていきました。3時25分現在、88号車は89周を終え、84位を走行しています。クラスライバルの69号車ポルシェ718ケイマンは、108周を完了しています。敵わなくても、少しでも多くの周回を、少しでも遠くまで。88号車SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025は、チェッカーフラッグを目指して走り続けます。

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 59 69 Porsche 718 Cayman (Typ982) Derenne 105 10:01.224
2 86 88 SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025 van Dam 87 09:10.548
22時間経過
14時00分 87位まで挽回しました

RACE REPORT

修復作業に加わったメカニックの橋本祐樹(山梨スバル)は、「僕は左後ろのアーム類の交換を担当しました。当初はナックル(アップライト)を交換するだけの予定だったんですが、ボールジョイントが外れているのを発見して、アッパーアーム、ロワアームを両方とも交換しました。フロントのサブフレーム修正をSTIの方々がやっていたので、どうやって修正するのかを見たかったんですけどね。疲労は溜まっていますが、良い経験をさせていただいています」、と語っていました。彼の話を聞いていると、ドライバー交代したばかりの佐々木孝太とカルロ・ヴァンダムが一緒に写真に収まってくれました。88号車は82周を終え、総合87位まで挽回しています。

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 63 69 Porsche 718 Cayman (Typ982) Muytjens 100 10:59.992
2 89 88 SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025 Kubo 80 10:09.331
21時間経過
13時00分 「クルマは最高です」

RACE REPORT

12時39分に佐々木がピットイン。久保凜太郎に交代しました。佐々木は、「クルマは最高の状態ですね。チームは色んな課題を克服して、辰己前総監督のスピリットを反映した意のままに操れるクルマに仕上げることに 成功しています」、と語っています。「ですが、暑い時間帯のスティントだったのできつかったのも一番です。特にドリンクが一滴も出なかったんですよ。タイヤはミディアムでしたが、内圧調整がうまくいってアンダーも出ず、グリップ感もそこそこあって快適でした」。レースは残り3時間を切りました。13時15分時点で76周を終了し、総合94位。

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 67 69 Porsche 718 Cayman (Typ982) Barbaro 95 11:16.974
2 95 88 SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025 Sasaki 74 13:07.143
20時間経過
12時00分 観客がパドックに戻ってきました

RACE REPORT

レースが残り4時間を切り、パドックは賑わいを取り戻しています。レースリーダーの911号車ポルシェと10秒差で追う98号車BMW M4のバトルに注目が集まっており、中継映像もこの2台を追っています。一方、佐々木がドライブしている88号車SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025もひたすら前走車を追い続けており、佐々木は、「とても良いペースで走れています。ストレートでも引き離される気がしない」、と無線で伝えるほどです。12時20分頃、コース後半の179番ポスト手前で2台が絡むアクシデント発生。停止車両排除や施設の修復などで時間が掛かる見込みです。12時30分時点で88号車は72周を終了し、総合96位につけています。

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 68 69 Porsche 718 Cayman (Typ982) Barbaro 90 10:04.882
2 99 88 SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025 Sasaki 69 09:21.933
19時間経過
11時00分 「アイム・ベリー・ハッピー」

RACE REPORT

88号車WRXから降りたティム・シュリックは、「正直言ってコクピットは暑すぎます。ターボカーだから仕方ないのですが。インタークーラーやラジエターから出る熱気はコクピットを通過していきます。序盤はプッシュしたけど、その後9周走れるようにコントロールしました。それでもクルマもタイヤもパフォーマンスが落ちることはなく走れたので、とってもハッピーです」、と語っています。同時にピットエリアでルーティンワークのエンジンオイル交換を実施しました。交代した佐々木も安定したペースで走っています。11時時点で64周を完了し99位につけています。レースは残り5時間となりました。

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 70 69 Porsche 718 Cayman (Typ982) Barbaro 85 10:37.033
2 100 88 SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025 Schrick 63 09:32.839
18時間経過
10時00分 車両のコンディションは良好です

RACE REPORT

ティム・シュリックは、夜間の高速クラッシュからピットボックスまで88号車を運んだ本人ですが、2度目のスティントでしっかり車両が良いコンディションを保っていることを実感しているようです。無線から、「クルマはとっても快適でなんの問題もない。修復してもらい感謝しています。ありがとう」。また、9周スティントの中盤には、「タイヤも良好。アンダーステアはあまり感じない。本当にありがとうございます」、と日本語混じりで伝えています。現在58周を終えて102位です。総合トップは911号車ポルシェですが、2位の98号車BMW M4 GT3 EVOが射程圏内に迫っています。

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 75 69 Porsche 718 Cayman (Typ982) Derenne 80 11:30.669
2 103 88 SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025 Schrick 56 13:10.236
17時間経過
9時00分 レースはあと6時間

RACE REPORT

朝9時を迎えました。レースは75%の18時間を終え、残りは6時間となりました。気温は24度です。カルロ・ヴァンダムが9周走ってティム・シュリックに交代。シュリックも9周を走る予定です。これまで8周交代のシフトを敷いてきましたが、燃費が良くなければ1スティント9周は走れません。そのため、ホームストレートに戻ってくるたびに燃料使用量をピットに無線でレポートしています。しかも一定以上の速いペースが求められます。クネクネとツイスティなコースに対応し、タイヤをケアしながら周回遅れの車両をオーバーテイクし、速いモンスターマシンが迫る気配も感じていなければなりません。ドライバーとは大変なお仕事なのです。現在104位。

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 78 69 Porsche 718 Cayman (Typ982) Muytjens 75 11:03.082
2 109 88 SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025 van Dam 51 09:42.188
16時間経過
8時00分 朝陽が眩しい午前8時

RACE REPORT

7時半ごろ沢田監督より一斉無線が入り、これより1スティント8周から9周に変更するとのこと。さて、夜間の補修作業にあたったスバル東北(福島)の丹野展幸は、「はい、大変なリペアでした。私は主に左リアのホイールアーチや周辺の歪んだ鉄板を矯正する作業を行いました。正しい形に整えておかないとボディパーツを取り付けることができません。普段の仕事では応急処置としてお客様のクルマの板金加工を実施する事はあるのですが、仕上げは外部の板金屋さんに依頼する事が多いです。そういった意味では、今回のリペア作業も基礎知識が役だったと思います」、と語ってくれました。現在45周を終え、113位のままです。

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 82 69 Porsche 718 Cayman (Typ982) Muytjens 69 10:42.683
2 113 88 SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025 Kubo 45 10:13.083
15時間経過
7時00分 周囲の気温が急上昇

RACE REPORT

朝6時35分に佐々木孝太から久保凜太郎に交代。朝方にも関わらず2ループ目のステイントに入りました。この時間は、急激に気温が上がりマシンにも人にも厳しい時間帯を迎えます。88号車WRXは順調に走り続けていますが、ソフトタイヤでは消耗が早い時間帯となってきているようです。久保と言えば、人懐っこい性格のドライバーとして知られています。まだ暗い時間のことですが、チームテントで現地協力者であるダニーさんの息子と談笑している姿を見かけました。どうやら日本語を教えている様子です。近くに寄って聞いてみると、ダニーさんの息子は、「とんこつ」と発音していました。7時の時点で40周を完了し総合113位を走っています。

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 81 69 Porsche 718 Cayman (Typ982) Reicher 64 11:03.197
2 114 88 SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025 Kubo 39 09:38.677
14時間経過
6時00分 ニュルカレー配給タイム

RACE REPORT

1時間前に再スタートした佐々木孝太は、順調に走っています。「クルマは全く問題無いです。しかし、ちょっとパワーダウンしたような気がする」、とのこと。チームによると、バンパーやボンネットフードを取り付けるため、メンバーを無理やり引っ張っているのですが、そのためインタークーラー開口部がズレて導入エアが減少し、出力低下を招いていることなどが考えられます」、と語っています。重作業中はピットを離れられなかったメカニック達ですが、朝になってようやく交代で名物ニュルカレーにありつくことができました。長時間煮込んだことで美味しさが倍増しているかもしれません。36周を終えて総合117位。

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 82 69 Porsche 718 Cayman (Typ982) Reicher 59 11:26.3
2 117 88 SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025 Sasaki 33 10:29.1
13時間経過
5時00 ようやく再スタート

RACE REPORT

長い間沈黙を守っていたチームのハンディ無線から「レディオチェック」の声が聞こえました。走行直前の「合図」のように聞こえます。ここからは佐々木孝太が乗り込み、まずグランプリコースを1周します。佐々木は、「全然クルマは問題無いと思います」、と修復後の88号車の印象を語っています。一旦ピットで水漏れ、油漏れなどがないか確認したのち、燃料を入れてノルドシュライフェに向かっていきました。88号車がピットガレージで修復作業を受けていた時間は4時間45分です。ディーラーメカニック達も疲労は溜まっているはずです。マシンを送り出してからようやく安堵の表情を見せていました。

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 82 69 Porsche 718 Cayman (Typ982) Barbaro 53 10:20.9
2 119 88 SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025 Sasaki 28 13:50.7
12時間経過
4時00 レースは折り返し地点

RACE REPORT

朝4時を過ぎると東の空が白んできました。天気予報は今日も晴れです。88号車WRX NBR CHALLENGE 2025は、デフアッセンブリーを交換したのち、アライメントテスターでアライメントを取っています。ここに至るまではだいぶ時間がかかりましたが、耐久レースでは見落としは命取りとなります。

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 82 69 Porsche 718 Cayman (Typ982) Barbaro 49 12:26.0
2 118 88 SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025 Schrick 28 13:50.7
11時間経過
3時00分 残すはデフ回りの修正

RACE REPORT

アクシデント発生から早くも4時間が経過。88号車WRXはまだピットボックスの中です。リアデフ周りの異音を解決するため、ディファレンシャルアッセンブリーとドライブシャフトを交換しています。それが解決すれば再びコースに戻ることが出来るはずです。レースはスタートから11時間が経過し、状況は落ち着いているように見えます。レースリーダーは、911号車ポルシェ911GT3 R(992)です。88号車のクラスライバル、69号車ポルシェ718ケイマン(982)は、総合84位を走行しています。気温は現在16度。多くの観客達は、それぞれのキャンプ地に戻り眠っていることでしょう。夜明けは5時21分の予定です。

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 86 69 Porsche 718 Cayman (Typ982) Barbaro 43 11:20.3
2 115 88 SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025 Schrick 28 13:50.7
10時間経過
2時00分 ようやくボディワークは復旧

RACE REPORT

クラッシュによるダメージからの復旧作業は続いていますが、エンジンベイを囲むフレームの修正が進行し、フェンダーやバンパー、ボンネットフードなどが取り付けられるようになりました。続いてリアもコンビランプの作動チェックののち、エンドパネルやトランクフードが取り付けられています。外観は、なんとか元に戻ったので、ティム・シュリックがコクピットに入り、ピットアウトします。その際、同じピットボックスを共有する他チームのピットクルーから拍手を受けました。トラブルを克服した者には平等に贈られる慰労の拍手なのです。グランプリコースを一周したシュリックは、「ハンドルセンターが曲がっている、リアデフの問題か異音がする」、と語り、再度調整するため、ピットに戻りました。

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 89 69 Porsche 718 Cayman (Typ982) Derenne 38 11:14.1
2 114 88 SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025 Schrick 28 13:50.7
9時間経過
1時00分 修正作業は続く

RACE REPORT

ダメージを負った88号車WRX NBR CHALLENGEは、修復作業が進められています。ここでは、普段お客様のクルマを整備し慣れているディーラーメカニック達の力が大いに発揮されています。修復作業の多くは外装パーツの取り換えですが、変形した部分を修正しないとボディパネル類は取り付けできません。フロント部分はラリー競技で車体修正に慣れているメンバーがフレーム修正機などを使って変形を修正。リア部は、ディーラーメカ達が文字通り力を合わせて変形修正を進めています。ピッドガレージ内にハンマーの音が鳴り響いています。沢田監督は、「エンジンや変速機などは外装パーツやサブフレームによって守られているので」大丈夫でしょう」

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 88 69 Porsche 718 Cayman (Typ982) Derenne 33 10:18.0
2 111 88 SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025 Schrick 28 13:50.7
8時間経過
12時00分 クラッシュによりボディワークにダメージ

RACE REPORT

11時15分を回ってティム・シュリックが走行中、「クラッシュした、左リアタイヤがバンクし、フロントにもダメージがある。ピットボックスに戻る」、との無線連絡が入り、SUBARUピットでは考えられる補修パーツが運び込まれました。戻ったシュリックの身体に怪我などはありません。「アーデナウの立体交差の手前で1台をオーバーテイクした際、そのクルマが寄ってきて左リアに当たったかと思うと、クルマはスピンして反対側のガードレールにぶつかり、さらに半周して進行方向にむける形となりました。でもなんとかピットには戻れました」、とシュリックは語っています。ダメージはボディ外装だけでなく、エキゾーストパイプやマフラー、サスペンションアームやサブフレームに及んでおり、修復作業にはだいぶ時間がかかりそうです。

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 90 88 SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025 Schrick 28 13:50.7
2 94 69 Porsche 718 Cayman (Typ982) Muytjens 27 10:51.2
7時間経過
11時00分 完全に夜間モードに移行

RACE REPORT

陽が沈んだ後、午後10時にはレーシングコースの周囲はすっかり暗くなっています。それでも、カルロ・ヴァンダムは安定したラップタイムを刻んでいます。急速に気温が下がり、19度を切っています。それまで半袖シャツだった若者達でさえ、軽いジャケットを羽織ったりしています。日中は観客でごった返していたパドックも、人影が少しずつ減っているように見えます。10時40分頃、カルロ・ヴァンダムが担当周回を終えてピットに戻ってきました。次は、ティム・シュリックが乗り込む番です。11時時点でシュリックは、25周を終えて総合60位を走っています。「フロントに少しバイブレーションがあるけど、問題ない」。

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 60 88 SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025 Schrick 25 13:09.4
2 98 89 Porsche 718 Cayman (Typ982) Reicher 22 11:32.4
6時間経過
10時00分 小さなアクシデント発生

RACE REPORT

9時22分、久保が交代前の最後の周に、17km地点でボディ左側をガードレールに軽くタッチ。ハンドリングなどに問題はないものの、ピットインして修復することに。チェックの結果、他の車両とからんだ時にフロント右側のカナードが飛んでおり、ガードレールへの接触でリア左側ホイールリムとウィング翼端板に小さなダメージを作ったものの、他の外装品やサスペンションには影響なさそうです。久保は、「皆さん、ごめんなさい」、とメカニック達に謝っていました。9時40分過ぎ、太陽がサーキットの西に沈んでいきました。気温24度、路面温度28度。カルロ・ヴァンダムが駆る88号車は、19周を完了し 総合67位を走っています。

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 67 88 SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025 van Dam 19 09:10.5
2 100 89 Porsche 718 Cayman (Typ982) Reicher 17 10:11.5
5時間経過
9時00分 順調に追い上げています

RACE REPORT

再スタートの後もコース全体を暖かく穏やかな空気が包んでいます。太陽は大きく西に傾きましたが、雰囲気はまだ夕方という感じです。第二走者の久保のスティントが続いています。85位で再スタートしましたが、周回を追うごとに82位、80位、76位へと順位をあげています。8時50分頃、ヒヤッとする場面がモニターに映し出されました。プフラッツガルテンの下りで前走車が突然88号車の目の前でスピン。あわやっと思われるシーンでしたが、久保は平然としている様子でした。「ミディアムタイヤがグリップを落としつつあります」。この時点で14周を完了し、総合70位を走っています。

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 72 88 SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025 Kubo 14 09:54.0
2 103 89 Porsche 718 Cayman (Typ982) Barbaro 12 10:27.6
4時間経過
8時00分 レースは再開されました

RACE REPORT

午後7時45分にレースは再スタートとなりました。88号車WRX NBR CHALLENGEは、久保がそのままコクピットに収まっています。スタート時と同じ第3グループのポールポジションからのスタートですが、リスタート直前にオフィシャルがやってきて、「グリッドに並んではいますが、通常のグリッドスタートではなく、セーフティカー(SC)先導により1列になって走行してください」、とのことです。中断時のポジションは76位でしたが、SCランを1周回った時点で88号車は8周終了の総合85位です。気温27度、路面温度は36度です。このまま安全に、しかもコンペティティブにレースが進行することを臨みます。がんばれっ、凜太郎。

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 85 88 SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025 Kubo 7 09:50.074
2 116 69 Porsche 718 Cayman (Typ982) Derenne 6 13:58.385
3時間経過
7時00分 ようやくレース再開の動きが

RACE REPORT

電源トラブルが発生してから1時間半が経過。取材者側からレース再開に関する動きはありませんでしたが、6時58分になってリスタートに関するアナウンスがありました。7時5分にピットロードエンドをオープンにしてリグループを行い、7時45分にはレースを再スタートするというものでした。この知らせを聞いて俄かにピットエリアは慌しさが戻ってきました。マシンを降りてガレージテントに戻っていた久保凜太郎が呼び戻され、コースインしていきました。リスターティンググリッドはスタートした時と同じ、第3グループのポールポジションです。

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 76 88 SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025 Sasaki 7 09:50.074
2 120 69 Porsche 718 Cayman (Typ982) Derenne 6 13:58.385
2時間経過
6時00分 レースは停電のためサスペンドです

RACE REPORT

5時27分、88号車はピットインして佐々木から久保凜太郎に交代。その直後、コースでは赤旗が提示されてレースは中断。原因は、サーキット全体で電源が落ち停電したため。レースコントロールが不能となったとのこと。復旧を待ちます。交代した佐々木は、「クルマは何も問題ないです。しかし、ドリンクが温まってしまい、まるでお湯のようです。凜太郎のドリンクには氷を入れてあげて」、と語っていました。ピット内も真っ暗で、ただでさえ混雑しているので混乱していますね。赤旗提示は凜太郎のアウトラップ時だったので、そのままピットに戻ってきました。主催者は、「復旧に努めています。この後のレース再開については、追ってお知らせします」、とのこと。

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 76 88 SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025 Sasaki 7 09:50.074
2 120 69 Porsche 718 Cayman (Typ982) Derenne 6 13:58.385
1時間経過
5時00分 90位から76位にジャンプアップ

RACE REPORT

レースは1時間が経過し、早くも各所でクラッシュやマシントラブルでコース上に停車するケースが見受けられます。ダブルイエロー、コード120、コード60が頻繁に提示され、その都度ドライバーは減速して前走車を追い抜かないよう慎重にドライブします。ました、それが長いとタイヤの表面温度やエンジン冷却水の温度を下げてしまいます。一方でエンジン房内の雰囲気温度は上がってしまい、燃料系統への過熱による影響が懸念されます。ドライバーとピットの間で無線連絡を取りながら、速度制限明けの状態を確認し、トラブルを未然に防いでいます。5時時点の88号車は、5周を終え総合76位につけています。

RACE RESULT

ClsPos Pos No. Machine Driver Laps Time
1 76 88 SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025 Sasaki 5 09:44.153
2 111 69 Porsche 718 Cayman (Typ982) Muytjens 5 11:18.187
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