2025.04.13 - 2025 SUPER GT 第1戦 岡山国際サーキット・決勝
SUBARU BRZ GT300 SUPER GT ゴール直前で失ったポジション13位でフィニッシュ
2025年SUPER GTシリーズの開幕戦「OKAYAMA GT 300km RACE」の決勝が4月13日(日)岡山県美作市の岡山国際サーキットで行なわれました。前日までとは一転し、肌寒い雨で時折強い風が吹く天気となりました。それでも多くの観客は集まり、熱い声援が送られていました。
決勝レースのスタート前に行なわれるウォームアップ走行はヘビーレインでした。各チームとも雨用のセッティングはできていないので、セットアップを始めます。SUBARU BRZ GT300は井口卓人が走行し、マシンの確認をしていきます。井口は順調に走行し、全体トップタイムをマークする速さを雨の中で見せました。
午後1時から始まる決勝レースもウエットのままで、雨も時折強く降ります。スタートは井口が担当し、予選3位の位置からスタートし、最後のロングスティントを山内英輝で追い上げる作戦です。
決勝レースは雨の中、セーフティカー(SC)の先導で始まり、4周のSCラップののちスタート。直後にGT500クラスのマシンが複数台絡むクラッシュして赤旗中断という展開となりました。再スタート後もコースアウトするマシンが多くSCやフルコースイエロー(FCY)になるケースが頻発しました。
そうした荒れたコンディションながら井口は順調に3位をキープします。ドライバー交代が許されるミニマム周回数が近づく頃、次第に井口はタイヤの摩耗が激しくなりペースが維持できなくなりました。井口は5位へ後退してピットイン。山内と交代します。
山内のスティントでは、レース中盤から終盤にかけて、スリックタイヤへ交換するチームも出始め、路面にはドライパッチが現れ始めます。山内は53周を終えた時点で再びピットに入りスリックタイヤに交換します。順位は総合で16位、14位、12位と周回するごとに順位は上がり、レース終盤は10位まで順位を戻すことに成功しました。
そしてラスト10周の時点で再びセーフティカーが導入され、レース再開後は10ラップのスプリントレースの様相となり、各マシンとも全力でポジションアップを狙います。山内は最終ラップで8位に順位を上げ、最終コーナーを抜ければチェッカーという場面で後続のマシンにプッシュされ、痛恨のスピンを喫してしまいました。山内は再スタートさせ13位でのゴールとなりました。
小澤総監督「残念ながらトップ10に残れませんでした。でも速さは見えたレースだったと思います。今日の戦略を振り返ると雨のコンディションでタイヤ選択の違いから順位の入れ替えが激しいレースでしたが、最後は8位に戻っていたので、十分競えるマシンになったと思います。ただ、残念な結果になってしまったので、これを糧に次のレースでいい結果が残せるように頑張っていきたいと思います」
次戦は5月3日(土)、4日(日)に富士スピードウェイで「FUJI GT 3 Hours RACE」が開催されます。得意な富士スピードウェイでのレース、次戦こそSUBARU BRZ GT300の表彰台にご期待ください。

























