NURBURGRING 24H RACE

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2026.05.22

SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2026、SP4Tクラス優勝

5月16日(土)・17日(日)、35万2,000名もの大観衆が見守る中、第54回ニュルブルクリンク24時間レースが開催され、88号車「SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2026」(カルロ・ヴァンダム/佐々木孝太/井口卓人/久保凜太郎)は、24時間139周を走破し、SP4Tクラス優勝を果たしました。SUBARU STIがニュルブルクリンク24時間レースでクラス優勝するのは2008年の初参加以来8回目となります。
【予選】 
本年のニュルブルクリンク24時間レースは期間中天候が優れず、気温が低い「寒いニュル」となりました。14日木曜日の公式予選1回目は、88号車SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2026は、まず久保凜太郎が2周計測ラップを走って佐々木孝太に交代。セッション序盤はイエロー区間が多く、レッカー車の出動も多かったのですが、佐々木が走っている時は比較的平穏だったようです。その後、カルロ・ヴァンダムと井口卓人も1周だけ計測ラップを走って予選を終えています。ベストラップタイムは佐々木の9分6秒239で、ST4Tクラス2位、全体の54位でした。
20時からの予選2回目は、あいにくの雨となりました。フルウェットではタイム短縮は望めないため、ヴァンダムと井口の二人がクォリファイの義務周回を終えたところで走行を終了しました。金曜日に行われた3回目の予選スタート時点はほぼフルコースドライでした。ヴァンダムはチャンスを伺い、早めにコースイン。1本目は前日タイムを5秒短縮する9分2秒568を記録し、2本目のアタックに入りましたが、途中イエローコーションが出されており、コンディションは悪化。チームは、これ以上のタイム短縮が望めないため、走行を中止しました。これによって最終的な予選ポジションが確定しました。
【決勝】
16日15時に決勝レースは、ヴァンダムのドライブでスタートしました。スタート時の気温は12℃でした。88号車SUBARU WRXは、まずSP4Tクラス首位の50号車VWゴルフGTIを追いかけることになります。50号車は、88号車SUBARUの3列前からのスタートです。3周目以降ラップタイムを上げていったヴァンダムは、7周目には50号車のすぐ後ろにまで迫り、8周目に50号車がピットインしたため首位争いには決着がつき、その後も逆転されることなくクラストップを独走することになります。
今年の特徴として全体的に気温が低く、曇り空が続きます。路面温度も上がりません。また、時々雨が降り部分的に路面を濡らすことがありました。そのためコース上は序盤からクラッシュが続出し、60km/hや120km/hといった速度制限付きイエロー区間が各所で発生し、全体のペースが上がりません。それでも88号車はヴァンダム、佐々木、井口、久保の順でそれぞれ8ないし9周ずつの連続周回をこなしながら、上位クラスの車両を追い上げて行きました。
マシントラブルや他車とのコンタクトはなく快調に周回を重ねた88号車は、4時間後には総合49位、8時間後の23時には総合42位へとポジションアップを果たします。深夜24時を過ぎると気温が下がり、6℃ほどとなりました。その後は雨雲が消えていき、コースコンディションは安定します。レースが折り返しを迎えた3時すぎに88号車は計画通りにピッインし、フロントブレーキ交換などのルーティンメンテナンスを行います。その際、左リアドライブシャフトのラバーブーツからグリスが漏れ始めているのを発見。結果的に唯一のイレギュラー作業となる同ドライブシャフトのアッセンブリー交換を実施することになりました。その後は再び元のペースに戻り、淡々と周回を重ねていきました。朝方となり、もうひとつイレギュラーなハプニングが発生します。午前2時台に60km/h指定のイエロー区間に速度超過で入ったことに対する裁定がくだされ、78秒間のペナルティストップが命じられます。しかし、ロスはわずかで済みました。
その後も順調にポジションアップを続け、午後3時すぎにアンカーの久保がドライブする88号車SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2026は、コントロールラインを通過。総合31位でチェッカーフラッグを受け、SP4Tクラス優勝を果たしました。周回数は139周で、走行距離は約3,527.5kmでした。
■沢田拓也監督のコメント 
「予選からなかなか路面などの環境状況が揃わず、タイムアタックのチャンスがなかったのは残念です。決勝レースも難しい環境が続きましたが、その状況でスリックタイヤとカットスリックだけでしっかり走れて、ピット回数も少なく、ほぼ計画通りのレース運営ができたのは良かったと思います。今回は80点のレースができたので、100点を目指してまた頑張ります」

【結果】

出走台数 161台
予選結果 68位 SP4Tクラス2位
決勝結果 31位 SP4Tクラス優勝 139周

【チーム体制】

総監督 高津益夫
チーム監督 沢田拓也
技術監督 渋谷直樹
ドライバー カルロ・ヴァンダム(オランダ)、佐々木孝太、井口卓人、久保凜太郎

【出場車両】

車名 SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2026
ベース車両 SUBARU WRX S4 (VBH)
エンジン FA24型4気筒水平対向DOHC16バルブ AVCS シングルスクロールターボ
最高出力 295kW (400PS) / 6,000rpm
最大トルク 590Nm (60kgf・m) / 3,500rpm
車両重量 1,310kg
ホイール BBS製 18インチ x 11J
タイヤ FALKEN製289/680R18
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