2026.05.10 - 全日本ラリー選手権第3戦 YUHO Rally 飛鳥 supported by トヨタユナイテッド奈良 Leg2
SUBARU Boxer Rally spec.Z、デビュー戦をクラス5位フィニッシュ
全日本ラリー選手権第3戦「YUHO Rally 飛鳥 supported by トヨタユナイテッド奈良」は競技最終日となる5月10日(日)、レグ2が行われ、SUBARUがサポートする新井敏弘/安藤裕一組は、SUBARU Boxer Rally spec.Zの初実戦をJN-1クラス5位でフィニッシュしました。
この日は『Soni Highland(10.07km)』、大会最長ステージとなる『Mt.Chausu Long(11.32km)』、『SSS Meihan(0.74km)』の3SSを2度ループする計6SS、SS走行距離計44.26kmという構成。速度域が高いが狭いという難しいセクションも登場することに加え、朝方はグリップが低い場所もあるなど、レグ1に続き難しいコンディションとなりました。一方でジムカーナ場のスーパーSSには多くの観客が集まり、全日本初登場のSUBARU Boxer Rally spec.Zの走りに大きな歓声が上がりました。
前日をJN-1クラス5番手で折り返した新井は、この日も安定して5番手タイムをマーク。このマシンで初めてとなる実戦では、競技スピードを保ちつつ走行距離を重ねることで、テストでは把握しきれない要素や症状も数多く経験しました。SS11では高速セクションでハーフスピンを喫する場面もありましたが、ラリー全体で様々なアクシデントが起こるなかでも無事にすべてのステージを走り切り、貴重なデータを収集しながら5位でラリーを終えました。
SUBARUスポーツ車両企画室の山田大輔は「現地でドタバタする場面もありましたが、なんとか無事に完走できて良かったです。最大の課題は熱とエンジンパワーでしょうか。それでも、大きく壊れることなく最後まで走れて、ダメな部分も分かってきたのはクルーふたりのおかげですし、チームの方々も本当にうまく対応してくれました。すごく大変ななか、最低限のラインはクリアできたと思います。加えて、多くのファンの方に見に来ていただけたうえ、格好良いと言ってもらうことができました。時間をかけて解決を図りたいと思いますので、しばらくは温かい目で見守っていただければと思います」と、SUBARU Boxer Rally spec.Zの初戦を振り返りました。
■新井敏弘「実戦でないと分からない課題を把握できました」
SUBARU Boxer Rally spec.Zでの初戦を5位で走り切った新井は「本格的な林道を長い距離走ったことで色々なデータを持ち帰ることができ、クルマの長所や課題が分かりました。やはり、実際に競技で走ってみないと分からないことがたくさんあります。トラブルもありましたが、ポテンシャルを感じられた点はすごくポジティブです。これからSUBARUと協力しながら、時間をかけて様々な対策を施してペースを上げていきます」と今後の抱負を語りました。
■メカニックコメント「モータースポーツ現場の空気感をぜひ体験してほしいです」
江戸綾
富士スバル株式会社 太田店
メカニック歴9年目
2021年の全日本ラリー選手権開幕戦新城ラリーで、SUBARU TEAM ARAIに参加した経験のある江戸。それ以降、個人的にも地区戦や全日本ラリーに出場するチームの手伝いに参加するなど経験を積み、再びSUBARU TEAM ARAIで整備を担当しました。
「前回参加した時と行う作業そのものは大きく変わりませんが、今回はSUBARU Boxer Rally spec.Zの初戦ということもあり、SUBARUへの注目度が非常に高かったです。私自身、このような環境でどれくらい対応できるのかを学ばせていただき、とても楽しかったです」と笑顔を見せます。
「ニュルブルクリンク24時間レースへの参加に必要な社内の資格を取ることができ、モータースポーツという環境のなかで初めてお会いした方と作業を行うことを自分なりに磨いていきたいと思い、今回の全日本ラリーに参加しました。担当は右フロントです。私自身もずっとSUBARU BRZに乗っているのですが、競技車両はついている部品がまったく違いますし、整備を行う環境も店舗とは異なりますが、クルマを安全に乗っていただくために整備する、という意味では店舗と同じだと思います。3日間という限られた期間で初めて顔を合わせるメカニックさんと一緒に作業をすることは、前回よりも意識してできましたが、技術的にはまだまだ。その点は課題として持ち帰りたいです」と語ります。
同じ店舗で働くメカニックたちに向けては、「空気感やプロのメカニックの方の仕事のやり方など、勉強になることがたくさんあるので、ぜひ一度はチャレンジしてほしいです。技術的な部分はもちろん、SUBARUのお客様はモータースポーツが好きな方が多いので、ラリーに行きましたと話をすると盛り上がっていただけますし、信頼も置いていただけるので、人気を高める効果もあると思います」と、モータースポーツ現場への参加について力強く勧めてくれました。
全日本ラリー選手権の次戦となる第4戦は、6月19日〜21日に愛媛県上浮穴郡久万高原町を拠点として開催される『久万高原ラリー』。最も高い部分で標高1400mを越える尾根を走るステージと、高速・低速区間が複雑に絡み合う林道を舞台に競われます。コースが山岳地帯のため天候が不安定で、雨や霧によって視界が遮られることも多い難関ターマックラリーです。SUBARU Boxer Rally spec.Zの課題をひとつずつ解決し、さらなる飛躍を目指すSUBARUの挑戦に、ますますの応援をよろしくお願いいたします。









