プロスケートボーダーでGRCドライバーでもあるチャールズ「バッキー」ラセックは、1972年12月3日メリーランド州ボルチモアで生まれた。ラセックは12歳でスケートボードを始め、アマチュアコンテストに参加した後、彼は1987年にパウエル・ペラルタ(スケートボードブランド)のタレントスカウトによって見出されている。同社はラセックをスポンサーとしてサポートし始め、そして1990年にはプロ契約を結んだ。その後世界的に知られる存在となり、Xゲームズでも幾度となく優勝しスター選手となった。

2012年5月には、ラセックはアスリートとしての身体能力が認められ、SUBARUラリーチームUSAに加入。同年グローバルラリークロス選手権に参戦するために選ばれたドライバー3人のひとりになった。2014年にラセックは3回GRCの表彰台に上がり、2回シリーズチャンピオンの経験があるタナー・ファウストより最終ランキングで上回り、目覚ましい活躍を見せた。しかし2015年からチームはニューマシンで参戦することになり、その開発年となった2015年シーズン序盤から彼はライバルたちに遅れをとることに。作戦を作り直すためにチームは1台だけで参戦することになり、ラセックはワシントン戦とバルバドス戦を欠場し、その間に日本のスバル本社を訪問した。

そのあとチームはマシン開発のペースを加速し、ラセックはニューリバー戦のラストチャンス予選で圧倒的な走りを見せ、決勝レースも一時的3位を走った。そしてロサンゼルスラウンドでは3位で予選を通過している。