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86/BRZ
2024.12.21

井口卓人がシリーズ2位を確定

GR86/BRZ Cup2024シリーズ表彰式

12月20日、静岡県の富士スピードウェイホテルで、「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup2024」のシリーズ表彰式が行われ、Team Takuty 1号車の井口卓人(ブリヂストン)がシリーズランキング2位を確定し、シーズンを終えました。
栄光のカーナンバー1を付けて、ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ井口は、5月に行われた開幕戦のスポーツランドSUGO(宮城県)にて、ファイナルラップの最終コーナーで逆転する熱戦を繰り広げ、優勝を飾りました。その後、第3戦と第4戦のダブルヘッダーで行われた、富士スピードウェイでの第3大会でもファステストラップを記録し2位表彰台に上がり、着実にポイントを重ねました。しかし、第5大会の岡山以降、最終戦までの3戦連続でマシントラブルによるリタイアが続いたため、残念ながらシリーズ優勝は逃すこととなりましたが、シリーズランキングでは2位に入り強さを見せました。また、同じくプロフェッショナルシリーズに2台のSUBARU BRZで参戦したRECARO RACING TEAMは、苦戦が続くことが多かったものの、第2大会のオートポリスで近藤翼(ダンロップ)が3位表彰台を獲得しています。
今回のシリーズ表彰式は、これまで最終戦の終了後にサーキットで行っていた形式から新たに立食のビュッフェスタイルとなり、より特別感のあるものとなっています。会の序盤では、パートナー挨拶として株式会社SUBARU商品事業本部主査モータースポーツプロジェクトの嶋村誠がスピーチを行い、「レースの現場で得たフィードバックは、量産車のプロジェクトにも逐一報告しています。量産車ベースのために様々なことがあると思いますが、良いクルマを作りに活かしていけたらと思います。みなさん今年1年間お疲れ様でした」、と述べました。表彰式では、シリーズランキング1位〜5位までの選手に対して、記念品と賞金が手渡されました。シリーズランキング2位と賞金150万円を手にした井口は、今シーズンを振り返り次のようにコメントしています。「不安とワクワクした気持ちで臨んだ開幕戦を勝つことができ、結果的にこれがブリヂストン勢で唯一の優勝となったため、大きな意味を持つレースになったと思います。そこから、ポイントをしっかり取って、トップのライバルと拮抗したレース展開となりましたが、後半戦で差が開いてしまいました。2レースあった富士ラウンドは、難しいコンディションだった1日目とドライコンディションの2日目、表彰台に上がることができたことと、ファステストラップを記録できたことが印象的でした。ここ数年は、ドライバーのスキルも向上してきており、予選のコンマ5秒の変化で、10グリッド変わるように1mmも気を抜くことのできません。決勝もワンミスで大きく順位が落ちてしまう中で、ドライバーとしてはやりがいがありますが緊張感のあるレースです。シリーズランキング2位は1年間、チームのみんな、ディーラーメカニックの皆さんが頑張ってくれた成果だと思っています。SUBARUディーラーチームとして、来年も全力で取り組んでいきたいと思います」、とコメントしました。
表彰式後には、2025年の暫定スケジュールが公開され、開幕戦は4月6日に大分県のオートポリスで行われることがアナウンスされました。

今シーズンもSUBARU BRZを応援いただきありがとうございました。
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