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RALLY
2024.11.18

SUBARU WRX S4、再びラリージャパンに参戦

世界ラリー選手権第13戦 フォーラムエイト・ラリージャパン2024 プレビュー

11月21日(木)〜24日(日)にかけて、2024年世界ラリー選手権の最終戦となる『フォーラムエイト・ラリージャパン2024』が、愛知県豊田市を拠点として開催されます。新井敏弘選手/井上草汰選手は、4日間にわたって行われるターマックラリーにSUBARU WRX S4で挑みます。

ラリーは21日(木)の夕方、豊田スタジアムでのセレモニアルスタートを経て、スタジアム内に特設されたスーパーSSで幕を開けます。その後3日間は愛知県・岐阜県を舞台に、合計21SS(SS総走行距離302.59km)が予定されています。

■多種多様なコンディションへの対応力が攻略のカギ


ラリージャパンのSSとして使われるコースは、非常に広範囲にわたります。スタジアム内の特設SS、公園内の道路を使用したテクニカルコース、集落や田畑の間を駆け抜ける県道や町道といったハイスピードコースなど様々な種類があるだけでなく、複数の山を組み合わせている距離の長いSSが多いため、ステージの途中で路面が変わるなど、多様な性格を持っています。また、季節柄、路面は落ち葉で覆われることもあり、天候が悪化すれば非常に滑りやすくなるなど油断のできないコンディションとなります。2023年よりも開催時期が遅く、特に朝晩は気温や路面温度が低くなることが予想され、タイヤのマネージメントも重要なポイントと言えるでしょう。

各SSの距離は長く、1日あたりのSS走行距離は全日本ラリー選手権1戦分を上回るほど。選手には高い集中力と体力が求められるだけでなく、クルマにも信頼性多岐に渡るステージに対する対応力など、様々なコンディションでの安定性が不可欠です。また、すべての4輪駆動車はピレリタイヤを装着することが規定で定められており、新井敏弘選手にとっては普段の全日本ラリー選手権とは異なるタイヤの特性を探りながらの戦いとなります。

サービスパークは豊田スタジアムの駐車場に置かれるほか、金曜日は愛知県の『どんぐりの里いなぶ(豊田市)』、土曜日は岐阜県の『中津川公園(中津川市)』にタイヤフィッティングゾーンが設けられており、簡易な整備作業が行われます。ぜひSUBARU WRX S4を整備するメカニックたちにも声援をよろしくお願いします。

■前戦ハイランドマスターズの仕様をベースに、長丁場へ

新井敏弘選手の駆るSUBARU WRX S4は、確実な手応えを得られた全日本ラリー選手権第8戦ハイランドマスターズでの仕様をベースに、各所をファインチューニング。SUBARU技術本部と連携し、全日本ラリー選手権数戦分のマイレージとデータを得る貴重な機会と捉え、過酷なラリーに挑みます。

今大会には、SUBARUがサポートする新井敏弘選手をはじめ、JR1クラスに2台のSUBARU車がエントリーします。2024年シーズンを締めくくる国内最大規模のラリー。SUBARU勢の力走にご声援をよろしくお願いします。

●フォーラムエイト・ラリージャパン2024
https://rally-japan.jp/
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