11月22日(金)、2024年世界ラリー選手権第13戦「フォーラムエイト・ラリージャパン」の競技2日目が行われました。この日は合計8SS、総SS距離126.00kmという、大会最長の1日。SUBARUがサポートするSUBARU WRX S4の新井敏弘/井上草汰は一時JR1クラスの首位に立ったもののトラブルに見舞われ、SS4を終えた段階でリタイアを決めました。
競技2日目は豊田市の東側に広がるエリアを中心にSSが設定されます。前日の夜に行われたSS1でJR1クラスの2番手につけた新井は、この日のオープニングステージであるSS2『Isegami's Tunnel 1(23.67km)』でクラスベストタイムをマーク。前日首位につけていたライバルがリタイアしたこともあり、JR1クラスのトップに浮上します。ところがこのSSを走行中に、ブレーキにトラブルが発生。応急処置を施しトラブル箇所をいたわりつつ臨んだSS3『Inabu/Shitara 1(19.38km)』ではクラス2番手タイムをマークし、JR1クラスの首位を守ることに成功。しかしSS4『Shinshiro 1(17.41km)』ではエンジンにトラブルが発生してパワーを失い、その影響でクラス2番手に後退することに。SS4の後にタイヤ交換など軽微な作業を行うタイヤフィッティングゾーンであらためて各所のチェックを行い、車両のダメージを勘案してデイ離脱を決断しました。チームは以降の再出走を目指します。
2024.11.22
競技2日目、新井敏弘はトラブルで戦線離脱。明日以降の再出走を目指す
世界ラリー選手権第13戦 フォーラムエイト・ラリージャパン2024 DAY2
競技3日目となる11月23日(土)は、岐阜県恵那市・中津川市を中心としたエリアにSSが設定され、SS10/13『Mt.Kasagi(16.47km)』、SS11/14『Nenoue Kougen(11.60km)』、SS12/15『Ena(22.79km)』を走ったあとに、SS16『TOYOTA STADIUM SSS 2(2.15km)』で締めくくる合計7SS、総SS距離103.87kmで競われます。新しいSSであるSS10/13『Mt.Kasagi(16.47km)』は、恵那笠置山モーターパークのジムカーナセクションでスタートし、林道へと続く新コースです。この3日目も、ラリーカーの整備や修理などを行うサービスはSS10を走行する前の15分間とSS15の走行を終えたあとの45分間の2回のみで、タイヤフィッティングゾーンを挟み6本のSSをサービスなしで一気に走るタフなラリーとなります。引き続き、SUBARU WRX S4への応援をよろしくお願いします。