2025.05.04 - SUPER GT 第2戦 富士スピードウェイ決勝
SUBARU BRZ GT300 勝利目前でマシントラブル発生 8位フィニッシュ
ゴールデンウイーク中ということもあり、シリーズで最も集客数の多い今大会は2日間で8万2500人の大観衆を集めました。
SUBARU BRZ GT300は前日の予選で2位を獲得しており、決勝に期待できる流れがありました。マシンコンディションも公式練習の時から好調で、タイヤのマッチングも良く、またロングランでの耐久性も期待どおりのデータが揃っていました。
SUBARU BRZ GT300は前日の予選で2位を獲得しており、決勝に期待できる流れがありました。マシンコンディションも公式練習の時から好調で、タイヤのマッチングも良く、またロングランでの耐久性も期待どおりのデータが揃っていました。
午後2時11分にフォーメーションラップから始まり、2回のピットインと給油が義務付けられた3時間レースが始まりました。BRZ GT300は山内英輝がスタートドライバーを務め、次のスティントも山内が走り、最後が井口卓人というローテーションで臨みました。
ポールポジションの777号車が速く、山内は引き離されないようについていく展開で始まり、2位のポジションをキープします。10周をすぎるとトップ2台が後続を引き離し、序盤のトップ争いは777号車とBRZ GT300の2台に絞られます。
最初のピットインで山内はタイヤ4本交換と給油のフルサービスを行ないコースに戻ります。総合11位、ピットインを済ませた中では5位でした。新品タイヤを履いた山内は好タイムを連発し、自己ベストも更新します。
山内はコース上で強豪のGT3勢を抜き去り、55周目にはトップに立つことができました。BRZ GT300はそのままトップをキープし69周目にピットインし、最後のスティントを井口に託します。
2回のピットを済ませた中でトップは777号車で井口は2位です。じつは777号車はレース中にタイヤバーストがあり、想定外のピットインをしており、終盤に給油の必要が残っていました。ですから井口は実質トップに立つ可能性が高く、実際、99周目にBRZ GT300はトップに立ちました。
レースは残り30分を切ってます。2位の6号車の追い上げがあるものの、計算では逃げ切れる展開でした。そして3時間を迎えた時トップの井口はファイナルラップに入りました。6号車とは2秒以上の差があり、優勝は目前でした。しかし、セクター3の最後のコーナー手前で、突如マシンが悲鳴をあげ止まってしまいました。
井口はコースサイドの安全な場所にBRZ Gt300を止めて、レースを終えました。
小澤正弘総監督「申し訳ありません。正確にはまだわかりませんが、エンジン系かもしれません。全てが想定通りに展開できた良いレースでしたが、最後に台無しにしてしまいました。しっかり原因を究明し対策をします。次戦は真夏のマレーシアです。今回路面温度も55度ほどまで上がり、暑いコンディションでのマッチングは良いので、自信を持って挑みたいと思います」
レース結果は8位となり、ポイントを獲得しました。次戦のSUPER GT第3戦は6月27日(金)、28日(土)にマレーシアのセパン・サーキットで開催されます。今回、優勝はできませんでしたが、夏に強いBRZ GT300で全力で挑んで参りますので、引き続き応援をお願いします。























