2016.10.14 - グローバル・ラリークロス第12戦 ロサンゼルス・レースレポート
GRC第12戦、アトキンソンが予選トップタイムをマーク
グローバル・ラリークロス(GRC)の第12戦は10月9日にロサンゼルス港で開催され、クリス・アトキンソンは7位、デビッド・ヒギンズは9位で完走、新井敏弘はLCQで7位となり決勝には残れずレースを終えました。
10月7日、8日に開催された第11戦に続く、第12戦は予選とレースの双方を9日にこなすスケジュールです。気温33°C、湿度49%という天候の下で、コースのダートセクションは非常に滑りやすいものでした。また、距離は0.699マイル(1.12km)のコースレイアウトは前戦と変わらないもので、コースは短いものですが、タイトコーナーが多くオーバーテイクのチャンスは豊富です。参戦台数は13台で、通常A/Bについて各々2回ずつあるヒートレースの2回目を省略して開催されます。
予選は、アトキンソンは42秒594のタイムで初めてのポールを獲得しました。ヒギンズは43秒573で12番手。新井は43秒308のタイムを出したものの、走行中のペナルティをとられた結果、44秒311で13番手となりました。 アトキンソンは「予選はとてもよかった! タイヤがベストコンディションで走れるのは1ラップだけで、僕たちはそのためにクルマを上手く作り上げることができました。P1を穫れたのは最高! チームにとっても今年の一つのハイライトになったと思います。最近P3が多かったけれど、よくなってきているし、これはクルマのセットアップをすすめるのに大切なポイントだと思う。いずれにしても、トップチームと同じようなラップタイムを記録できるようになって最高の気分です」と語りました。
新井は「昨日のマシントラブルの後遺症か、スポッターと交信する無線が聴き取りにくくなってしまって、後ろから来る速いクルマをブロックすることになってしまいました。いつもは速い車が来たらスポッターが教えてくれるけど、それが聞き取りにくかった。結果、オフィシャルの裁定で僕のもっと遅いタイムが正式な予選タイムになってしまった」と言いました。
予選は、アトキンソンは42秒594のタイムで初めてのポールを獲得しました。ヒギンズは43秒573で12番手。新井は43秒308のタイムを出したものの、走行中のペナルティをとられた結果、44秒311で13番手となりました。 アトキンソンは「予選はとてもよかった! タイヤがベストコンディションで走れるのは1ラップだけで、僕たちはそのためにクルマを上手く作り上げることができました。P1を穫れたのは最高! チームにとっても今年の一つのハイライトになったと思います。最近P3が多かったけれど、よくなってきているし、これはクルマのセットアップをすすめるのに大切なポイントだと思う。いずれにしても、トップチームと同じようなラップタイムを記録できるようになって最高の気分です」と語りました。
新井は「昨日のマシントラブルの後遺症か、スポッターと交信する無線が聴き取りにくくなってしまって、後ろから来る速いクルマをブロックすることになってしまいました。いつもは速い車が来たらスポッターが教えてくれるけど、それが聞き取りにくかった。結果、オフィシャルの裁定で僕のもっと遅いタイムが正式な予選タイムになってしまった」と言いました。
7台6周で争われたヒート1Aにはアトキンソンと新井が参戦。アトキンソンは1列目イン側からスタートし、3位フィニッシュ。新井は3列目イン側からスタートし、5位でヒートを終えたましたが「アグレッシブドライビング」とみなされ、失格とされました。
新井は「できるだけ誰もヒットしないようにしていたし、逆にヒットされた印象だったけれど、僕のペナルティとなってしまった」と言いました。
ヒギンズは6台6周のヒート1Bで2列目アウト側からスタートし、5位となりました。
新井は「できるだけ誰もヒットしないようにしていたし、逆にヒットされた印象だったけれど、僕のペナルティとなってしまった」と言いました。
ヒギンズは6台6周のヒート1Bで2列目アウト側からスタートし、5位となりました。
続く6台6周で争われる準決勝Aで、アトキンソンは2列目イン側からスタートし、3位完走しましたが、彼もまた「アグレッシブドライビング」のため、5秒のペナルティーを受けてしまい格し、LCQに参戦することになりました。ヒギンズは2列目センターから走り出し一時は3番手を走行していましたが、他車との接触で2本のタイヤがパンクし完走できず、LCQ出走となりました。新井は7台6周で争われた準決勝Bで、2列目アウト側からスタートし7位でフィニッシュ。彼もLCQに参加することになりました。
LCQでは、アトキンソンは2列目イン側、ヒギンズは3列目イン側、そして新井は2列目アウト側からスタートです。アトキンソンは2位、ヒギンズは6位となり、2人は決勝レースに進出したものの、残念ながら新井は7位でレースを終え、決勝に進出できませんでした。
LCQでは、アトキンソンは2列目イン側、ヒギンズは3列目イン側、そして新井は2列目アウト側からスタートです。アトキンソンは2位、ヒギンズは6位となり、2人は決勝レースに進出したものの、残念ながら新井は7位でレースを終え、決勝に進出できませんでした。
新井は「やっとクルマの走り方に慣れてきました。GRCでレースするのがとても楽しかった。今回のチャンスに感謝します。また機会があれば、もっといいポジションを穫ってみせたいですね。いつプッシュすべきかいつ控えるべきかもわかってきたので、もっとタイムも削れだろうし、頭を使って走れるはず。絶対にまた来たいですね。それにチームの雰囲気が素晴らしくて、みんな頑張っていて、そしてみんな楽しんでやっているけれど、真面目にならないといけない場面ではさっと集中する。アメリカのチームで走るのは初めてだったから、見方が変わりました。このチームが気に入りました。とてもプロフェショナルです」と語りました。
12台12周で競われる決勝で、アトキンソンは3列目センターから、ヒギンズは4列目アウト側からスタートし、アトキンソンは7位、ヒギンズ9位でゴールしました。
12台12周で競われる決勝で、アトキンソンは3列目センターから、ヒギンズは4列目アウト側からスタートし、アトキンソンは7位、ヒギンズ9位でゴールしました。
アトキンソンは「グリッドポジションがよくなくて、スタート直後の混乱を避けられなかった。まるで、600馬力のバンパーカーみたいでした。やはりヒートレースや準決勝でもっと上手く走って、決勝で前列スタートできるようにしないといけないですね。そして、もうちょっと調整してスタートを万全にしたいです。とはいえ、チームの仕事ぶりにはとても感心しています。数レース前、僕たちはトップより1.5〜2.0秒遅れだったのが、今回は予選でポールも穫れたし。この分なら、早々にマシンのポテンシャルを完全に引き出して、もっといい結果を出せるようになるでしょう。そのためにもチームワークはすごく大事です」と言いました。
ヒギンズは「一日中、常にセットアップをし続けながらの走行だったけれど、最終的には大満足です。序盤はハンドリングがバッチリあっていたけれど、ペースはなかなか上げられなかった。だけど、決勝前にチームがエンジンマッピングをいじってくれて、マシンを完璧に仕上げてくれた。そのおかげでいいスタートが切れて、5番手を走ることができました。ライバルとの接触で またパンクしてしまい結果9位となりましたが、クルマは素晴らしい仕上がりになってきています。クリスが予選でポールを穫れたのも、その証拠。短い間に僕たちは開発チームから、競争ができるチームになってきていて、0.01秒差を追うようになり、スプリットタイムでトップマシンと戦えるようになった。もう苦労していない、レースしていると思います」と語りました。
ヒギンズは「一日中、常にセットアップをし続けながらの走行だったけれど、最終的には大満足です。序盤はハンドリングがバッチリあっていたけれど、ペースはなかなか上げられなかった。だけど、決勝前にチームがエンジンマッピングをいじってくれて、マシンを完璧に仕上げてくれた。そのおかげでいいスタートが切れて、5番手を走ることができました。ライバルとの接触で またパンクしてしまい結果9位となりましたが、クルマは素晴らしい仕上がりになってきています。クリスが予選でポールを穫れたのも、その証拠。短い間に僕たちは開発チームから、競争ができるチームになってきていて、0.01秒差を追うようになり、スプリットタイムでトップマシンと戦えるようになった。もう苦労していない、レースしていると思います」と語りました。