2019.03.25 - TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race第1戦 鈴鹿・決勝
スバルマイスターのDNAが受け継ぐ新井大輝がいきなり予選で魅せた


このクラブマンシリーズの2分割によって、上位選手でなくても表彰台に上がる可能性が拡がり、また速い上位ドライバーとビギナードライバーが混走することによるアクシデントを予防する意味もあります。整理されたレース構成はGAZOO Racing 86/BRZ Raceの人気をさらに高めることになるに違いありません。
鈴鹿サーキットで開催される開幕戦へのエントリー台数は、プロフェッショナルシリーズが32台、クラブマンシリーズのオープンクラスが38台、エキスパートクラスが31台の、合計101台。そのうちSUBARU BRZ勢は、それぞれ3台、3台、2台の計8台です。

プロフェッショナルシリーズの予選では、久保凜太郎が16位、井口卓人が19位と苦しむ中、新井大輝は初参戦ながら13位。レース経験ゼロながらも、まずは速さを証明してくれました。
クラブマンシリーズ・オープンクラスの予選では、#321三尾修が25位、#64鈴木祐子が32位、#4片岡照仁が36位となりました。エキスパートクラスには、昨年も参戦してきた#89池島実紅と#315舩井俊仁がエントリー。その予選では、池島実紅が12位、舩井俊仁が17位となりました。

クラブマンシリーズ・オープンクラスの決勝レースは、波乱のあったレース展開でしたが、3台とも無事完走を果たしました。#321三尾修が24位、#64鈴木祐子が25位、そして#4片岡照仁が31位というリザルトになりました。
エキスパートクラスの決勝レースは、#89池島実紅、#315舩井俊仁ともに確実にポジションを上げ、最終的に池島実紅が11位、舩井俊仁が13位でフィニッシュしました。

「予選順位から1つ上げて11位なんですけど、今日のレースでは10位は見えなかったですね。ちょっと差があったという感じです。フィーリング的には良いイメージではあったんですが、それでも速さが足りないですね。次の富士では前進したいですね」
プロフェッショナルシリーズの決勝レースでは、SUBARU BRZ勢で予選最上位の#973新井大輝に期待がかかりましたが、やはりレース経験ゼロというハンデが効いて、少しずつ順位を落とす展開に。それでも最終的に17位となりました。予選16位からスタートした久保凜太郎は少しずつ慎重に順位を上げ10位となり、シリーズポイントを獲得しました。予選19位の井口卓人も12位まで順位を上げることに成功しました。