86/BRZ

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RACE REPORT

2019.07.08 - TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race第5戦・決勝
井口卓人が1年ぶり2位表彰台に立つ
梅雨真っ只中の7月初旬、TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 第5戦は、富士スピードウェイで7月6日〜7日に開催されました。レースウィークに入っても、路面が完全なドライになるシーンも少なく、豪雨によって走行枠が赤旗・キャンセルになるシーンもありました。当然レースに向けて、雨対応をテストすることになりました。
梅雨時期の雨の難しさは、その降雨タイミングが読めないだけでなく、雨量も判断が難しいことです。想定される様々な状況を考慮して、テストが繰り返されました。しかし結果から見ると、予選、決勝レースとも、そうした準備が反映されない! ということになったのです。

前回、第2戦4月の富士では初の2ヒート制が採用されました。しかし今回は2ヒート制は採用されず、1ヒート制となりました。シンプルなレース構成によって、スプリントレース本来のスリリングなレース展開が期待されました。

エントリー台数は138台。クラブマンシリーズ・オープンクラスが62台、エキスパートクラスが40台、そしてプロフェッショナルシリーズが36台です。そのうちSUBARU BRZは、それぞれ10台、4台、2台の、合計16台となりました。
予選結果とともに、SUBARU BRZドライバー紹介をします。クラブマンシリーズ・オープンクラス、予選1組は#501廣田光一が11位、#209五賀貴男が13位、#402酒井強志が17位となりました。予選2組では#278高部一竹が19位、#507羽鳥明が22位、#555小島諒太郎が24位、#601大熊優希が28位、#4片岡照仁が29位。また#64高橋正恭、#270江原聖洋は予選に出走しませんでした。

全体のトップタイムは2組が記録したので、1組は22位まで、2組は23位までが予選通過となります。また各組25位までが決勝Bレースへと進むことができます。

クラブマンシリーズ・エキスパートクラスは、#89池島実紅が15位、#315舩井俊仁が29位、#169竹之内宏樹が35位、#373小日山典明が37位となりました。

プロフェッショナルシリーズは、#88井口卓人が4位、#87久保凜太郎が22位。このところ好調を維持している井口卓人が、2列目のグリッドからスタートすることになります。好結果が期待できそうな予選です。
今回もスバルディーラーから選抜された6名のサービスエンジニアが、CG ROBOT RACING TEAMでレースメカニックを体験しました。富士スバル太田西店の新井宏友さん、岐阜スバル自動車各務原店の林真広さん、スバル信州長野テクニカルセンターの徳武康貴さん、北陸スバル自動車高岡店の南晃平さん、三重スバル自動車四日市店の加納優馬さん、大阪スバル帝塚山店の江戸綾さん、以上6名です。

決勝レースが行われた7月7日、雨の予報もありましたが、富士スピードウェイは太陽が顔を覗かせることはなかったものの、路面はドライ。想定外のコンディションの中で、決勝レースは開催されました。

クラブマンシリーズ・オープンクラスは、#501廣田光一が10位、#209五賀貴男が14位、#402酒井強志が34位、#278高部一竹が37位、#507羽鳥明が39位となりました。またオープンクラスの決勝Bレースでは、#555小島諒太郎が3位となりました。
クラブマンシリーズ・エキスパートクラスでは、#89池島実紅が16位、#315舩井俊仁が22位、#169竹之内宏樹が34位、#373小日山典明が36位となりました。

今回のクラブマンシリーズ、予選を通過したSUBARU BRZ勢は、全車完走を果しました。 池島実紅のコメント
「前回の富士では予選シングルだったり、数字としては良かったんですが、今回は予選も僅差で争うようなシビアなレースで、そういう意味では私としては乗る機会も増えて、スキルアップしていることを実感しています。シーズン後半戦は、結果につながるようにがんばります」

プロフェッショナルシリーズでは、予選4番手からスタートした#88井口卓人が、素晴らしい追い上げをみせ、終盤はトップを争いを展開。惜しくも優勝には届かなかったものの、2位表彰台を獲得しました。#87久保凜太郎は24位でした。
井口卓人のコメント
「クルマがしっかりと決まってくれて、ボクは何も変わっていなくて、チームががんばってくれて、タイヤもコンディションにマッチしていましたね。もうひとつでも予選で前に居れば、違った展開になったと思います。本当に調子が良かったですね。久しぶりに表彰台に立てて、この好調を維持して、次の十勝は好きなサーキットでもありますし、いい結果を出したいと思います」

次戦、TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 第6戦は、8月17日〜18日に北海道・十勝スピードウェイで、2ヒート制で開催されます。
2019.07.02 - TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race第5戦・プレビュー
2ヒート制非採用でシンプルな第5戦富士 凱旋レースとなる井口卓人の走りに注目
シーズンも後半戦に入ります。第5戦の舞台は、再び富士スピードウェイ。第2戦から3カ月ぶりとなる、今シーズン2回目の富士です。
第2戦は今シーズンから導入された1大会2ヒート制が、初めて開催されたレースでした。その大きなファクターとなる2ヒートを持たせるためのタイヤ選択について、その情報がパドックを駆けめぐっていました。しかし、今回の第5戦は2ヒート制は採用されず、これまでと同じ通常のレース構成になります。一発勝負のスプリントらしい、緊張感のあるレースが展開されることでしょう。
梅雨時期ということもあり、雨が絡むレースになる可能性は低くないでしょう。観戦する場合には雨具の用意は必須ですが、チームやドライバーもまた、さまざまな状況を想定してレースに望みます。雨の量と温度に合わせて、マシンのセットアップを変更しなければなりません。雨のレースでは、それがピタリと合わせられたドライバーが、活躍することができるのです。
エントリー台数は、プロフェッショナルシリーズ35台、クラブマンシリーズ・エキスパートクラス39台、オープンクラス63台。合計137台という数字は、もちろん今シーズン最多です。とくに目立つのはオープンクラスのエントリー数でしょう。そのうちSUBARU BRZは、プロフェッショナルシリーズ2台、エキスパートクラス4台、オープンクラス10台の、合計16台です。
プロフェッショナルシリーズは、CG ROBOT RACING TEAMの#87久保凜太郎と#88井口卓人の2名が参戦します。ニュルブルクリンク24時間レースで、SUBARU WRX STIをクラス優勝/総合19位へと導いた井口卓人にとっては、凱旋レースとなります。SUBARU BRZの88号車へと乗り換え、活躍する姿を期待しましょう。前戦オートポリスでの上位入賞もあり、今回の久保凜太郎&井口卓人には注目です。

クラブマンシリーズ・エキスパートクラスには、#89池島実紅、#169竹之内宏樹、#315舩井俊仁、#373小日山典明の4名のドライバーがエントリーしています。
オープンクラスには、#4片岡照仁、#64高橋正恭、#209五賀貴男、#270江原聖洋、#278高部一竹、#402酒井強志、#501廣田光一、#507羽鳥明、#555小島諒太郎、#601大熊優希、以上10名がチャレンジします。富士スピードウェイの場合には、フルグリッドが45台です。オープンクラスのエントリーは63台ですから、ドライバーはまず予選を45位以内で通過しなければなりません。

TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 第5戦は、富士スピードウェイで開催されます。7月6日(土)に予選、7月7日(日)に決勝レースが行われます。いくつかのワンメイクレースの他に、世界のスーパーカーが競うブランパンGTアジアが同時開催されます。
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