86/BRZ

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RACE REPORT

2019.06.16 - TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race第4戦 オートポリス・決勝
井口卓人が超接近戦バトルの中6位で今シーズン初入賞を果す
日本各地が梅雨入りする中、気象庁によれば大分県が含まれる九州北部はまだ宣言が出ていません。TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2019の第4戦の舞台は、大分県・オートポリスです。6月15日(土)〜16日(日)、九州のアマチュアドライバーたちが集結するオートポリスの地方戦=ゴールドカップレース第2戦で開催されました。
プロドライバーや九州の地元ドライバーならともかく、アマチュアドライバーにとってはオートポリスは極めて経験の少ないコースのひとつになります。しかもアップダウンに富み、難しい複合コーナーもあり、チャレンジングなコースレイアウトです。攻略するのは大変です。現役ラリードライバーであり、プロフェッショナルシリーズに参戦している#973新井大輝は、オートポリスのコースについてコメントしてくれました。

「コース幅も狭くて、アップダウンもあるし、ヨーロッパのハイスピードなターマックラリーのような感じですね。だから楽しいですよ。まだ1日しか走っていないので、タイムを出すというところまではいきませんけど、走らせていて楽しいコースですね」

オートポリスはコース脇から観戦するのも楽しい場所がいくつもありますが、走らせればもっと楽しいことになるのでしょう。

エントリー台数はプロフェッショナルシリーズが24台、クラブマンシリーズ・エキスパートクラスが20台、オープンクラスが14台の、計58台です。そのうちSUBARU BRZ勢は、プロフェッショナルシリーズが3台、クラブマンシリーズ・エキスパートクラスが2台、オープンクラスが2台の、合計7台です。
予選結果とともに、SUBARU BRZドライバーを紹介しましょう。オートポリスというコース自体が難しいのに、さらに降雨という厳しい状況で、予選は行われました。

プロフェッショナルシリーズは、#88井口卓人が6位、#87久保凜太郎が7位、そして#973新井大輝が20位となりました。CG ROBOT RACING TEAMは開幕戦から維持している好調が、そのまま予選結果に出た形です。一方の新井大輝はオートポリス初走行。アップダウンがあり、難しいコーナーがいくつか配置されている難コースだけに、走行時間不足といったところでしょう。

  クラブマンシリーズ・エキスパートクラスは、#89池島実紅が8位に入りました。しかし#315舩井俊仁は予選アタック中にエンジントラブルが発生しSTOP。予選タイムはその前の周、ウォーミングアップのタイムとなってしまい、最下位の20位となりました。

クラブマンシリーズ・オープンクラスでは、#321三尾修が10位、#150中嶋慎次が14位となりました。
今回のレースでは各地のスバル販売会社から、6名のサービススタッフが派遣され、CG ROBOT RACING TEAMでレースメカニックを経験しました。その6名は、熊本スバル自動車東店の坂口裕哉さん、南九州スバル花ケ島店の永山博さん、大分スバル自動車大分店の清松隆浩さん、福岡スバル西港店の中山忠彦さん、広島スバル中広店の佐々木健太さん、兵庫スバル太子店の寺尾裕哉さんです。

土曜日、第1ヒートは予選同様に雨の中、開催されました。今回、クラブマンシリーズはエントリー台数が少ないため、エキスパートクラスとオープンクラスは混走となりました。

クラブマンシリーズ・エキスパートクラスでは、池島実紅は途中他車との激しい接触もありましたが12位、舩井俊仁は15位と、ともに完走しました。オープンクラスでは、中嶋慎次が11位で完走しましたが、三尾修はわずか1周でリタイヤとなりました。

プロフェッショナルシリーズでは、井口卓人が激しいバトルの中で7位、久保凜太郎はトラブルもあり17位、そして新井大輝は24位となりました。
どちらのレースも第1ヒートは雨の中であり、アクシデントが散発的に発生し、セーフティカーが何度も導入されました。それだけに順位の入れ代わりが激しいレースになりました。

日曜日の第2ヒート、当初の天気予報では曇りでしたが、雨が残ったような形で小雨が時折強くなる、といった感じの天候になりました。時間が経つにつれて路面が乾いてゆく難しいコンディションです。

まずクラブマンシリーズですが、エキスパートクラスでは池島実紅が12位、舩井俊仁が13位となりました。

池島実紅のコメント
「レース前はホームストレート側は晴れていたし、路面もマダラに乾いてきていたので、ドライ方向へタイヤの内圧を振ったら、バックストレート側ではまだ雨がパラついていてタイヤが全然温まらなくて、難しかったですね。じつはこのレースで雨というのは初めての経験だったので、そういう意味ではいい勉強にもなったし、データも得ることができました。今週は予選が8位だったんですけど、それでもアタック中に赤旗が2回も出て、最後の最後にやっと出したタイムだったので、次の富士でも、今までよりは少し前に出ることができるそうな気がします」
プロフェッショナルシリーズは、井口卓人が接近戦のバトルを戦い6位、久保凜太郎は13位、新井大輝は22位となりました。

井口卓人のコメント
「ペース的には前半は厳しかったんですが、中盤から後半にかけては周りのマシンよりもペースが良くて、いいバトルができたかなと思います。本当はもっと前で走ってバトルができれば良かったんですけど、ね。今シーズンは開幕戦はポイントが取れず、富士ではトラブルが出てしまって、SUGOはニュルブルクリンク24時間レースの関係で出場することができなかったので、4戦目でこういう形でポイントをゲットすることができて、これをキッカケにシーズン後半は上位でレースしていきたいと思います」

次戦、第5戦は再び富士スピードウェイで、7月6日(土)〜7日(日)に開催されます。数多くのワンメイクレースが開催される「ザ・ワンメイクレース祭りSUMMER」というタイトルで、開幕戦以来の1ヒート制で行われます。
2019.06.10 - TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race第4戦 オートポリス
地元ドライバー優位のオートポリス 3人のプロの活躍に期待
シーズンも中盤戦へと入ってきたTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race。第4戦は6月15日(土)〜16日(日)、九州の走り屋たちが集う大分県オートポリスで開催されます。
アップダウンが強く、全体的にハイスピードなコースレイアウトには、難所がいくつか潜んでいます。しかもオートポリスは、走行機会がプロドライバーでも少なく、アマチュアドライバーの中には上位争いをしている選手でも初走行というケースもあります。それだけに地元ドライバーに優位性があるコースといえるでしょう。

じつはオートポリス、日本で唯一86/BRZレースの地方戦が開催されているサーキットです。オートポリスだけで年間3戦がスケジューリングされており、今回のレース 、そのうちの1戦として設定されています。オートポリス地方戦のドライバーには、今回入賞すると全国シリーズ戦のポイントを獲得するだけでなく、地方戦のポイントも同時に手にすることができます。
トヨタのホームコースであり、スバルの馴染みもある富士スピードウェイが出身地だとすれば、地方戦が唯一開催されるオートポリスは第2の故郷のようなものかもしれません。

エントリー台数は、クラブマンシリーズ・オープンクラスが14台、エキスパートクラスが20台、プロフェッショナルシリーズが24台の、合計58台。そのうちSUBARU BRZ勢は、オープンクラス2台、エキスパートクラス2台、そしてプロフェッショナルシリーズが3台で、合計7台となりました。
オープンクラスは#150中嶋慎次と#321三尾修、エキスパートクラスは#89池島実紅と#315舩井俊仁、プロフェッショナルシリーズは#87久保凜太郎と#88井口卓人、#973新井大輝という名前がエントリーリストに並びました。

注目されるのはやはりプロフェッショナルシリーズの3名です。今シーズン開幕戦からコンスタントに上位に顔を出している久保凜太郎だけでなく、地元九州から世界に羽ばたいた井口卓人、そしてハイスピードコースのほうが適性があることをシーズン序盤で明らかにしてしまった新井大輝。いずれもオートポリスで活躍が期待できそうな顔ぶれといっていいでしょう。
また前戦、9位でフィニッシュしながらペナルティを受け、惜しくも入賞はならなかった池島実紅は、ぜひリベンジを期待したいところです。同じエキスパートクラスの舩井俊仁もトップ10に入る実力はあるので、上位争いの中でBRZ勢同士のバトルが見られる可能性もある。

オープンクラスの中嶋慎次、三尾修ともに、着実にレベルアップしており、エントリーが少ないこともあって、上位入賞への期待が高まります。
TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 第4戦は、6月15日(土)〜16日(日)、大分県オートポリスで開催されます。1大会2ヒート制で、15日(土)の午前中に予選、午後に決勝レース第1ヒート、16日(日)の午前中に決勝レース第2ヒートが行われます。
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