2019.10.21 - TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race第8戦・決勝
久保凜太郎が8位入賞で シーズンを締めくくる


岡山国際サーキットは、2本の長いストレートを連続するコーナーで結んだテクニカルコース。それだけにコースを熟知した地元ドライバーに優位なコースといえます。西日本のアマチュアドライバーが集結するのは、その難しさとともに、攻略した先の楽しさが存在するからでしょう。
もちろんプロドライバーにとっては、難しさよりも楽しさだけが見えるコースに違いありません。コンパクトなコースということもあり、プロドライバーがスキルアップのためのサーキットとして評価をしています。

そのうちSUBARU BRZは、プロフェッショナルシリーズが2台、エキスパートクラスが2台、オープンクラスが3台の、合計7台となりました。予選結果とともに、ドライバーを紹介します。
プロフェッショナルシリーズの予選では、#88井口卓人が10位、#87久保凜太郎が11位となりました。ポールポジションから1秒以内に19台という激戦の中、CG ROBOT RACINGの2人は上位進出を狙えるポジションを獲得しました。

クラブマンシリーズ・オープンクラスの予選は、#555小島諒太郎が15位、#64鈴木祐子が25位、#321三尾修が32位となりました。コースへの習熟度の差が大きく左右していると思われ、第1ヒート、第2ヒートとレースが進むに連れてタイムアップし、ポジションを上げていくドライバーが現れる可能性があります。
最終戦のCG ROBOT RACING TEAMにレースメカニックとして、全国のスバルディーラーからサービスエンジニアがサポートに来ました。岡山スバル自動車・倉敷中島店の伊藤諒弥さん、兵庫スバル自動車・明石店の安藤響さん、広島スバル東雲店の谷悠輔さん、福岡スバル千早店の安河内和輝さん、四国スバル今治店の五十嵐宏介さん、大阪スバル帝塚山店の宮本佳彦さん、の6名です。

エキスパートクラスでは、池島実紅が第1ヒートで12位までジャンプアップ、第2ヒートは13位でフィニッシュしました。舩井俊仁は第1ヒート32位、第2ヒートでは24位でチェッカーを受けました。
池島実紅選手のコメント
「第1ヒートは17ポジション上げることができたんですけど、それは予選結果が悪かったためです。今週末は練習走行で5位前後のタイムで、ペースは良かったんですが、予選で外してしまったんです。だから特別なことは何もありません。第2ヒートではローテーションしたタイヤが上手くなく、ポジションを落としてしまったんですが、中盤以降それを取り戻すことができました」

久保凜太郎のコメント
「土曜日はウエットからドライになっていく難しいコンディションでしたけど、第1ヒートはセーフティカーが入ったこともあって、思ったほどポジションを上げることはできませんでした。第2ヒートは完全なドライだったので、ポイントを取ってシーズンを終わりたいと思っていたので、前に出て行くレースができました。ペース的にはもう2〜3は上に行けたかもしれないんですが、最終的には8位という結果になりました」
シリーズランキングでは、井口卓人が9位、久保凜太郎が11位となりました。
今シーズンのTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceは全日程が終了しました。また、12月15日(日)富士スピードウェイで開催されるTOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL 2019で、エキシビジョンレースが行われることが決定しています。