86/BRZ

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RACE REPORT

2019.10.21 - TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race第8戦・決勝
久保凜太郎が8位入賞で シーズンを締めくくる
7年目のシーズンの幕が降りた。日本を代表するトップドライバーが、レース経験豊富なベテランアマチュアドライバーが、そしてレース参戦を始めたばかりのビギナードライバーが、数多くのドライバーが参戦したTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2019は、岡山国際サーキットで最終戦が行われました。今シーズンのエントリー数は、合計748台。凄い数字です。
今回のレースは2ヒート制となっていて、土曜日の午前中に予選、午後に第1ヒート、日曜日に第2ヒートというレース構成です。そのうち土曜日は雨模様で、しかも雨量が変化しつづける難しいコンディション。マシンのセットアップを含めて、ドライバーの頭を悩ませました。

岡山国際サーキットは、2本の長いストレートを連続するコーナーで結んだテクニカルコース。それだけにコースを熟知した地元ドライバーに優位なコースといえます。西日本のアマチュアドライバーが集結するのは、その難しさとともに、攻略した先の楽しさが存在するからでしょう。

もちろんプロドライバーにとっては、難しさよりも楽しさだけが見えるコースに違いありません。コンパクトなコースということもあり、プロドライバーがスキルアップのためのサーキットとして評価をしています。
最終戦のエントリーは、プロフェッショナルシリーズが39台、クラブマンシリーズ・エキスパートクラスは41台、オープンクラスが42台。合計122台となりました。これは岡山開催として過去最高です。

そのうちSUBARU BRZは、プロフェッショナルシリーズが2台、エキスパートクラスが2台、オープンクラスが3台の、合計7台となりました。予選結果とともに、ドライバーを紹介します。

プロフェッショナルシリーズの予選では、#88井口卓人が10位、#87久保凜太郎が11位となりました。ポールポジションから1秒以内に19台という激戦の中、CG ROBOT RACINGの2人は上位進出を狙えるポジションを獲得しました。
クラブマンシリーズ・エキスパートクラス予選では、#315舩井俊仁が27位、#89池島実紅が29位と下位に沈みました。ウエットながら雨量が増減する難しいコンディションの中、セッティングがマッチせずに苦しい結果となりました。しかしプラクティスでのタイムは悪くないだけに、レースでの巻き返しに期待できそうです。

クラブマンシリーズ・オープンクラスの予選は、#555小島諒太郎が15位、#64鈴木祐子が25位、#321三尾修が32位となりました。コースへの習熟度の差が大きく左右していると思われ、第1ヒート、第2ヒートとレースが進むに連れてタイムアップし、ポジションを上げていくドライバーが現れる可能性があります。

最終戦のCG ROBOT RACING TEAMにレースメカニックとして、全国のスバルディーラーからサービスエンジニアがサポートに来ました。岡山スバル自動車・倉敷中島店の伊藤諒弥さん、兵庫スバル自動車・明石店の安藤響さん、広島スバル東雲店の谷悠輔さん、福岡スバル千早店の安河内和輝さん、四国スバル今治店の五十嵐宏介さん、大阪スバル帝塚山店の宮本佳彦さん、の6名です。
クラブマンシリーズ・オープンクラス、小島諒太郎は第1ヒートを19位で終え、第2ヒートでは24位となりました。鈴木祐子は第1ヒート34位、第2ヒート31位。三尾修は第1ヒートが25位、第2ヒートは40位でレースを終えました。

エキスパートクラスでは、池島実紅が第1ヒートで12位までジャンプアップ、第2ヒートは13位でフィニッシュしました。舩井俊仁は第1ヒート32位、第2ヒートでは24位でチェッカーを受けました。

池島実紅選手のコメント
「第1ヒートは17ポジション上げることができたんですけど、それは予選結果が悪かったためです。今週末は練習走行で5位前後のタイムで、ペースは良かったんですが、予選で外してしまったんです。だから特別なことは何もありません。第2ヒートではローテーションしたタイヤが上手くなく、ポジションを落としてしまったんですが、中盤以降それを取り戻すことができました」
プロフェッショナルシリーズは、久保凜太郎が第1ヒートで12位、第2ヒートで8位入賞を果しました。井口卓人は第1ヒート13位、第2ヒート12位となりました。

久保凜太郎のコメント
「土曜日はウエットからドライになっていく難しいコンディションでしたけど、第1ヒートはセーフティカーが入ったこともあって、思ったほどポジションを上げることはできませんでした。第2ヒートは完全なドライだったので、ポイントを取ってシーズンを終わりたいと思っていたので、前に出て行くレースができました。ペース的にはもう2〜3は上に行けたかもしれないんですが、最終的には8位という結果になりました」

シリーズランキングでは、井口卓人が9位、久保凜太郎が11位となりました。

今シーズンのTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceは全日程が終了しました。また、12月15日(日)富士スピードウェイで開催されるTOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL 2019で、エキシビジョンレースが行われることが決定しています。
2019.10.16 - TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race第8戦・プレビュー
今シーズン最終戦が岡山で開催 有終の美を飾るのは誰だ?
TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2019は、いよいよ最終戦を迎えます。第8戦の舞台は岡山国際サーキット。西日本のモータースポーツシーンの中心で、多くのアマチュアドライバーがホームコースとしてスポーツ走行を楽しむステージになっています。年々、場内の施設も更新されており、ドライバーだけでなく、ファミリーも楽しめるサーキットへと進化を続けています。
そのコースは、連続したタイトコーナーや高速コーナーと2本のストレートが組み合わされたテクニカルコース。全長は約3.7kmと短めで、各コーナーにはスターリング・モスをはじめとして往年の名ドライバーの名前が冠されています。多くのドライバーはこのコースを「楽しい」とコメントし、攻めがいのあるチャレンジングなコースです。

フェンスからコースまでの距離が比較的近く、迫力あるコーナリングを近くで観ることができます。コンパクトなコースのメリットです。
最終戦のエントリー台数はプロフェッショナルシリーズが39台、クラブマンシリーズ・エキスパートクラスが41台、オープンクラスが42台の、合計122台です。昨年は102台だったので、20台ものエントリーが増えたことになります。岡山国際サーキットのフルグリッドは42なので、今回は予選落ちはありません。

そのうちSUBARU BRZは7台。
プロフェッショナルシリーズがCG ROBOT RACINGの2台、#87久保凜太郎と#88井口卓人。今シーズンは久保凜太郎が開幕戦10位、第2戦5位と好スタートを切りました。井口卓人はシーズン中盤からペースを上げ、第4戦6位、そして第5戦は2位、第6戦5位と上位入賞を続けました。久保凜太郎も第7戦で5位入賞し、チームは好調です。今シーズンの締めくくりで高いパフォーマンスを発揮してくれることでしょう。
クラブマンシリーズ・エキスパートクラスは#89池島実紅と#315舩井俊仁の2台。今シーズンはフル参戦し初入賞も実現した池島実紅の上位入賞も目にしたいシーンですが、逆に参戦が例年よりも少なくノーポイントの舩井俊仁の巻き返しに期待しましょう。
オープンクラスは#64鈴木祐子、#321三尾修、#555小島諒太郎の3台です。今シーズンから設定されたオープンクラスですが、意外なほど上位陣はハイレベルな戦いが展開されています。最終戦をしっかりと締めくくってもらいたいですね。

TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 第8戦は岡山国際サーキットで、10月19日(土)〜20日(日)に開催されます。今回は2ヒート制となるため、19日(土)に予選と決勝第1ヒート、20日(日)午前中に決勝第2ヒートというスケジュールになっています。
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