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第2戦 富士スピードウェイ
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RACE REPORT

2019.05.04 - SUPER GT第2戦 富士スピードウェイ・決勝
SUBARU BRZ GT300、28位
5月4日(土・祝)静岡県小山町の富士スピードウェイでSUPER GT第2戦『FUJI GT 500km Race』が開催されました。毎年恒例のゴールデンウィークの開催ですが、今年は10連休という超大型連休になり、9万人を超える大観衆を集めました。
SUBARU BRZ GT300は前日に行なわれた予選で11位となり、上位への巻き返しを狙うレースとなりました。午前中は五月晴れで、絶好のレース観戦日和でしたが、レースがスタートする午後2時過ぎあたりから雲行きが怪しくなり、午後2時30分のローリング開始時刻には雨が降り出しウエットタイヤでのスタートになりました。
レースはセーフティカー先導のローリングスタートで始まり、3周目にSCがコースアウトしグリーンランプが点灯。スターティングドライバーの井口卓人がステアリングを握ります。井口は開幕戦の岡山では交代前にレースが赤旗中断、終了したため、彼ににとっては実質開幕戦となります。

序盤はポジションをひとつ落として12位で展開しますが、13周目に雨量が増えたため赤旗中断されます。しかしその後、天候の回復を待って、ウエット路面のまま午後3時33分に再開されました。再びSCが先導し、19周目にグリーンランプが点灯し再開です。
SUBARU BRZ GT300は11位から14位あたりの順位で周回していきますが、33周目あたりから各チームのピットインが始まり、BRZ GT300も38周目にピットインし、山内英輝に代わります。この時タイヤをスリックへ交換します。コースへは16位で復帰しますが、各チームのピットインが落ち着いた時には順位を10位にまで上げています。

その後も順調に周回を重ね、50周目には9位、52周目に8位、そして56周目には7位まで順位を上げます。しかしその後6周程度、ラップタイムが落ちてしまいますが、順位は7位をキープし、72周目に2回目のピットインを行ないます。
ドライバーは再び井口卓人です。ピットインによりポジションを3つ落とし、10位で復帰します。井口は残りの周回数でひとつでも順位を上げるため、追い上げ体制に入ります。が、その矢先、77周目のストレートエンドで、前のマシンのイン側に入ろうとした瞬間、突然エンジンが重くなり、白煙を吹き上げてしまいました。井口はやむなく1コーナーのアウトへマシンを止め、そのままマシンを降りました。しかし、レース後、BRZ GT300は優勝車両の総周回数に対して70%以上を走行していたため、28位完走扱いとなりました。
渋谷総監督
「応援していただいたファンの皆様には大変申し訳なく思います。マシンはパワートレーン系のトラブルだと思いますが、3週間後には鈴鹿で第3戦があります。それまでにしっかり原因を突き止め、対策をして、相性のいい鈴鹿を雪辱戦にしたいと思います」

次戦は5月25日(土)、26日(日)三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで300kmレースが開催されます。開幕戦を4位でスタートした幸先のいい今シーズンですから、次回、得意とする鈴鹿ではぜひ優勝を期待したいものです。声援は力になります、ぜひ、SUBARU BRZ GT300の応援をよろしくお願いします。
2019.05.03 - SUPER GT第2戦 富士スピードウェイ・予選
SUBARU BRZ GT300、予選11位からの追い上げに期待
5月3日(金・祝)にSUPER GT 第2戦「FUJI GT 500KM RACE」の公式練習と予選が行なわれました。天気は晴れで見事な五月晴れ、富士山も綺麗に見え、絶好のレース観戦日和です。
SUBARU BRZ GT300は朝の公式練習でさまざまなセッティングを試しつつ、ロングランもある程度こなしました。ドライバーは井口卓人がステアリングを握り、約1時間走行しセッティングのターゲットを絞り込みます。そのため序盤はピットインを繰り返しますが、セッティングは徐々に煮詰まります。その結果タイムはGT300クラス全体で3位の好タイムで、トップスピードも273km /h付近をマークし、かなり上位となる最高速も記録できました。
公式練習の後半30分は山内英輝がドライブし、マシンのセットアップを確認して公式練習を終えます。相性の悪い富士でラップタイムもトップッスピードも納得のできるレベルまでマークしているので、予選にますますの期待がかかります。
午後の予選Q1はエントリー29台が一斉にタイムアタックをし、上位16位までに入るとQ2へ進むことができます。Q1は山内英輝がアタックをしますが、グリップが薄い現象に見舞われます。午前中から路面温度に大きな変化はなく29度から32度程度でコンディションはドライのまま。状況としては公式練習時と似たような条件ではありますが、タイムが伸びません。結果Q1は14位で、辛くもQ2に進出です。
渋谷総監督
「山内からグリップが薄いことと、アンダーステアも出ているということなので、メカニカルなチューニングとして、キャンバー角を変更し、タワーバーも外してフロントグリップがある作業をしました。さらに空力面でもダウンフォースが上がるようにリヤウイングの角度を変更してQ2の井口で上位進出を狙いました」

しかし、Q2をアタックする井口卓人も思うようにタイムアップができず、1'37"000で予選11位という結果になりました。
渋谷総監督
「井口からは、対策した効果はそれなりに効果があって、アンダーステアも解消されていたということですが、グリップの薄さは改善されなかったという話です。マシンのセットアップは変更したことが反映されているので、タイヤ選択で、路面温度とのマッチングがうまくいかなかったのかもしれません。いずれにしても、11位からのレースになるので、作戦としては従来どおり、とにかく前へ行く作戦をとり、4本交換するためのマージンを後続車につける、という戦略に変更はありません。夕方に雨予報もあるのでレースはやってみないとわかりませんので、全力で戦いますので、どうぞ、応援よろしくお願いします」

決勝レースは5月4日(土・祝)午後2時30分にスタートが切られ、500kmの長距離耐久レースは110周で争われます。上位進出には苦しいポジションからのスタートですが、常に全力で走行するSUBARU BRZ GT300への声援をお願いします。
2019.05.02 - SUPER GT第2戦 富士スピードウェイ・直前情報
タイムを出せるタイヤ選択とマシンのセットアップが決め手
2019年SUPER GT シリーズ第2戦「FUJI GT 500km Race」が5月3日(金・祝)、4日(土・祝)静岡県小山町の富士スピードウェイで行なわれます。今回のレースは500km /110周のレースなので、第3ドライバーを用意するチームもありますが、SUBARU BRZ GT300はいつもどおり、井口卓人、山内英輝の2名体制で戦います。
開幕戦の岡山では、悪天候のため赤旗中断からのレース終了ですが、4位を獲得しました。ここ数年開幕戦でポイントを獲得できていなかったので、幸先のいいシーズン開幕を迎えることができました。

富士スピードウェイは日本屈指のハイスピードコースで、トップスピードの速いGT3勢と戦うのは厳しいものがありますが、ストレートで離されない展開に持ち込めれば、得意のセクター3で追い抜く展開も可能になります。そのために、ドライバーからは「止まって、曲がって、アクセルをガンと踏めるセッティングにして欲しい」というオーダーです。
軽量なSUBARU BRZ GT300は、今回サードダンパーを採用しストレートからのブレーキングにアドバンテージを作る作戦です。激しいブレーキングでもリヤのグリップを失いにくいサードダンパーで短制動し、ブレーキング競争で勝とうという戦略です。また、低ドラッグ、ハイダウンフォースの空力特性を活かしてコーナリングスピードを上げていくということです。
井口卓人
「予選ではタイムの出せるタイヤ選択とマシンのセットアップをして、前へ出るのが大事だと思っています。決勝ではいい位置からスタートして、自分の立ち位置というか、自分のペースで走れるクリアな環境を作るのが大事です。それができれば、タイヤ4本交換になっても、また戦えるポジションでレースに戻れると思うので、そこに集中して戦います。そうすれば、作戦の幅も広がってくると思いますし、去年の富士の決勝で2位のポジションで走れたような展開になれば、十分表彰台を狙えると思います」
山内英輝
「井口選手と同じですけど、いかに自分たちが単独で走れるスペースを作れるかというのがポイントになると思います。選べるほど作戦もないので、僕たちはイケイケどんどんなので、攻めるしかないです。それと、使えるかどうか分かりませんけど、この富士のレース前に鈴鹿でテストがあって、これまでにないタイヤの組み合わせがあったので、試してみたいですね。タイヤが冷えた状態でもアウトラップでよく曲がった印象なんです。もしそれが使えれば決勝レースでのアウトラップが有利になるかもしれないですからね」
3日(木・祝)は朝の8:50分から公式練習が始まります。予選は同日、ノックアウト方式で14:30からQ1、15:15からQ2が始まります。シリーズ最速のスピードバトルにどのように挑戦していくのか?SUBARU BRZ GT300への応援をよろしくお願いします。
2019.05.02 - SUPER GT第2戦 富士スピードウェイ・プロローグ
前へ、前への攻撃姿勢で上位を狙う
2018年5月3日(金・祝)、4日(土・祝)に静岡県小山町の富士スピードウエイで、令和の元号になって最初のSUPER-GTシリーズ第2戦「FUJI GT500km RACE」が開催されます。チームは開幕戦で4位を獲得し、ウインターテストも十分にこなせたことから、チーム状態は上向きです。不得意と言われるこの富士のレースでも上位ポイントを獲得できるチャンスが広がってきました。
国内で最も長いストレートを持ち、ハイスピードレースとなる富士スピードウェイでは、コーナリングを得意とするSUBARU BRZ GT300との相性はいまひとつ。しかし、今季はオフシーズンから低ドラッグ、ハイダウンフォースの空力特性を追求し、従来よりトップスピードも伸び、コーナリングも安定している状態に仕上がっています。

しかしながら、2.0Lターボで参戦するSUBARU BRZ GT300にとって、直線スピードが速い大排気量のGT3勢は驚異となります。長い直線で離されず、得意のセクター3で追い抜くレース展開に期待がかかります。
渋谷総監督
「500kmの長距離ですからピットインは2回あります。チーム作戦は、とにかく予選で前に出て、できるだけ上位からレースを始めたいです。決勝レースでは、スプリントのようなつもりで、4本交換が2回になってもいいので、序盤から飛ばしていく作戦です。SUBARU BRZ GT300は燃費が悪く、どうしても給油には時間がかかりますので、その時間を稼ぐ狙いです。他チームがどんな戦略でくるか分かりませんが、とにかく前に出る作戦です」
SUBARU BRZ GT300のドライバーは通常どおり、井口卓人、山内英輝の2名です。第3ドライバーは用意しません。また、ピットイン2回のうち、1回は無交換や2本交換だけというチームも出てくることが予想され、スプリントのつもりで走るSUBARU BRZ GT300はラップタイムでは有利になるはずです。
渋谷総監督
「ウチは守りに入ったら負けてしまいますから、タイヤ温存作戦は取らないで常に前へ、前へという姿勢でレースに挑みます。ですから、先行逃げ切りが作戦になりますが、この作戦がどこまで通用するかわかりません。でも、可能な限り上位でレースを終えることを目指し、ポイントを獲得するのをマストとして戦いますので、応援よろしくお願いします」
3日(金・祝)は8:50から公式練習が始まります。予選はノックアウト方式でQ1が14:30から、Q2が15:15から行なわれ、4日(土・祝)の決勝レースは14:30から110周で争われます。まずは予選でポールポジションが取れるか?に注目して、SUBARU BRZ GT300の戦いに期待しましょう。ご声援よろしくお願いします。

RACE RESULT

2019.05.03 - 予選
第2戦 富士スピードウェイ
Pos. No. Machine Driver Q1 Q2 Diff Tire
1 56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R 平峰一貴 サッシャ・フェネストラズ 1’36.696 1’35.871 YH
2 25 HOPPY 86 MC 松井 孝允 佐藤 公哉 土屋 武士 1’36.724 1’36.069 YH
3 5 ADVICS マッハ車検 MC86 マッハ号 坂口 夏月 平木 湧也 玉中 哲二 1’36.834 1’36.080 YH
4 11 GAINER TANAX GT-R 平中 克幸 安田 裕信 1’37.487 1’36.501 DL
5 360 RUNUP RIVAUX GT-R 青木 孝行 田中 篤 柴田 優作 1’37.166 1’36.550 YH
6 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 片岡 龍也 1’37.189 1’36.592 YH
7 55 ARTA NSX GT3 高木 真一 福住 仁嶺 1’36.867 1’36.633 BS
8 34 Modulo KENWOOD NSX GT3 道上 龍 大津 弘樹 1’37.357 1'36.775 YH
9 7 D’station Vantage GT3 藤井 誠暢 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 1’37.211 1’36.902 YH
11 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1’37.371 1’37.000 DL
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/YH:ヨコハマ
・WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

Q1 開始 : 14:30 終了 : 14:45
Q2 開始 : 15:15 終了 : 15:25

Q1
黒白旗提示 No.5 坂口夏月
No.720 A.パロウ 当該ラップタイム削除(SpR.18.1「走路外走行」)
No.50 山下亮生 当該ラップタイム削除(SpR.18.1「走路外走行」)

Q2
No.33 M.リー 当該ラップタイム削除(SpR.18.1「走路外走行」)
No.34 大津弘樹 当該ラップタイム削除(SpR.18.1「走路外走行」)
2019.05.04 - 決勝
第2戦 富士スピードウェイ
Pos. No. Machine Driver Time / Diff Laps Best Lap Tire
1 11 GAINER TANAX GT-R 平中 克幸 安田 裕信 3:42'18.078 104 1'38.774 DL
2 55 ARTA NSX GT3 高木 真一 福住 仁嶺 0.239 104 1'38.726 BS
3 88 マネパ ランボルギーニ GT3 小暮 卓史 元嶋 佑弥 4.376 104 1'38.962 YH
4 56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R 平峰 一貴 サッシャ・フェネストラズ 6.907 104 1'38.736 YH
5 65 LEON PYRAMID AMG 黒澤 治樹 蒲生 尚弥 1 Lap 103 1'39.244 BS
6 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 片岡 龍也 1 Lap 103 1'38.658 YH
7 33 エヴァRT初号機 X Works GT-R ショウン・トン マーチー・リー 道見 真也 1 Lap 103 1'38.710 YH
8 21 Hitotsuyama Audi R8 LMS リチャード・ライアン 富田 竜一郎 アレッシオ・ピカリエロ 1 Lap 103 1'38.975 YH
9 60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 吉本 大樹 ドミニク・ファーンバッハー 1 Lap 103 1'39.172 DL
28 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 27 Laps 77 1'39.001 DL
タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/YH:ヨコハマ
・WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

 

開始 : 14:30'00    終了 : 18:10'46

セーフティカー : 1)14:30(スタート) - 14:35(2Laps)   2)14:53(12Laps) - 15:04(15Laps)   3)15:33(15Laps) - 15:42(18Laps)
赤旗 : 15:04(15Laps) - 15:33

 

ファステストラップ : 1'38.470 No.96 K-tunes RC F GT3/新田 守男

 

No.48 罰金50,000円(SpR.27-4「ウォームアップ中のピット作業違反」)
No.5 坂口夏月 ドライブスルー(H項「SC中のスピン,コースアウト」)
No.9 峰尾恭輔 ドライブスルー(H項「SC中のスピン,コースアウト」)
No.2 高橋一穂 ペナルティストップ10秒(H項「黄旗2本振動中のスピン」)
No.5 訓戒(SpR.27-2「ピット作業装備違反」)
No.2 加藤寛規 ドライブスルー(SpR.13-1.a.b.「危険なドライブ行為」)

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