2019.07.01 - SUPER GT 第4戦 チャーン国際サーキット・決勝
SUBARU BRZ GT300は、11位完走


その仕様に合わせてサスペンションのセッティングも変更し、リヤタイヤへの負担が小さくなる仕様に変えます。戦略としてはリヤタイヤ2本交換、あるいは、状況次第ではBRZ GT300では初めてのタイヤ無交換作戦を取ることで、上位を狙う作戦です。

井口は26周目にピットイン。山内英輝に交代しますがBRZ GT300初のタイヤ無交換を決断し、大勝負にでました。山内はそのメリットを活かし、ピットアウト直後から他のマシンのピットインタイミングにより一時的に順位をあげますが、38周目にセーフティカーが入り、ストレート上で一旦停止をして隊列が整理されます。

渋谷真総監督
「この厳しい状況で、ドライバーはよく頑張ってくれました。他とはそんなに大きなタイム差はなかったのですが、つまり、抜くこともできない展開になってしまいました。予選で前に行けないと今の状況では順位を上げていくのは難しいですね。決勝に向けてマシンのセットアップを変更したのはいい方向でしたが、ライバルに差をつけるまでにはいきませんでした。しかし、タイヤ無交換で完走できたので、それは収穫になりました」

「タイヤ無交換にチャレンジしましたけど、ペースが遅いので厳しいですね。何もコメントできないです。完走できたのがよかったくらいでした。すみません」
山内英輝
「ここだと、このタイヤでダブルスティント行けるのがわかったくらいです。今回は練習から速度が足りなかったので、厳しかったかなという印象です。結果的に団子状態が続いたので、予選で前にいれば、シンプルにそのままの順位で行けたと思うんですけど、今回はスピードがなかったです。その中でも完走できたので、そこは良かったと思います」
次戦は8月3日(土)、4日(日)に富士スピードウェイで行なわれる第5戦FUJI GT 500mile RACEです。シリーズ最長の約800kmのレースですので、BRZ GT300はさまざまな戦略を駆使して戦うことになると思います。真夏の暑いレースですが応援をよろしくお願いします。