スーパー耐久

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2022.03.23

Team SDA Engineering BRZ CNF Concept、S耐デビュー

3月19日(土)・20日(日)、鈴鹿サーキットにてENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook開幕戦SUZUKA 5時間耐久レースが開催され、Team SDA Engineeringからカーボンニュートラル燃料車である61号車「Team SDA Engineering BRZ CNF Concept」(井口卓人/山内英輝/廣田光一)がレースデビュー。予選総合31位ST-Qクラス2位でレースをスタートし、115周を走破してクラス3位完走を果たしました。なお、話題となった28号車ORC ROOKIE GR86 CNF Concept(蒲生尚弥/豊田大輔/大嶋和也/鵜飼龍太)とのガチンコ勝負では、1分3秒差で28号車に先行を許す結果となっています。
【公式予選】
スーパー耐久シリーズの予選方式は、登録されたAドライバーとBドライバーのベストタイム合算記録で順位が決められています。61号車のAドライバーは井口、Bドライバーは山内で、28号車はA蒲生、B豊田でした。19日土曜日に行われた公式予選では、61号車が約7秒の差をつけてクラス2番グリッドを獲得。決勝スタートでは、61号車が先行することとなりました。
【決勝レース】
決勝レース日となった20日の鈴鹿サーキットは朝から晴れ上がり、絶好のレース日和となりました。路面は完全ドライでしたが、気温は15℃前後で、まだ少し肌寒い気候でした。午前11時過ぎからグリッド整列が始まり、11時40分にフォーメーションラップがスタート。1周ののち、49台の参加車両全車がクリーンスタートを決めました。レース序盤は、BRZ CNF Conceptのスタートドライバーの井口が28号車GR86 CNF Conceptを抑えて周回しましたが、瞬発力に勝る28号車に先を譲ることに。直後にコース上で発生したアクシデント排除のためのFCY(フルコースイエロー)が提示され、全車が一斉に時速50km/hの追越禁止徐行運転となります。その後、2台の間隔は徐々に開いていき、レース経過1時間後の両車の差は約30秒。その後33周で最初のピットインで山内に交代します。
山内は、速いペースで周回し、一時28号車との差を逆転してクラス2位となりますが、69周でSUBARU社員ドライバーの廣田に交代したのち再びクラス3位を走行することになります。さらに周回を重ねました。S耐ルールでは、5時間レースの場合3回のピットストップが義務づけられており、89周で再び井口がステアリングを握り、最終スティントを走り出しました。その後、BRZ CNF Conceptはトラブルフリーで終盤を迎え、午後4時45分過ぎにチェッカーフラッグを受け、デビューレースをクラス3位で完走しました。
ドライバーの井口は、「レーシングチームではなく、SUBARUの若いエンジニアが作り上げたクルマでここまでできたのは、上出来だったと思います。もちろん改善点はあります。僕らは速く走れて当たり前ですが、廣田さんや24時間レースではその他の方も乗る可能性があるので、誰でも気持ちよく走れるようにしなければいけないと思います」と語り、山内も「クルマの特性は掴めました。もちろん良い点もありますが、リアの挙動などは改良すべきで、色々と議論しています。若いエンジニアの皆さんはやる気に溢れていますし、今回の勝負で悔しさも感じてもらえたと思います。みんなで良いクルマに仕上げていきたいですね」と語っています。また、社員ドライバーの廣田は、「初めの鈴鹿だったので、やっぱり難しかったというのが率直な感想です。今回の収穫としては、プロドライバーがこのクルマに望んでいる方向性というのが分かってきたことでしょうか。チーム内一丸となって、より良いクルマ作りを目指していこうと思います」と話していました。
チーム代表の本井雅人監督は、「まず、目標にしていたノートラブル完走が果たせて非常に良かったなと思います。ただ、GR86がすごく速くて、まだ私たちは遠くにいると実感し、とても悔しいです。ぜひ、追いつけ追い越せで、改善を進めていきたいと思います。次の富士までには色々と改善を図り、より一層安全で愉しいクルマにしていきたいと思っています」とコメントしました。
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