2023年SUPER GT シリーズ第7戦「AUTOPOLIS GT 450km RACE」の公式予選が10月14日(土)に行なわれ、SUBARU BRZ GT300は予選2位を獲得しました。

前日の天気予報では雨予報でしたが、雨は朝方には止み公式練習が始まる時間にはドライアップし、スリックタイヤで走行できる状況になりました。公式練習では決勝を見据えたセットアップと予選に向けたセッティングなど、タイヤとのマッチングを細かく検証していきます。
いつもどおり山内英輝がセットアップを担当し、さまざまなデータに基づきタイヤ選択やサスペンションの設定を変更していきます。BRZ GT300は走り始めて早い段階で昨年レベルのラップタイムを刻み、セットアップは順調に進みます。山内は1分43秒801で全体2位のタイムを刻み、その後セットアップの確認で乗った井口卓人も山内から0.1秒差のタイムを計測して順調に公式練習を終えました。

午後3時から始まるGT300クラスのQ1予選は日差しも戻り、晴れた状況で始まりました。A組、B組に分かれBRZ GT300はB組で井口が走ります。井口は計測3周目にタイムアタックを行ない、1分42秒694を叩き出しB組をトップ通過しました。続くQ2予選では山内が最多ポールポジションを狙ってて走ります。
山内は井口と同様、計測3周目にタイムアタックをします。セクター1で全体ベストを出し期待が膨らみます。つづくセクター2、3とベストタイムをマークし、コースレコードに0秒102届かないものの、1分42秒141でトップに立ちます。しかし、山内の後ろでアタックをしていた2号車はコースレコードを記録。山内のタイムを0.125秒上回りBRZ GT300は2位となりました。
井口卓人
「Q1をトップ通過できたのは素直に嬉しいです。公式練習からバランスは良かったので、結果を出せて良かったです。特にここは応援してくれる人がたくさんいるので、期待に応えることができて良かったです。明日ですが、今季僕たちは優勝をしていないので、その悔しさをバネに勝ちに行きます」
山内英輝
「ポールを取れなかったのは、めちゃくちゃ悔しいです。僅かに足りないものがあったということだと思います。明日の決勝では、僕たちはコンマ1秒を削る走りをすることに集中し、戦略的なものはチームが考えてくれるので、全力で走り切れば、いい結果になると信じています」
小澤総監督
「井口も山内もタイムは期待以上のタイムだったので、今できるベストだったと思います。明日は天気も良くなり気温も上がると思うので、タイヤマネージメントがキーになると考えています。特に最初のスティントとセカンドスティントでブリヂストン勢との駆け引きになるかと。450kmはオートポリスでは初めてですし、タイヤへの攻撃性も高いコースなので、ラップタイムダウンさせずに走り切ればトップチェッカーになると考えています」
明日の決勝は、午後1時30分に450km、97周のレースがスタートします。今季初優勝を目指し、全力勝負していきますので、応援をよろしくお願いします。