SUBARU BRZ GT300 4位でレースを終える
晴れて暑さが戻ると予想されていたオートポリスですが、秋風が強い薄曇りで肌寒さを感じる中、決勝日を迎えました。タイヤ選択がキーになるとレース前に予想しているだけに、この肌寒さが気になるところです。
ダンロップタイヤのエンジニアによると、コースにラバーが載ってグリップ力が上がった予選とは異なり、強風によって砂や埃も運ばれ、スリッピーな路面状況に変わっていると説明していました。チームもそうしたコンディション変化に対応できるように、BRZ GT300のセットアップを変更し、決勝に臨みました。
今回は山内英輝がスタートドライバーを務め、ダブルスティントを担当。そして最後のスティントを井口卓人が走るオーダーに変更しました。予選2位からのスタートで山内のジャンプアップに期待が掛かるものの、ポールポジションからスタートした2号車に追いつくことができません。
2回のピットストップが義務付けられている今回のレースでは、ピット戦略も鍵になりますが、BRZ GT300は大きく順位を落とすことなく上位でレースを展開します。しかしながらブリヂストン勢はタイヤ無交換作戦を取るチームがあり、順位を4位に落としてしまいます。
フレッシュタイヤを履く井口に交代し、ラストスティントの猛追が始まります。3位を走る31号車とはテールツーノーズの大接戦を20ラップ以上続けてプッシュ。それでも31号車は3位をキープし続け、BRZ GT300はポディウムにわずかに届かず4位でチェッカーを受けました。
小澤正弘総監督
「ドライバーのオーダーを変更した理由は、最初のスティントと第2スティントに勝負ポイントになると予測し、山内で挑むことにしました。しかし、優勝した52号車と2位2号車は速くて追いつけなかったです。戦略も含め、今チームが持っている武器ではトップ2台には勝てなかったです。スタート前にセッティングを変更して、状況変化に対応はできたと感じていますが、あと一歩足りない結果になってしまいました。申し訳ありません」
























