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SUPER GT 第3戦 鈴鹿サーキット
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RACE REPORT

2023.06.04 - SUPER GT 第3戦 鈴鹿サーキット・決勝
SUBARU BRZ GT300 赤旗中断からのレース終了で6位ゴール
2023年SUPER GT シリーズ第3戦「SUZUKA GT 450km RACE」の決勝レースが6月4(日)三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで3万3000人の観客を集めて開催されました。
スーパーGT第3戦は450kmの距離で2回のピットイン、給油が義務付けられています。そのため、チームによって作戦が異なり、戦略的な見応えもあります。SUBARU BRZ GT300はポールポジションからのスタートです。

チームの作戦は山内英輝でスタートし、最初のピットインではドライバー交代をしないWスティント作戦です。そして2回目のピットインで井口卓人に代わり逃げ切る戦略で臨みました。
スタートから山内は期待どおりに後続を引き離す走りを披露します。6周目には2番手に8.024秒のリードをつけますが、他のマシンのアクシデントでFCY(フルコース・イエロー)となり、その時点では26.244秒ものリードがありました。しかしFCYからSC(セーフティカー)へと変わってしまいリードを失います。

ストレート上で停止し、並び直してからレースは再開されます。山内は再開後も快調な走行を見せ、再びリードします。レース再開からわずか8周で2番手に7.311秒の差をつける快走です。

最初のピットインでは給油とタイヤ2本を交換して再スタートしますが、順位は13番手に下がりますが、井口に交代する時は3番手までに順位を挽回しました。

交代した井口がコースに戻ると11番手です。井口も徐々に順位を戻し、47周目には6番手まで順位を戻します。トップ3台よりも速いペースで走行していたので、レース終盤にはトップに追いつく展開が予想できました。

ですが、複数台のマシンが絡むクラッシュが発生し、赤旗中断となり、レースはそのまま終了となりました。
山内英輝
「優勝はできませんでしたが、まずはポイントが取れて良かったです。昨年の鈴鹿は、ポイントが取れず苦戦していましたからね。序盤の展開を見れば勝てたレースだと思いますが、SCもあり悔やまれる部分もありました。でもマシンには速さがありますし、ここからもう一回みんなで頑張りたいと思います」

井口卓人
「最後までレースができていたらどうなっていたかなという気持ちはありますが、去年は苦戦していたので、良い展開に持ち込めて良かったです。マシンもタイヤもレベルが上がっているので、富士に向けて優勝できる準備をしていきたいと思います」
小澤総監督
「セーフティカーのリスクは十分承知していますが、タイミングが悪かったですね。でも450kmを半分の距離で考えたチームはタイムが落ちてきていたので、最後までいけばトップを追い詰めることができた展開でした。作戦としては悪くなかったと思います。次戦の富士スピードウェイは得意としてきているサーキットなので、ポールポジションから逃げ切り優勝という黄金パターンに持っていきたいです」
次戦は8月5日(土)、6日(日)に静岡県小山町の富士スピードウェイで第4戦が開催されます。速さを取り戻したBRZ GT300の応援をお願いします。



予選アーカイブはこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=Xj5q4YpAvtM
決勝アーカイブはこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=YTPAn_RLa2A

2023.06.03 - SUPER GT 第3戦 鈴鹿サーキット・予選
SUBARU BRZ GT300の山内が、13回目となる最多ポールポジションを獲得
2023年6月3日(土)SUPER GTシリーズ第3戦「SUZUKA GT 450km RACE」の公式練習、予選が行なわれました。前日までの豪雨と風は収まり、朝の公式練習もドライ路面で始まりました。SUBARU BRZ GT300は走行開始直後から好調で、タイムもいきなり2番手タイムを計測しました。セットアップを進める山内英輝もマシンのバランスはいいと話しています。さまざまなセットアップを試しながらも公式練習は常に上位に位置し、開始から10周目にマークした1分57秒344は破られず、トップを維持したまま公式練習を終えました。
迎えた午後の予選では、天気も急速に回復し真っ青な夏空のような晴天になりました。しかし風が強くマシンに影響があるのか少し気になります。Q1予選はA、B組に分かれ上位8位までがQ2予選に進出できます。BRZ GT300はAグループに振り分けられ、井口卓人が走ります。予選が始まると井口は全車がピットアウトするのを待ち、クリアラップを作ります。井口は最初のアタックで1分57秒254を計測し、4番手でQ1を通過しました。このタイムは午前中の山内のベストラップを更新するもので、マシンの仕上がり具合が良いことが伺えます。この後のQ2で山内への期待も高まりました。
Q2予選で山内はポールポジションを狙ってピットアウト。全車がピットアウトしたのを見計らってコースインした山内はウオームアップを十分に行ない、3周目にタイムアタックします。山内はこれまで12回ポールポジションを獲得しており、13回獲得となれば最多ポールポジション獲得回数に並びます。ポールを狙い澄ました山内はセクター1、3で全体ベストをマークする速さを魅せ、周囲の期待通り1分55秒775でポールポジションを獲得し、最多回数に並ぶ快挙を達成しました。
山内英輝
「チームのみんなに、そして井口選手に感謝しか言葉が出てきません。マシンは走り出しから調子が良くて、タイヤのグリップも午前中とは全然異なり、信じられないほどグリップ力が高かったです。そのおかげでポールが取れました」

井口卓人
「午前中の公式練習の時からすごく曲がってくれる手応えがあったので、Q1は通せると思っていました。でも開幕から2戦続けてQ1落ちしていたので、今は、Q2に繋ぐことができてホッとしているというのが正直な感想です。明日ものこの場所で戻れるように頑張ります」
小澤正弘総監督
「うまいこといきました。マシンのセットアップの方向性が明確になってきたので、速さという結果につながって良かったです。今シーズン初めて1ポイントが取れたので、ここから巻き返して行きたいですね。明日の決勝は、前に誰もいないので逃げ切れる展開に持ち込みたいです」

決勝レースは6月4日(日)午後1時30分にスタートが切られ、450km、77周で競われます。ここまで不完全燃焼だったBRZ GT300の本領を発揮し、コーナリングマシン復活のレースに期待しましょう。
2023.06.02 - SUPER GT 第3戦 鈴鹿サーキット・予選直前情報
SUBARU BRZ GT300 ドライバーも手応えを得て自信を深めている
2023年SUPER GT シリーズ第3戦「SUZUKA GT 450km RACE」が6月3日(土)、4(日)三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行なわれます。
台風2号の影響で予選前日の金曜日は大雨に見舞われています。ですが走行予定のないスケジュールなので、チームはピットの設営をし、チーム首脳陣、ドライバーは鈴鹿大会に向けて戦略を詰めるミーティングを行なっています。

今回から使用予定だったカーボンニュートラル燃料(CN燃料)の使用は見送られ、今回も通常のガソリンを使用することが発表されています。チームは、CN燃料の使用を前提にこの鈴鹿で公式テストを5月中旬に行いました。
その時のマシンコンディションは良好で、2日間の公式テストで両日ともGT300クラスのトップタイムを記録しました。しかしながら、燃料由来のトラブルも発生し、ロングランテストまではできませんでした。

井口卓人
「開幕から2レース続けてノーポイントと厳しい状況ですが、鈴鹿のテストではパフォーマンスがかなり高いレベルにあったので、手応えのあるレースウィークを過ごせるのではないかと思います。明日の朝は雨が残りそうですけど、予選はドライ予報ですから午前中の練習走行でしっかり仕上げて臨めればと思います。今は凄くポジティブな心境です」
山内英輝21`
「開幕からのノーポイントは、このためにあったレースだったと思わせるようなレースをしたいと思います。ここでポイントを取らないとこの先が厳しくなるだけなので、しっかりと走りたいと思います。事前のテストは良かったのですが、ロングランができていないのは不安要素ですが、ただ、昨年まで厳しいと感じていた部分が、あるものを変えたことによってかなり改善できているので、イケるんじゃないかと感じています」

今季のSUBARU BRZ GT300はさまざまなハードパーツが変更されています。エンジン制御のECUやホイール、空力ボディなどが変更され、BoP(性能調整)も変更されています。そうした中、マシンの前後バランスで納得のいく仕上がりがなかなか見つからないという状況もありました。
しかし、前戦の富士の決勝レースで試したセットアップに手応えがあり、ドライバーは自信を深めているようです。

土曜日の朝は9時10分から10時55分まで公式練習が行なわれます。そして午後からは予選が始まります。GT300クラスは27台のエントリーで、午後3時05分から始まるノックアウト予選Q1は、A、B組に分かれSUBARU BRZ GT300はA組でアタックします。表彰台を目指すBRZ GT300とチームへの応援をよろしくお願いします。
2023.06.01 - SUPER GT 第3戦 鈴鹿サーキット・プロローグ
SUBARU BRZ GT300 コーナリングマシンの本領を発揮してビッグポイントを目指す
2023年SUPER GT シリーズ第3戦「SUZUKA GT 450km RACE」が6月3日(土)、4(日)三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行なわれます。
今シーズンのSUBARU BRZ GT300は、BoP(性能調整)とライバルマシンの性能アップがあり、タイムが拮抗する展開が続いています。ここまで前年を上回るタイムを計測しながらも、Q1敗退となるなど苦しい展開がありました。

マシンはレギュレーションに沿って、エアロデザインが変更され、前後バランスが変わっているのが今季のBRZ GT300です。第2戦の決勝レースでは後方からの追い上げが強いられる展開のため、新しい空力バランスの取り組みを行いました。その結果、ドライバーからもタイム的にもいい方向性が掴めたと言います。
また、第3戦の鈴鹿大会に先駆けてGT300クラスだけの公式テストが2日間行なわれました。BRZ GT300は両日共にトップタイムを記録することができました。これは新しい空力バランスの試みの成果と言えます。

一方で、GT300クラスのマシンには懸念材料だったカーボンニュートラル燃料の導入ですが、事前テストの結果を受けて、導入の先送りがGTAより発表されています。これにより第3戦「SUZUKA GT 450km RACE」は既存のガソリンを使用してのレースとなりました。
小澤総監督
「事前のテストでは良い結果が出せました。富士の決勝レースで試した取り組みが上手くいったようで、鈴鹿の事前テストでは、トップタイムをマークしました。また、タイヤのマッチングでも良い結果があったので、今回のレースでは大きなポイントを取れるチャンスだと考えています。まだ3戦目ですが、シリーズチャンピオンを狙うなら、ここで置いていかれては厳しくなるだけなので、結果に繋げたいですね。ひとつ心配なことは天候で、雨になると競争力は落ちてしまうので、天気は気掛かりです」
マシンの最新情報やトラブル対策も万全で、またハードなレーススケジュールになっている井口卓人、山内英輝の二人には疲れもなく、いつも通りということでチームは自信がある状況といいます。台風の影響もあり不安定な天候が心配ですが、土曜日の予選はドライで走行したいものです。

3日(土)は午前9時10分から10時55分まで公式練習があります。そしてノックアウト予選は、午後3時05分からQ1予選が始まります。コーナリングマシンの本領を活かし、好成績に期待しましょう。皆様からの熱い声援をお願いします。

RACE RESULT

2023.06.03 - 予選
SUPER GT 第3戦 鈴鹿サーキット
Pos. No. Machine Driver Q1 Q2 Diff Tire
1 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1'57.254 1'55.775 DL
2 11 GAINER TANAX GT-R 富田 竜一郎 石川 京侍 塩津 佑介 1'57.665 1'56.095 DL
3 60 Syntium LMcorsa GR Supra GT 吉本 大樹 河野 駿佑 1'57.247 1'56.454 DL
4 2 muta Racing GR86 GT 堤 優威 平良 響 加藤 寛規 1'57.287 1'56.484 BS
5 25 HOPPY Schatz GR Supra GT 菅波 冬悟 野中 誠太 1'57.986 1'56.552 YH
6 20 シェイドレーシング GR86 GT 平中 克幸 清水 英志郎 山田 真之亮 1'57.982 1'56.798 DL
7 244 HACHI-ICHI GR Supra GT 佐藤 公哉 三宅 淳詞 1'58.418 1'56.827 YH
8 10 PONOS GAINER GT-R 安田 裕信 大草 りき 1'57.998 1'56.978 DL
9 56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 名取 鉄平 1'57.562 1'57.007 YH
10 88 JLOC ランボルギーニ GT3 小暮 卓史 元嶋 佑弥 1'58.265 1'57.092 YH
Q1 Start Time : 15:25:00 Finish Time :15:35'00

02 Start Time : 16:18:00 Finish Time :16:28'00

 

Q1* CarNo.9-Ryohei Sakaguchi (16:15) 罰金 \20,000- (SpR.18-3. 「ドライバーの遵守事項」)

Q1* CarNo.48-Taiyo Ida (16:45) 当該ラップ(2'01.300)削除 (SpR.29-8. 「黄旗区間の通過」)

Q1* CarNo.87-Natsu Sakaguchi (16:45) 当該ラップ(1'58.027)削除 (SpR.29-8. 「黄旗区間の通過」)

Q1* CarNo.360-Takayuki Aoki (16:50) 当該ラップ(1'59.302)削除 (SpR.29-8. 「黄旗区間の通過」)

Q1* CarNo.6-Yoshiaki Katayama 17:22 当該ラップ(2'07.896)削除 SpR.29-7. 「走路外走行」)

2023.06.04 - 決勝
SUPER GT 第3戦 鈴鹿サーキット
Pos. No. Machine Driver Time / Diff Laps Best Lap Tire
1 7 Studie BMW M4 荒 聖治 柳田 真孝 1:59'31.713 54 2'01.391 MI
2 2 muta Racing GR86 GT 堤 優威 平良 響 加藤 寛規 0.607 54 2'01.908 BS
3 52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT 吉田 広樹 川合 孝汰 0.776 54 201.285 BS
4 56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 名取 鉄平 13.958 54 2'00.364 YH
5 11 GAINER TANAX GT-R 富田 竜一郎 石川 京侍 塩津 佑介 3.881 54 2'00.655 DL
6 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 5.105 54 201.186 DL
7 60 Syntium LMcorsa GR Supra GT 吉本 大樹 河野 駿佑 3.209 54 2'00.353 DL
8 10 PONOS GAINER GT-R 安田 裕信 大草 りき 15.946 54 2'01.821 DL
9 30 apr GR86 GT 永井 宏明 織戸 学 上村 優太 4.192 54 2'01.484 YH
10 20 シェイドレーシング GR86 GT 平中 克幸 清水 英志郎 山田 真之亮 8.667 54 2'01.628 DL
タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

SW=サクセスウェイト(kg)

 

Fastest Lap No.61 Hideki Yamauchi 159.740 2/41 Lap (174.59km/h)

 

Start Time :13:3816

FCY導入時刻:13:52:07(7Laps)〜 SC導入時刻:13:54'26(8Laps)~14:09'33(12Laps)

SC導入時刻:15:38'30(58Laps)~ 赤旗提示時刻:15:40'23(59Laps)

Red Flag :15:40'23(赤旗提示をもって終了)

 

黒白旗提示 CarNo.244-Atsushi Miyake (14:33)(S.p.R.13-1.d.「危険なドライブ行為』)

 

CarNo.5 (13:53) ドライブスルー(S.p.R.27-1.3)「ピットエリア遺守事項違反」(燃料補給中の作業))

CarNlo.18-Syun Koide (14:15) ドライブスルー(S.p.R.26-11.「ピットレーンの速度制限違反」)リタイヤにつき未消化

CarNlo.18 (14:15) 罰金 ¥100,000-(S.p.R.27-4.「ピットエリア逆守事項違反」(競技車両を安全にコースに復帰させる責任違反))

CarNo.27 (14:25) ドライブスルー(S.p.R.27-1.3)「ピットエリア道守事項違反」(燃料補給中の作業))

CarNlo.96 (16:43) ペナルティストップ60(S.p.R.付則-3 16.SC活動中のピットイン」)未消化につき競技結果に対して100秒加算

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