SUBARU BRZ GT300 荒天のレースで6位フィニッシュ
SUBARU BRZ GT300は昨日の予選で2位を獲得。しかしながらシフトクオリティに課題があるということで、万全な状態とは違ったようです。それでもポジションは2位なので、BRZ GT300のポテンシャルはかなり高まっていると言えるでしょう。
決勝では激しい雨、晴れ、曇りと目まぐるしく天候は変わり、スタート直前も雨に見舞われセーフティーカースタートになりました。BRZ GT300は井口卓人がスタートを担当し、オープニングラップでトップに立ちました。しかし、雨は止みコースは次第にドライへと変わっていきます。9周目にはドライ用スリックタイヤへ変更する判断をし、BRZ GT300をピットに入れます。ドライバー交代はせず井口がそのまま走ります。コース上はスリックタイヤとレインタイヤを履くマシンが混在し、順位は目まぐるしく入れ替わる状況になりました。チームは2回のピットイン義務を早々に消化したため、井口の担当をロングスティントに定め、50周付近まで引っ張る作戦を取ります。途中他のマシンのトラブルでセーフティカーも出動しましたが、井口は10位付近から徐々に順位を上げ51周目に山内英輝と交代しました。
山内は10周を消化した時点で、再び他のマシントラブルがあり、赤旗中断になります。約45分の中断の後、レースは再開され、山内の追い上げが始まります。11位でリスタートしてから10位、9位、8位と上がり、猛追します。80周を消化したあたりで路面が渇き始め、スリックタイヤに変えるチームもあり、激しく順位が変わります。山内は2号車を抜き一気に5位に上がり、85周目には3位に上がります。86周目にはトップの7号車と88号車が同時にピットに入り、スリックタイヤに交換しました。この時点で山内はトップに立ち、後続からの追撃をかわすことになりました。GT300クラスの周回数は93周が予想され、あと7周でチェッカーです。91周目までトップを走る山内とスリックを履くマシンとのタイム差は1周で10秒もつくようになり、瞬く間に11号車に交わされてしまいます。ですが、残り1周ポジションキープをすれば2位表彰台の獲得です。最終ラップはスリックを履く7号車に交わされ3位フィニッシュかと思った瞬間、最終コーナー出口で4位を走るマシンにプッシュされ、スピンを喫してしまい7位となりました。*後続マシンにペナルティが課せられ6位フィニッシュに繰り上がりました。
山内「悔しいですね。ダンロップさんやチームのみんなに結果で恩返しをしたかったのですが残念でした。次の鈴鹿は今の調子ならいいレースができると思うので、ビッグポイントを取ってチャンピオン争いに名乗りを上げたいです」
井口
「抜いて抜かれてという展開で凄くレースをした疲労感があります。天候が難しかったですが、チームはいい判断をしたと思います。次戦の鈴鹿ですが、崖っぷちのレースという勝負をしたいと思います」
小澤総監督
「作戦の分かれ目がたくさんあって、我々は意外と追いつかれなかったのは良かったです。ウエットタイヤが良かったのは今後につながります。次戦の鈴鹿ですが、ビッグポイントが必須なので、全力で走りますので、応援をよろしくお願いします」

予選アーカイブはこちら(https://www.youtube.com/watch?v=6NF5GQVWxfQ)
決勝アーカイブはこちら(https://www.youtube.com/watch?v=H418jGwckXY)

























