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SUPER GT第6戦 スポーツランドSUGO
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RACE REPORT

2023.09.17 - SUPER GT 第6戦 スポーツランドSUGO・決勝
SUBARU BRZ GT300 大混戦のレースを4位でフィニッシュ
9月17日(日)に、スポーツランドSUGOでSUPER GTシリーズ第6戦「SUGO GT 300Km Race」の決勝レースが行なわれました。SUBARU BRZ GT300は3番手からのスタートでトップを狙うレースになります。
3連休中の開催とあって、スポーツランドSUGOには3万人近い大観衆が集まりました。朝晩はすっかり秋めいているSUGOですが、湿度は高く蒸し暑いコンディンションでレースはスタートしました。

スタートドライバーは井口卓人で、綺麗なローリングスタートで始まりました。3位からスタートのBRZ GT300の順位は変わらず周回を重ねます。スタート直後はポールポジションの96号車が逃げる速さを見せていましたが、次第にラップタイムも落ち、上位4台がトップ集団を作り接戦が繰り広げられました。
しかしBRZ GT300は18周目あたりでタイヤが苦しくなり徐々に後続に追いつかれ始めます。3位争いを52号車、6号車と争うことになり、20周を終えたところで6位に順位を落とします。その後もマシンは苦しい状況が続きますが、井口は順位を守り6番手でピットインし山内に交代しました。

ピットでは燃料の給油とタイヤ4本を交換してピットアウト。総合16位でコースに戻りますが、山内に変わって数周するとGT500のマシンがクラッシュをし、赤旗中断になってしまいます。レース再開後山内は順位の挽回をすべく、ペースを上げます。リスタートした時点では総合14位。ピットインを終えているチームを入れて実質11番手という順位でした。
レースが再開してから10周ほどした時のトップとの差は10秒以内。その中に11台がおり、激しい順位争いに変わります。山内はターゲットマシンを一台ずつ追い抜き、順位を上げます。レース再開から20周すると5位のポジションまで挽回しました。そしてトップとの差は3.615秒まで縮めます。がしかし、次第にタイヤの限界も近づき再びラップタイムが落ちてしまいます。

限界が近づくタイヤで必死に周回を重ね、最後はポジションをしっかりキープし5位でチェッカーを受けました。その後、再車検により車両規定違反による失格した車両があり、繰り上げ4位となりました。
山内英輝
「求めていた順位ではないのですが、赤旗前後のポジションを考えればうまく挽回できた順位だと思います。ただ、足りてない部分も見えてきたので、改善することでチームも進化できるのでそれは楽しみな部分でもあります。レース再開してからはターゲットが全部視界に入るので、楽しかったですね。シーズンも残り2戦ですが、とにかく勝ちたいです。その気持ちだけです」

小澤正弘総監督
  「最初の井口のスティントでタイヤの限界が来るのが早くてきつかったです。井口もよく順位をキープしましたけど、その後の山内はよく順位を挽回しました。2人ともグッジョブですが、もっと強くないと勝てないですね。でも次のレースでも優勝を目指して走りますので、応援をよろしくお願いします」
次戦のSUPER GTは大分県日田市にあるオートポリスで10月14日(土)、15日(日)に「SUPER GT第7戦 GT 450km RACE」が開催されます。このレースではサクセスウエイトが半減され、BRZ T300のポテンシャルがアップすることは間違いありません。優勝を目指して熱い走りをするBRZ GT300への応援を引き続きお願いします。



予選アーカイブはこちら https://www.youtube.com/watch?v=L3WIGId650I
決勝アーカイブはこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=pFzAHnFvu0I

2023.09.16 - SUPER GT 第6戦 スポーツランドSUGO・予選
SUBARU BRZ GT300 難しいコンディションの中、予選3位を獲得
2022年SUPER GT シリーズ第6戦「SUGO GT 300Km Race」が9月16日(土)に公式練習と予選が行なわれました。
前日の天気予報は変わり、くもり時々雨というコンディションになりました。朝の公式練習の時の気温は23度、路面温度24度で秋の気配を感じる天候です。こうした天気もチームはある程度想定していた様子で、特に慌てることもなく予選に向けてのセットアップが始まりました。

いつも通り山内英輝がセットアップを担当し、コースインします。路面コンディションはレコードラインはスリックで走れるものの、それ以外は濡れた状態です。しかしながら山内は走り出しからマシンのバランスが良いといい、7周目には早くも2番手のタイムを出します。
チームはこの難しいコンディションを井口卓人にも確認してもらうため、9周目から井口が走行し山内とほぼ同タイムを計測して再び山内と交代しました。2人ともマシンのバランスは良く大きな問題はないと口を揃え、セッションを終了します。

午後の予選ではQ1予選が始まる30分ほど前から雨が降り出し、ウエット宣言が出されました。しかし予選が始まる少し前から雨は止み、ドライアップし始めます。そのため、Q1予選のA組ではウエットタイヤとスリックタイヤの混走という珍しい状況になりました。
BRZ GT300はB組のため、その様子を見てドライアップすると判断しスリックタイヤを選択。井口は路面が乾いた4周目にアタックをし、B組トップタイムを出しますが、すぐに上書きされます。徐々にコンディションが良くなるため、アタック開始を遅らせたチームがタイムを伸ばし始めています。井口は1回のアタックで止めることなく、クーリングラップをしてから再びアタックし、B組2番手のタイムを出して予選を終了しました。

つづくQ2予選は山内がポールポジションを狙って走ります。天気は回復し晴れ間が出ています。山内も4周目にアタックをし1分17秒855をマークしトップに立ちます。しかし、2台のマシンが山内のタイムを上回り3位のポジションになりました。
小澤正弘総監督
  「山内はいつもどおりしっかりアタックに行ってミスなくタイムを出したと思います。ただ、路面コンディションがドライアップしながらなので、ラバーが十分に乗っているとは言えない状況でしたので、限界ギリギリまでのグリップにはなってなかったので、車両重量が増えたことが影響したように思います。決勝では最近強いレースができていて、コース上で抜くこともできるので、最初は前の2台にしっかりついていき、その後、前に出る勝負をしたいと思います」

井口卓人
  「雨が残っいて結構ドキドキしましたけど最後にタイムを出せたのでホッとしました。タイヤ選択などチームの判断とクルマのバランスも良かったです。明日に向けてですが、SUGOは得意なので、いい結果を出せるように頑張ります」
山内英輝
  「予選はあれが精一杯でした。マシンの動きでもやはりマシンの重量増は感じられるので、あれ以上は難しい感触でした。最多ポールポジション回数で高木選手に並ばれたのはシンプルに悔しいです(笑)」

決勝レースは18日(日)午後1時30分にスタートし84周で競われます。優勝を目指すBRZ GT300への熱い声援をよろしくお願いします。



予選アーカイブはこちら https://www.youtube.com/watch?v=L3WIGId650I
決勝LIVEはこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=pFzAHnFvu0I

2023.09.15 - SUPER GT 第6戦 スポーツランドSUGO・予選前情報
BRZ GT300が最も得意とするSUGOで完全優勝を目指す
SUPER GT第6戦「SUGO GT 300km RACEが9月16日(土)、17日(日)に、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで開催されます。
チームは金曜日にサーキットに入り準備を進めています。これまでの猛暑が嘘のように涼しいSUGOでは時折、スコールのような雨が降り不安定な天候です。明日以降は晴天の予報で、また暑さが戻るということですので、暑い夏に強いBRZ GT300の背中を押してくれそうです。
井口卓人
「SUGOは相性も良いですし、マシンのバランスも良いです。それとタイヤが決まったのが一番です。これまでタイヤのマッチングを探すことが多かったのですが、最近はこのサーキットならこのセット、あのサーキットなら、こっちのセットで、というようにタイヤ選択に迷いがなくなっています。だからセットアップに集中できますし、不安材料はありません。ただ、今回、急にBoPが変更され、マシン重量が重くなったので明日の公式練習でその影響の確認と対策をする必要はあります」
「今回は300kmレースでいつもより短いですけど、やっぱり逃げるレース展開をイメージしています。早めにピットに入るチームがいると思うので、そこがひとつのポイントだと思います。またタイヤ無交換、2本交換チームもいると思うので、ピットワークもポイントになります。BRZ GT300はおそらく、フルサービスになると思うので、飛ばしてリードを作り、タイヤを変えてまた飛ばして、という展開になると思います」
山内英輝
「シリーズのチャンピオン争いの状況は、追いかけるしかない状況なので優勝を狙って走るだけだと思っています。ここは得意ですし、マシンは重くなっていますが、1ポイントでも欲しいのでポールも狙いに行きます。ただ重たい分応答遅れが出るので、どこまでそれを抑えて速く走れるかということになると思うので、明日の公式練習で詰めていくことになると思います。最近はタイヤに対する不安が減って、すぐに確定できるようになったのは大きな進歩だと感じています。本来はシーズンオフでそうしたデータが取れると良いのですが、今年は新燃料のエンジンテストもあって、時間が取れず、ここにきてまとまってきたところです」
16日(土)は午前9時15分から11時00分まで公式練習が行なわれます。そして午後2時40分からノックアウト予選Q1が始まります。BRZ GT300はB組なので、14時58分から15時08分までの10分間を予定しています。2018年の完全優勝、2019年のコースレコード、そして2021年も完全優勝と抜群の相性を持つSUGOで大きく羽ばたき、一気にチャンピオン争いに加わることができるように大きな応援をお願いします。



予選LIVEはこちら https://www.youtube.com/watch?v=L3WIGId650I
決勝LIVEはこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=pFzAHnFvu0I

2023.09.14 - SUPER GT 第6戦 スポーツランドSUGOプロローグ
SUBARU BRZ GT300 得意のSUGOで一気にチャンピオン争いを狙う
SUPER GT第6戦「SUGO GT 300km RACEが9月16日(土)、17日(日)に、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで開催されます。
第5戦を終えてSUBARU BRZ GT300のシリーズランキングは9位。優勝すると20点獲得でき、首位とは17点差なので、十分チャンピオンの可能性があるポジションにいます。そして、ランキングの上位4台はサクセスウエイトが上限の100kgを搭載しており、69kgを搭載するBRZ GT300はチャンスあり、と思えます。
が、しかし、このSUGOのレースではBRZ GT300だけBoP(性能調整)が変更されてしまい、プラス15kg増やすことになりました。マシン重量は1200kgを基本とし、BoPはこれまで65kgでしが、これが80kgに変更です1280kgを基本としてサクセスウエイトを69kg車載することになり、結果的には上位チームへのアドバンテージは減ってしまったわけです。
一方、SUGO大会の前にもてぎでGTE(エントラント)によるテストが行なわれ、BRZ GT300もテストに参加してきました。ここでは主にタイヤテストを行ない、また雨もあったためレインタイヤのテストもでき、良いデータが取れたということです。またパワートレイン系の制御変更のテストも行ない、レースウイークではできない振り幅の広いスペックでの走行データも取れ、総合的に良いテストになったといいます。

こうした状況で迎えるSUGO大会ですが、小澤正弘総監督に話を聞いてみました。
小澤正弘総監督
  「SUGOは相性の良いサーキットですし、今、マシンのバランスが取れている状態です。鈴鹿のように右、左の切り返しがあるとセットアップが難しくなるのですが、SUGOのレイアウトでは、そうした難点はクリアできるので自信があります。ただ、このタイミングでBoPが変わったので、その影響は出るので、GTA GT300レギュレーションの2号車や52号車、60号車、96号車は厄介なライバルになりそうですね。でも、シリーズを見据えれば、ここで大きくポイントを取って、一気にチャンピオン争いに加わりたいと考えていますので、応援をお願いします」
第6戦SUGO GT300km(84周)レースは16日(土)、午前9時15分から11時00分まで公式練習が行なわれ、そして午後2時40分からノックアウト予選Q1が始まります。シリーズの行方を左右する大事なレースに、皆様からの大きな声援をお願いします。



予選LIVEはこちら https://www.youtube.com/watch?v=L3WIGId650I
決勝LIVEはこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=pFzAHnFvu0I

RACE RESULT

2023.09.16 - 予選
SUPER GT第6戦 スポーツランドSUGO
Pos. No. Machine Driver Q1 Q2 Diff Tire
1 96 K-tunes RC F GT3 新田 守男 高木 真一 1'27.712 1'17.098 DL
2 20 シェイドレーシング GR86 GT 平中 克幸 清水 英志郎 1'18.959 1'17.768 DL
3 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1'18.849 1'17.855 DL
4 52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT 吉田 広樹 川合 孝汰 1'25.963 1'17.867 BS
5 56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 名取 鉄平 1'27.908 1'18.426 YH
6 18 UPGARAGE NSX GT3 小林 崇志 小出 峻 1'18.449 1'18.472 YH
7 6 DOBOT Audi R8 LMS 片山 義章 ロベルト・メリ・ムンタン 1'28.119 1'18.482 YH
8 10 PONOS GAINER GT-R 安田 裕信 大草 りき 1'19.406 1'18.561 DL
9 27 Yogibo NSX GT3 岩澤 優吾 伊東 黎明 1'18.988 1'18.602 YH
10 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 片岡 龍也 1'19.340 1'18.739 YH
Tire = BS: Bridgestone | DL: Dunlop | MI: Michelin | YH: Yokohama

SW=Success weight (kg)

 

Q1:AGr. Start Time : 14:40'00 | Finish Time : 14:50'00

Q1:BGr. Start Time : 14:58'00 | Finish Time : 15:08'00

Q2:Start Time : 15:33'00 | Finish Time : 15:43'00

 

*1 Car No.87 Natsu Sakaguchi (14:57) The relevant lap time (1'30”917) Not adopted (SpR.29.7. "Running off the track")

*2 Car No.50 Yuga Furutani (14:58) The relevant lap time (1'32”202) Not adopted (SpR.29.7 “Off-track driving”)

*3 Car No. 60 Shunsuke Kohno (16:00) The relevant lap time (131”377) Not adopted (SpR29.7 “Running off the track”)

*4 Car No.88 Yuya Motojima (15:08) Best time (1'19”812) deleted (L 4.4.d) “Pit road white line cut (entrance)”)

*5 CarNo.30 Manabu Orido (15:14) The relevant lap time (1'26”301) Not adopted (SpR29.7 “Running off the track”)

*6 Car No.4 Nobuteru Taniguchi (15:40) Pest time (1'18”471) deleted (L section 4. 6.c) “Pit road white line cut (exit)”)

2023.09.17 - 決勝
SUPER GT第6戦 スポーツランドSUGO
Pos. No. Machine Driver Time / Diff Laps Best Lap Tire
1 52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT 吉田 広樹 川合 孝汰 2:46'17.002 79 1'20.404 BS
2 20 シェイドレーシング GR86 GT 平中 克幸 清水 英志郎 1Lap 78 1'20.152 DL
3 6 DOBOT Audi R8 LMS 片山 義章 ロベルト・メリ・ムンタン 1Lap 78 1'20.619 YH
4 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1Lap 78 1'20.407 DL
5 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 片岡 龍也 1Lap 78 1'21.339 YH
6 65 LEON PYRAMID AMG 蒲生 尚弥 篠原 拓朗 1Lap 78 1'21.604 BS
7 50 ANEST IWATA Racing RC F GT3 イゴール・オオムラ・フラガ 古谷 悠河 1Lap 78 1'20.931 YH
8 96 K-tunes RC F GT3 新田 守男 高木 真一 1Lap 78 1'19.838 DL
9 10 PONOS GAINER GT-R 安田 裕信 大草 りき 1Lap 78 1'20.918 DL
10 56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 名取 鉄平 1Lap 78 1'21.112 YH
タイヤ=BS:ブリヂストン | DL:ダンロップ | MI:ミシュラン | YH:ヨコハマ

SW=サクセスウェイト(kg)

 

Start Time : 13:35'22 | Finish Time : 16:20'15

SC導入時刻 : 14:24'03(38laps)~14:27'39 (40laps)

Red Flag : 14:27'39(40laps)~15:20'00(41laps)

SC導入時刻 : 15:20'00 (41laps)~15:28'52 (43laps)

 

Fastest Lap 96 Morio Nitta 1'19.838 3/78 161.720km/h

 

CarNo.11 Ryuichiro Tomita(16:16) 黒白旗提示「ドライビングマナー」

*1 CarNo.18 Syun Koide(12:16)罰金30,000円(L項4.4.d)「ピットロードのホワイトラインカット(入口)」ウォームアップ走行時)

*2 CarNo.27 Reimei lto(12:30)罰金30,000円(H項2.5.4.1.c)「ダブルチェッカー」(ウォームアップ走行時)

*3 CarNo.30 Hiroaki Nagai(12:31)罰金30,000円(H項2.5.4.1.c)「ダブルチェッカー」ウォームアップ走行時)

*4 CarNo.30 Hiroaki Nagai(13:58)ドライブスルーペナルティ(SpR13.1.a.「危険なドライブ行為」)

*5 CarNo.56 Teppei Natori 15:15)ドライブスルーペナルティ(SpR13.1.a「危険なドライブ行為」)

*6 CarNo.56 (15:30)ドライブスルーペナルティ(SpR付則5.3「赤旗中の作業違反」)

*7 CarNo.9 (16:20)訓戒(SpR27.2.「作業要員の装備品違反」)

*8 CarNo.52(17:05)罰金30,000円(SpR17.)「トランスポンダーの切替え操作ミス」)

*9 CarNo.18 (17:45)

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