86/BRZ

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RACE REPORT

2025.09.08 - GR86/BRZ Cup 2025 第5大会 富士スピードウェイ
シリーズも後半戦となった富士大会で井口卓人が表彰台を獲得
9月6~7日、富士スピードウェイで「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup 2025」の第5大会が開催され、88号車井口卓人(ブリヂストン)が3位表彰台を獲得。12ポイントを加算してランキングトップに7ポイント差まで肉薄しました。また87号車久保凜太郎(ブリヂストン)が8位、89号車奥本隼士(ダンロップ)が10位となり、参戦したSUBARU BRZは3台全てがポイント獲得となりました。
井口卓人がチーム代表を務めるTeamTakutyは、87号車久保、88号車井口、89号車奥本の3台体制でプロフェッショナルシリーズにエントリーしています。井口は、第4戦終了時点でシリーズランキング2位となっており、トップとの差は18ポイントです。舞台となる富士スピードウェイは1周4.5kmで、1.6km近いホームストレートを有する高速サーキット。スリップストリームを使っての迫力ある追い抜きが醍醐味のひとつとなっていますがその一方で、第3セクターのように登りの中低速コーナーが連続するテクニカルなセクションもあり、ドライビングだけでなくクルマのセッティングの面でも難しいサーキットとなっています。
9月に入っても全国的に厳しい残暑が続いていましたが、レースウィークの金曜日には台風による悪天候に見舞われました。しかし、公式予選が行われた土曜には台風一過の好天となっています。15分間の公式予選セッションでは開始から8分後に87号車久保と88号車井口がコースインしてアタックを開始し、一方89号車奥本はセッションも残り4分となったところでコースに入っていきました。まずは87号車久保がこの時点で2番手タイムをマークすると、その直後に88号車井口がトップタイムを更新します。さらに89号車奥本が5番手タイムをマークするなど上々のアタックを見せました。しかしその後に彼らのタイムを更新するドライバーが現れて88号車井口が5番手、87号車久保が14番手、89号車奥本は11番手で予選を通過しています。
青空と雲が半分半分の天候となりましたが日差しは強く、まだまだ暑い1日となった日曜日にプロフェッショナルシリーズの決勝レースが行われました。スタート直後の1コーナーには7~8台が団子状態でアプローチする大混戦となりました。5番手グリッドから好ダッシュを見せた井口でしたが、この混乱の中で位置を確保できずにポジションをダウン。8番手でオープニングラップを終えています。しかしここから井口の粘り強いレースが始まります。すぐに5番手までポジションを回復すると、そこから先は1台ずつパッシングしていきます。そして10周レースのうち6周目には表彰台圏内まで進出しますが、序盤にデッドヒートを展開している間に上位の2車がリードを築いていたため、そこからさらにポジションアップすることは叶いませんでした。それでも第3戦のSUGO以来となる3度目の表彰台を確保しています。終了後「最初にポジションを落としすぎました」と苦笑しながらも、「そこから先は良いレースができたと思います。多くの応援団の皆さんの前で表彰台に登れてよかったです」、と井口は笑顔でコメントしています。
クラブマンシリーズには22号車の杉村悟、38号車の松田大輝、140号車の浦野歩、335号車の岡崎遙、555号車の岩崎史晃の5台がエントリー。15番手のグリッドからスタートした松田が3ポジションアップした12位でチェッカーを受けていました。チームスタッフとともにレースを心ゆくまで楽しんでいました。
今回のレースには多くのスバルサービススタッフが参加しています。TeamTakutyには、千葉スバルの飯塚健太さん、森三起さん、東京スバルの田口大さんチェン・ジ・レンさん、栃木スバルの小野充さん、奈良部恭汰さん、静岡スバルの石井遥大さん、スバル信州の笹野貴史さん、宇敷裕太さんがメカニックとして参加しました。また、静岡スバルの福原一喜さんと小澤魁星さんがレース終了後の公道車両検査を担当しています。

次戦の「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup2025」第6大会は、10月4~5日に鈴鹿サーキットで開催されます。
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