86/BRZ

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RACE REPORT

2025.10.06 - GR86/BRZ Cup 2025 第6大会 鈴鹿サーキット
不安定な天候に翻弄された鈴鹿大会で井口卓人が2戦連続表彰台を獲得
10月4~5日、鈴鹿サーキットで「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup 2025」の第6大会が開催され、88号車井口卓人(ブリヂストン)が2戦連続の3位表彰台を獲得。12ポイントを加算してランキングトップと10ポイント差につけており、最終戦にチャンピオンの可能性を残しました。また87号車久保凜太郎(ブリヂストン)が8位でポイントを持ち帰り、89号車奥本隼士(ダンロップ)は20位でレースを終えました。
井口がチーム代表を務めるTeamTakutyは87号車久保、88号車井口、89号車奥本の3台体制でプロフェッショナルシリーズにエントリーしています。今回の舞台となった鈴鹿サーキットは、国内の主要サーキットでは最も距離が長く、GR86/BRZ Cupの決勝レースは走行距離が約40kmとなっているため、第6大会の決勝は8周と通常よりも少ない周回数で争われます。またフルブレーキングを行う箇所が少ないため、抜きにくいコースとも言われていますが、パッシングポインのひとつであるシケインや1〜2コーナーでは見応えあるバトルが随所で展開されます。
10月に突入し少しずつ秋らしい気候へと移り変わりつつあるなか、初日は曇り空が広がりレースウイークでは唯一のドライコンディションとなりました。この日は、1年半ぶりに投入されたダンロップの新タイヤを履く89号車奥本がトップタイムをマークしました。その好調ぶりに刺激を受けた88号車井口は、土曜日の予選で躍動を見せます。土曜日は前夜からの降雨に見舞われ、水飛沫を激しく上げるほどのウエットコンディションで15分間の公式予選が始まり、開始と同時にピットアウトしてタイムアタックへと臨みました。88号車井口は一時トップに浮上する好タイムをマークし、雨脚が強まる終了間際までタイム更新を目指します。ハイドロプレーニング現象を起こしてしまうほどの雨量でしたが、88号車井口は冷静にアタックへと臨み自己ベストを更新。トップと0.5秒差に縮めて2番手につけ、ポイントリーダーよりも前のグリッド獲得だけに決勝への期待も高まります。87号車久保は5番手、89号車奥本は17番手で予選を通過しました。
日曜日も朝にはまだ小雨を降らせる状態が続いていましたが、次第に雨は止みプロフェッショナルシリーズの決勝レース開始時には路面も少しずつ回復へと向かっていました。その中、スタートで88号車井口は最高の蹴り出しを見せトップに肉迫しますが前に出ることは出来ません。トップ3台が団子状態でレースが進んでいきますが、コースの一部で雨が降る難しいコンディションとタイヤの内圧の影響によりレースペースが伸び悩み、4周目には3番手へと後退。その後SC導入となりましたが、再スタート後は後方の接近を許さず順位を守り切って3位でフィニッシュし、2戦連続の表彰台を獲得しました。終了後には「レースペースに苦しみポジションを落としてしまいました。思ったようにクルマを動かせなかったという反省点もありましたが、苦しかった中でなんとか表彰台を守り切ることができました」、と笑顔を浮かべており、王者決定戦となる最終戦岡山に向けても「少しポイント差は離れてしまいましたが、まだ諦めていません。できることをしっかりとして全てを出し切れるようにチームと一緒に準備を進めていきたいです」、と意気込みも語っています。
また87号車久保は8位でポイントを加算し、89号車奥本はウエットの路面に苦しみながらも20位で完走しました。プロフェッショナルシリーズに2戦ぶりの登場となったRECARO RACING TEAMは3台がエントリーし、909号車小暮卓史(ダンロップ)が19位でフィニッシュ。今季初登場の903号車佐々木孝太と906号車近藤翼はリタイアとなりました。クラブマンシリーズでは555号車岩崎史晃が18位、38号車松田大輝が24位でゴール。270号車江原聖洋はコンソレーションレースにて4位で終え、エントリーした3台もそれぞれ活躍を見せました。
今回のレースには多くのスバルサービススタッフが参加しています。TeamTakutyには、東京スバルの萩原洋輔さん、ザーニアウンさん、千葉スバルの嶋田寮介さん、石出優真さん、栃木スバルの安住淳一さん、沼田元貴さん、奈良スバルの高垣力弥さん、北海道スバルの大作優斗さん、名古屋スバルの白井海至さん、RECARO RACING TEAMには、北海道スバルの石川裕基さん、北陸スバルの徳田駿介さん、三重スバルの工藤仁さん、木本仁さん、京都スバルの川合要輝さん、兵庫スバルの谷津光太さんがメカニックとして参加しました。また、レース後の公道車両検査を名古屋スバルのダカル・サムラトさん、三重スバルの石川幹太さんが担当しました。

次戦の「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup2025」第7大会は、11月29~30日に岡山国際サーキットで開催されます。
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