2025.11.30 - GR86/BRZ Cup 2025 第7大会 岡山国際サーキット
2025シーズン最終戦岡山、井口卓人が4位でフィニッシュ
11月29〜30日「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup 2025」の最終戦が岡山国際サーキットで開催され、88号車井口卓人(ブリヂストン)が4位でフィニッシュし、シリーズランキング2位を獲得しました。
今シーズン着実にポイント重ねてきた井口は、トップとの差を10ポイントとし、逆転でのシリーズチャンピオン獲得の可能性を残した状態で最終戦を迎えました。爽やかな秋晴れに恵まれた29日の公式予選では、88号車井口、87号車久保凛太郎(ブリヂストン)、89号車奥本隼士(ダンロップ)の3台は他のドライバーのタイムを見極めてからコースイン。専有走行でセッティングの大幅な変更やタイヤの温め方を試し、「正直ここまで来られるとは思っていなかった」、という井口は、BRZ勢最上位の6番手グリッドを獲得。「これまでの2年間、最終戦はいつもアクシデントやマシントラブルでスッキリしないレースが続いていたので、まずは上位と戦える順位を獲得できたことにホッとしています」、とコメントしています。89号車奥本は8番手、87号車久保は13番手、909号車小暮卓史(ダンロップ)は23番手となっています。
翌30日、12周で行われた決勝レースは、2度のSC(セーフティカー)が入る荒れた展開となります。抜群のスタートを切って4番手にポジションアップした井口でしたが、最終コーナーでアクシデントが発生したため、2周目からSC導入となります。レースが6周目にリスタートしたあとはトレイン状態が続きましたが、8周目に再びSCが導入され、ファイナルラップでリスタートとなりました。その結果、井口は表彰台まであと1歩の4位でフィニッシュし、シリーズランキング2位を獲得しました。87号車久保はポジションを大幅に上げて8位でフィニッシュ。89号車の奥本は、レース途中でのペナルティ未消化により、決勝レースの結果に30秒が加算され29位となっています。井口は今シーズンを振り返って、「3年目の今年は、奥本の加入もありチームの規模が大きくなったと同時に、チームが強くなってきているのを感じ、とてもいい雰囲気で最終戦を迎えることができました。レースウィークを通じて参加したディーラーメカニックの皆さんは、その表情の変化を感じますし、店舗に戻った後もリーダーとして活躍しています。今後もワンメイクレースの仲間を増やしていきたいと思っています」、と語っています。RECARO RACING TEAMの909号車の小暮は24位でのフィニッシュ。チーム代表前口光宏は、「今年は富士スバル(群馬県)と協力して二人三脚で臨みました。デフやミッションを交換する中で、純正パーツと異なることも多く、ミスや時間がかかったことで、悔しい思いをすることもありました。そんな中、できること、できないことをみんなで声を掛け合いながら臨んで1年間やり切ることができました。富士スバルのメカニックの皆さんはとにかく明るく、最高でした」と、共に闘ったディーラメカニックに感謝を述べました。
クラブマンシリーズには、38号車松田大輝、270号車江原聖洋、610号車田中優樹の3台のブライベーターがBRZでエントリー。レースウィークで最も良いペースで走れたと語る松田は17番手、ベテランの江原が30番手でフィニッシュしています。コンソレーションレースに出場した田中優樹は、新潟スバル長岡店の営業マンです。応援に駆けつけたTeamTakutyのメカニック達と、家族が見守る中、自身初のレースを最後まで走り切りました。
今回のレースには多くのスバルサービススタッフが参加しています。TeamTakutyには、千葉スバルの増田駿さん、北片俊輔さん、東京スバルの富田洋平さん、三上嵩さん、栃木スバルの小野充さん、金田知哉さん、スバル中四国の高橋勇大さん、生方壮一郎さん、岡田大佑さん、RECARO RACING TEAMには、富士スバルの野口純平さん、川岸優太さん、米田克也さん、宮内雅弥さん、武井颯太さん、スバル中四国の山道理人さん、小井田彰文さん、下井一輝さん、中平一輝さん、潮翔太さん、石岡卓也さんがメカニックとして参加しました。また、レース後の公道走行検査をスバル中四国の髙橋祐介さん、菅野洋平さんが担当しました。
今シーズンもSUBARU BRZへの熱い応援をありがとうございました。



