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SUPER GT 第5戦 鈴鹿サーキット
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RACE REPORT

2025.08.24 - SUPER GT第5戦鈴鹿サーキット・決勝
SUBARU BRZ GT300 今季初表彰台となる2位を獲得
2025年SUPER GTシリーズ第5戦の決勝レースが、8月24日(日)に行なわれました。鈴鹿サーキットは前日と同様晴天で、酷暑です。決勝レースがスタートする午後3時30分の時点でも気温34度、路面温度はなんと65度という高温でした。
SUBARU BRZ GT300は土曜日の公式予選を完璧に制し、ポールポジションからのスタートです。スタートは井口卓人が担当し、逃げ切りを仕掛けます。オープニングラップで井口は綺麗にホールショットを決め、2番手に1秒392のリードをつけます。

そのままリードを広げるかに思えた展開でしたが、2位の7号車はペースを上げ、逆に井口にプレッシャーを掛けてくるほどにペースアップしてきます。それでも井口はトップを明け渡すことなく、首位をキープ。
全車が前日の予選タイヤを使用しており、高い路面温度ではマッチしていない可能性もあり、落ち着いた展開で周回を重ねていきます。途中、セーフティカーが入る場面もあり、アンダーカットを狙うチームも出てきますが、トップを快調に走る井口は淡々と周回を重ね、22周を終えてトップでピットインしました。

ピットでは給油とタイヤ4本交換を行ない、フルサービスでピットアウトすると、先行してピットインを済ませていた60号車はすでにコントロールラインを通過しており、続く7号車、5号車にも先行されてしまいます。そして6号車にも抜かれ5位に落ちますが、その後、山内英輝は6号車を抜き返し、4位のポジションで後半戦を競います。
山内は3位を走る5号車をターゲットに周回を重ねていきます。残り10周になっても5号車を追い詰めるまでに接近できませんでしたが、45周目にFCYが出され、解除のタイミングで5号車はリスタートに失敗。山内は3位に浮上することができ、今季初表彰台を獲得しました。その後、再車検で2位の車両が失格となり、61号車は2位に繰り上がりました。

山内英輝
「やっと表彰台に立つことができたので、良かったです。もちろん勝ちたかったので悔しいですけど、これまでのことを考えると結果を出せたレースだったと思います」
井口卓人
 「できるだけ引っ張りたいという作戦もあったのですが、ピットインのタイミングが難しかったです。でもここで表彰台に立てて、少しホッとしているのは正直な気持ちとしてあります」
小澤総監督
 「スタートからのペースは良かったと思います。戦略的にも綺麗なレースだったと思いますが、60号車のピット作業が短かったのと7号車はペースも速かったですね。それでも最後まで諦めなかった結果、表彰台に登れたので良かったと思います。このあと得意のSUGOとオートポリスなので、なんとか優勝をしたいです」

次戦のSUPER GT第6戦SUGOは9月20日(土)、21日(日)に宮城県村田町のスポーツランド菅生で300kmレースが開催されます。得意のSUGOで優勝を目指すSUBARU BRZ GT300への応援をよろしくお願いします。
2025.08.23 - SUPER GT 第5戦鈴鹿 予選レポート
SUBARU BRZ GT300 完璧に予選を制し、今季初ポールポジションを獲得
2025年8月23日(土)、SUPER GT 第5戦「SUZUKA GT 300km RACE」の公式練習、公式予選が行なわれました。
残暑が厳しい鈴鹿サーキットは気温34度、路面温度も50度を超える暑さの中、午前10時20分から公式練習が始まりました。

いつものように、山内英輝が最初にコースインをし、マシンのバランスチェックを行ない、その後セットアップを進めていく手順です。途中、井口卓人と交代をしマシンの状態確認。さらに煮詰めていく作業です。

しかしながら今回はリヤの安定感が強すぎる傾向があり、アンダーステアに悩まされます。ダンパーやスプリング、エアロなどのセット変更を繰り返しますが、トップタイムから1秒以上遅いタイムで、順位も19位前後と振いません。
このままではQ1予選落ちの可能性もあり、チームは思い切ったセット変更にトライしました。公式練習の終了間際に井口卓人がドライブをすると、全体トップタイムをマークします。井口も「フィーリングが変わり、グリップも高くなった」とコメントしていました。

タイムはその後#0号車、去年のチャンピオンマシンのランボルギーニGT3に0.060秒交わされ2位になりましたが、チームは手応えをつかんだ様子です。

午後のQ1予選B組は井口がアタックします。10分間の予選ですが、やや遅れてピットアウトしクリアラップを作ります。井口はゆっくりと2ラップ周回し、3周目に渾身のアタックを開始しました。するとセクターごとに全体ベストを刻みQ1予選B組でトップタイムをマークしました。
GT500のQ1予選を挟んでQ2予選がスタートします。Q1の各組9位までがQ2に進出するため、18台によるポールポジション争いが始まりました。

SUBARU BRZ GT300は山内が現役最多ポール獲得回数更新を目指しアタックをします。山内は井口と同様ゆっくりとタイヤをあたため1周のアタックに集中しました。すると山内は唯一の1分56秒台のタイム、1分56秒869をマークし、自身15回目のポールポジションを獲得しました。これまで高木真一選手と同数の14回獲得でしたが、これで単独トップの回数となりました。ちなみに佐々木孝太選手は13回のポール獲得数です。
偶然にも2年前の鈴鹿で山内は14回目のポールを獲得しており、相性の良い鈴鹿で再び記録を更新することができました。

井口卓人
「約2年ぶりにポールポジションを取れて、素直に嬉しいです。午前中は苦労していたのですが、思いっきりやってみたセットアップ変更がピタリとハマって、気持ちよくアタックできました。戻ってこれた安堵感のある一日でした」
山内英輝
 「あさイチの状態だったらQ1落ちの状態でしたが、マシンのセットアップが変わってアタックできました。それと井口選手からQ1が終わったあとアドバイスがあって、注意するポイントのレクチャーがあったので、思いっきり攻めることができました。そして、明日もこの勢いで決勝レースを勝ちたいと思います。ファンの人たちとこの空気を共有したいです」

明日8月24日(日)の決勝は午後3時30分にスタートし300km、52周で競われます。BRZ GT300は唯一の1分56秒台をマークしてポールポジションからのスタートです。得意の鈴鹿でコーナリングスピードを活かし、今季の初優勝を狙います。みなさんからの熱い声援をよろしくお願いします。
2025.08.22 - SUPER GT 第5戦 鈴鹿サーキット・予選直前情報
SUBARU BRZ GT300 シンプルにポールtoウインを狙う
2025年SUPER GTシリーズ第5戦「SUZUKA GT 300km RACE」が8月23日(土)、24日(日)三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行なわれます。
チームは金曜日にサーキット入りをして準備を進めていますが、鈴鹿サーキットも酷暑です。午後3時になっても手元の温度計は37.5度を指しています。

SUBARU BRZ GT300はBoPとサクセスウエイトを合わせて111kg加算され、車両重量は1311kgです。今季最も重たい状態でのレースになりますが、得意の鈴鹿サーキットと相性の良さで重さを感じさせない走りに期待したくなります。
また酷暑対策として、ドライバーズシートとヘルメットへ涼風があたるエアコンシステムを導入しました。今季新車となったBRZ GT300は、風が室内を通り抜けるように設計はされているのですが、それだけでは厳しいほどの室内温度になっています。ただ、30cm四方程度のボックスに送風モーターやコンデンサーなどを内蔵したクーラーなので、市販車のエアコンのようには涼しくはありません。

ドライバーにとっても、またメカニックにとっても厳しい真夏のレースですが、ドライバーの2人はこの鈴鹿大会には意欲的です。
井口卓人
「前回のマシントラブルは解消してますし、部品もフレッシュになっているので心配はしていません。ただ暑くなりそうで、タイヤがどうなるか気になるところです。5月の鈴鹿のテストは気温が高くてあまりいい感触ではなく、それよりも今回は気温も路温も上がるので気になってます。ただ、ダンロップさんも対策はしてくれているので、良い結果になればと思っています。またサーキットに来てくれる人は、くれぐれも熱中症に注意しながら声援を送ってくれたら嬉しいです」
山内英輝
 「タイヤもマシンもみんながメンテナンスして仕上げてくれているので、目指すのはシンプルにポールtoウインです。重量増はありますが、そこは消します!重さを感じさせない走りを見せたいと思ってます。うまく言葉で言えないのですが、トラブルが続いているのは事実ですけど、打破するのは結果をだすことなので、ドライバーとしてミスなく100%の仕事をすることに全力を尽くします。猛暑で大変だと思いますが、応援してくれるみんなの声援に応えたいと思います」
明日8月23日(土)は午前10時10分から公式練習が始まり、午後3時15分からQ1予選が始まります。BRZ GT300はB組で走行し、Q2は午後4時8分から18分までの10分間で行なわれます。猛暑を吹き飛ばす爽快なBRZ GT300の走りに応援をよろしくお願いします。
2025.08.21 - SUPER GT 第5戦 鈴鹿サーキット・ プロローグ
SUBARU BRZ GT300 得意の鈴鹿で表彰台獲得を目指す
2025年SUPER GTシリーズ第5戦「SUZUKA GT 300km RACE」が8月23日(土)、8月24日(日)に三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで開催されます。
猛暑がつづく日本列島ですので、サーキットへ来場する皆様は熱中症対策や日焼け対策など万全の準備でのご来場をお待ちしています。

さて、SUBARU BRZ GT300は、前戦の富士スピードウェイでのスプリント大会2日目にマシントラブルが発生しリタイヤしてしまいました。当初、エンジントラブルとされていましたが、マシンを工場へ戻し詳細を検分したところ、メインドライブシャフトのトラブルと判明しました。
エンジンからの動力を伝えるシャフトが破損しており、その原因は製造メーカーが解析中ということですが、10年以上に渡りトラブルが出たことのない部品。信頼性の高いパーツだっただけに、チームスタッフも悩ましいと言っています。

もちろん、今回の鈴鹿大会に向けてはパーツ交換も行ない、関連する他のパーツの交換、点検を行なっており、エイジング期間の見直しや検証も行なっているということなので、期待を持って応援をお願いします。
さて、第5戦はシーズン折り返しとなり、ここからは取りこぼしのできないレースが続くことになります。今回の鈴鹿大会ではBoPウエイトは65kg、サクセスウエイト46kgで合計1311kgとなり、今季でもっとも重い状態で参戦することになります。

一方で出力規制や燃料給油用リストリクターの変更はなく、従来どおりのスペックで参戦できます。逆にライバルチームの上位チームでサクセスウエイトが50kgを超えている場合は、給油時間がかかるように給油の吐出量制限がかけられており、ピットストップ時間が長くなります。
こうしたハンデキャップを各チームが背負っての大会となり、BRZ GT300のハンデはウエイトのみで参加できる点をどう分析し、対策をとっているのか小澤正弘総監督に伺いました。

「車重に関しては想定内です。シーズン前のテストでも1300kgは想定しているので問題ないと思います。BoPに関してライバルは厳しい条件にされていますが、BRZ GT300は富士のときに厳しくされていて、そのままの状態で鈴鹿に参戦となりますから、いい勝負ができると考えています。またフロントタイヤが今季、小径になったため、その点は心配されます。ライバルも条件は同じなのですが、ここはダンロップさんがいろいろアイディアを盛り込んでいるようなので、その対策がハマってくれることを願いたいです」
「シーズンも折り返しですので、残りの全レースでビッグポイントの獲得、表彰台の獲得、そしてどこかで1勝を狙う目標で精一杯頑張りますので、応援をよろしくお願いします」

第5戦鈴鹿300kmレースは8月23日(土)の10時10分から12時10分まで公式練習が行なわれ、午後3時15分から公式予選が始まります。今季のBRZ GT300は速さがありますので、皆様からの応援をよろしくお願いします。

RACE RESULT

2025.08.23 - 予選
SUPER GT 第5戦 鈴鹿サーキット
Pos. No. Machine Driver Q1 Q2 Diff Tire
1 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1’57.787 1’56.869 DL
2 7 CARGUY FERRARI 296 GT3 ザック・オサリバン 小林 利徠斗 1’58.413 1’57.179 YH
3 5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号 塩津 佑介 木村 偉織 1’58.551 1’57.328 YH
4 60 Syntium LMcorsa LC500 GT 吉本 大樹 河野 駿佑 1’58.706 1’57.444 DL
5 777 D'station Vantage GT3 藤井 誠暢 チャーリー・ファグ 1’58.151 1’57.668 DL
6 6 UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI 片山 義章 ロベルト・メリ・ムンタン 1’59.013 1’57.708 YH
7 2 HYPER WATER INGING GR86 GT 堤 優威 平良 響 1’58.705 1’57.803 BS
8 52 Green Brave GR Supra GT 吉田 広樹 野中 誠太 1’59.141 1’57.826 BS
9 45 PONOS FERRARI 296 ケイ・コッツォリーノ 篠原 拓朗 1’59.140 1’58.084 DL
10 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 片岡 龍也 1’58.789 1’58.281 YH
2025.08.24 - 決勝
SUPER GT 第5戦 鈴鹿サーキット
Pos. No. Machine Driver Time / Diff Laps Best Lap Tire
1 7 CARGUY FERRARI 296 GT3 ザック・オサリバン 小林 利徠斗 1:48’25.177 49 1’59.717 YH
2 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 17.452 49 2’00.140 DL
3 5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号 塩津 佑介 木村 偉織 5.082 49 2’00.044 YH
4 45 PONOS FERRARI 296 ケイ・コッツォリーノ 篠原 拓朗 3.369 49 2’00.495 DL
5 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 片岡 龍也 5.293 49 2’00.024 YH
6 52 Green Brave GR Supra GT 吉田 広樹 野中 誠太 7.196 49 2’00.885 BS
7 0 VENTENY Lamborghini GT3 小暮 卓史 元嶋 佑弥 2.156 49 2’01.042 YH
8 56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 平手 晃平 0.107 49 2’00.340 YH
9 666 seven × seven PORSCHE GT3R 近藤 翼 ハリー・キング 37.734 49 2’00.083 YH
10 11 GAINER TANAX Z 富田 竜一郎 大木 一輝 1Lap 48 2’01.894 DL
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