SUPER GT

BACKSTAGE COLUMN

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2026.04.18

SUBARUとの運命的な出会いが私を導いてくれました

SUBARU SUPER GT応援団長 マリオ高野

SUPER GTが開催されるサーキットのSUBARU応援席の先頭に立ち、応援旗を振り続けるマリオ高野こと高野博善さんは、SUBARUの工場がある群馬県太田市の市議会議員です。大阪出身ながら2022年に太田市に移住。「SUBARUの魅力を広めるために議員になった」、と話しています。以下、SUBARU MOTORSPORT MAGAZINE記者(MSM)と高野さんとのやりとりを紹介します。

MSM 自己紹介をお願いします。
高野 「私は、子供の頃はクルマに全く興味がなく、乗り物酔いをすることから一生運転免許は不要だと考えていました。なので、18歳になっても免許は取得せず、当時のF1ブームにも無関心でした。しかし、20歳の時に奈良県へ引っ越した際、クルマがないと生活が不便なため、やむを得ず免許を取得しました。当初は軽自動車で十分だと考えており、唯一親切に対応してくれたSUBARUディーラーで、スーパーチャージャー付きのヴィヴィオGX-Rを購入しました。納車日に初めて運転した時、クルマが自分の思い通りに動くことに深く感動し、それまでのクルマに対するネガティブなイメージが180度変わってしまいました。そして、この瞬間から、私は大のクルマ好きになったのです」
MSM その後フリーランスライターに転身しましたよね。
高野 「SUBARUディーラーの店頭で見たWRC(世界ラリー選手権)の映像に感化され、SUBARUが活躍するラリーの世界に夢中になった私は、ヴィヴィオ購入後わずか半年で初代インプレッサWRXに乗り換えました。クルマへの情熱が高じ、当時勤めていたホテルマンの仕事を辞してクルマ関連の仕事に就きたいと考え、自動車セールスマンなどを経て、自動車雑誌の編集者を志すようになりました。仕事が決まる前に上京したのですが、のちに念願叶って自動車雑誌の編集部に就職することができました。数年後フリーランスに転身し、元々好きだったSUBARU関連の仕事を狙っていました。そんな中、2013年にはとある企画でGTレースの応援団担当としての活動を始めることとなり、以来SUBARUスタンドで応援旗を降り続けています。また、これが転機となり、SUBARU関連の仕事が徐々に増えていきました」
MSM 太田市に移住することになったきっかけは何ですか。
高野 「2022年に母が亡くなり、複数台のクルマが置けるガレージ付き一軒家を物件検索サイトで探していると、理想の物件を偶然発見し、条件の良さから群馬県太田市への移住を即決しました。さぞかし町中にSUBARUがあふれ、ゆかりの地としてファンや観光客が訪れるものと想像していましたが、それは早くも外れることとなります。太田市が、”SUBARUの城下町”であるにもかかわらず、その魅力をPRする場所やコンテンツがほとんどないことに疑問を感じた私は、何かを提案する立場を目指し、折しも市議会議員選挙が訪れることを知り立候補を決意しました。一個人YouTuberとして発言するよりも、議員という立場の方が多くの方に話を聞いてもらえると考えたわけです。主にネットや動画で”SUBARUの街なのに魅力が発信されていない”と訴え、幸い多くの市民から共感を得て当選しました」
MSM 議員としての活動とはどんなことですか。
高野 「議員として、あまり緊密とは言えなかった市とSUBARUとの間の距離を縮めるべく活動しており、少しずつ成果が出て来つつあると思います。昨年のSUPER GT最終戦茂木に太田市のPRブースを出展していただき、市長にも足を運んで現場の雰囲気を体験していただきました。また、市内にあるSUBARUの旧工場をファンが訪れることができる施設に利活用する提案を行うなど、両者の橋渡し役を担っているつもりです。こうした活動は議会にも影響を与え、他の議員からもSUBARUに関連した地域振興策が提案されるなど、地元企業を活かそうという機運が高まっています。また、SUBARU関連だけでなく、カーブミラー設置の要望や空き家問題など、住民の身近な困り事の解決にも取り組んでいます。かつては、近所付き合いなど地域との関わり合いは苦手だったのですが、今は”住む街に少しでも貢献したい”とい使命感を持って活動しています」
高野さんは今、太田市議会健康福祉委員会の副委員長を務めています。ウィークデイは所属委員会に関連する会議や市役所に出向いて市の担当者から報告を受けたり、市内の文化財の保護・利活用のための活動などをしています。週末にSUPER GTレースが開催される週は、スーツ姿からチームウェアに着替えてサーキットまで原則自走。SUBARU BRZ GT300が走行している間ずっと応援旗を振り続けています。高野さんのSUBARUと市との橋渡し活動がより活性化し、SUBARUファンに還元されることはとても素晴らしいお仕事だと思います。サーキットで高野さんをお見かけされた際には、ぜひ労いの声をかけてあげてください。
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