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第5戦 鈴鹿サーキット
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RACE REPORT

2026.08.23 - SUPER GT第5戦 鈴鹿・決勝
SUBARU BRZ GT300  鈴鹿で見えたセットアップの課題
2026年SUPER GTシリーズ第5戦の決勝レースが、8月23日(日)に行なわれました。
前日に行われた予選でSUBARU BRZ GT300は3番手のポジションを獲得しました。しかし、チームはマシンのセットアップで足りない部分があることも理解しており、予選終了後にセットアップを変更して決勝レースに臨みます。

レース前のウォームアップ走行では、コンディションの異なるタイヤをフロントに履き、マシンバランスのチェックを行います。最初に井口卓人が走行し、全体2番手のタイムを出し、計測終了後に山内英輝に代わり、別のタイヤで走行します。しかし全体11番手のタイムで、課題の解決とまではいきませんでした。
決勝レースでは予選3位のBRZ GT300を含めトップ4台が全体をリードすることが予想され、その中にとどまる、あるいは抜け出す展開に期待がかかりました。

午後1時30分、気温は33度、路面温度55度と厳しい暑さの中、決勝レースは始まりました。スタートは井口が担当し、直後の1コーナーから逆バンクにかけて2位争いをサイド・バイ・サイドで繰り広げる走りを見せます。しかしながら2位を奪うことはできず3位をキープして周回を重ねます。
6周もするとタイヤのグリップが落ち、井口は暴れるBRZ GT300を抑え込む走りに変わり、次第に後続車に交わされていきます。14周目には#45号車からプッシュされ痛恨のスピン。コースアウトしたBRZ GT300はこの時点で勝負権を失ってしまいました。

グラベルから脱出したBRZ GT300はピットに戻り、再スタートしますが、各部の点検、清掃と同時にセットアップの変更も行いました。ピットアウトした井口は、トップ集団と同等のタイムを出し、ある程度の手応えは掴んだようです。
その後、山内英輝に交代して周回を刻みますが、山内もトップグループと同等のタイムは出せるものの、不安定な状況は否めません。レースは終盤に大きなクラッシュが130Rコーナーで起こり、セーフティカー先導のまま、レースを終了することになりました。

山内英輝
「やってほしい方向のセットアップに変更してもらって、走ったのですが、それでも足りていない状況でした。何が足りないのか、早く見つけて結果を出せるようなクルマに仕上げ、チェッカーを受けるレースができるように集中して頑張ります」
小澤正弘総監督
「アクシデント後に変更したセットアップも、まだ、トップ集団と同等のタイムを重ねた訳ではないので、足りないものがだいぶあることはわかりました。それが何なのかを見つけ出さないと予選でいいポジションを獲得しても、ポジションを維持できないことがよく見えました。次に向かって、その課題解決をしっかりやっていきたいと思います。方向性は見えているので、後半はうまく走れると思っています」

次戦のSUPER GT第6戦SUGOは9月19日(土)、20日(日)に宮城県村田町のスポーツランド菅生で300kmレースが開催されます。新エンジンを搭載したBRZ GT300ですが、その成果を発揮できるよう応援をお願いします。
2026.08.22 - SUPER GT第5戦 鈴鹿・予選レポート
SUBARU BRZ GT300 セットアップに苦しんだものの予選3位を獲得
2026年8月22日(土)、残暑が厳しい鈴鹿サーキットではSUPER GT 第5戦「SUZUKA GT 300km RACE」の公式練習、公式予選が行なわれました。
午前中に行われた公式練習では、山内英輝がマシンバランスのチェックをしながらセットアップを始めます。しかし、公式練習開始から15分で他のマシンのクラッシュにより赤旗中断になります。また再開後も再び赤旗中断になり、思うようにセットアップが進みません。

それでも1分58秒台のタイムはマークしており、常にトップ5以内には入るタイムを計測しています。一方で、タイムは出ているものの、ドライバーからは前後バランスの悪さがあり、扱いにくさもあるとコメントしています。
午後に行われる予選に向けて、公式練習後からジオメトリーを中心にセットアップの変更を行いました。午後3時30分から始まったQ1予選は、SUBARU BRZ GT300はB組で走行します。井口卓人がコックピットに収まり、コースインしました。予定ではウォームアップ2周後にタイムアタックをする予定でしたが、想定より早くアタックをします。

するとB組トップタイムをマークし、予選時間を残したままピットインしました。井口のタイムはQ1全体でも2番手であり、セットアップ変更はうまくできた様子です。そしてQ2予選では山内英輝がポールポジションを目指してアタックをしました。
山内も早めのアタックを行い、1分56秒台をマークしトップに立ちます。すると予選時間を3分も残してピットに戻ります。山内のタイムは終了間際に2台のマシンに交わされ、予選3位となりました。

山内英輝
「公式練習の時からずっとバランスが良くなくて、タイムは出せたのですが、もう1周アタックしてもタイムは伸びないと感じたので、温存の意味もあるので早めに切り上げました。まずまずの結果なんですが、やっぱり予選で負けるのは悔しいですね」
井口卓人
「アンダーステアがあるので、あまり思いっきりは攻められませんでしたが、結果はまずまずでした。フロントの動きとリヤの踏ん張りのバランスが悪いので、その辺りの改善が必要だと思います」

小澤正弘総監督
「鈴鹿に来る前の想定よりは良い結果なので、ひと安心です。ただ路面コンディションでアンダーステア、オーバーステアの症状がでるので、そこが攻めきれなかった反省があります。決勝に向けてはロングランでタイムを落とさないようなセットアップと、前に行けるような作戦が取れる展開に持ち込みたいと思います」
明日8月23日(日)の決勝は午後1時30分にスタートし300km、52周で競われます。BRZ GT300は予選3位からのスタートです。得意の鈴鹿でコーナリングスピードと、ニューエンジンのパワーを活かして、今季の初優勝を狙います。みなさんから、残暑に負けない熱い声援をよろしくお願いします。
2026.08.21 - SUPER GT 第5戦 鈴鹿サーキット・予選直前情報
SUBARUBRZ GT300 進化の手応え、酷暑の第5戦鈴鹿で反撃を期す
2026年SUPER GTシリーズ第5戦「SUZUKA GT 300km RACE」が8月22日(土)、23日(日)三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行なわれます。
金曜日にサーキット入りをし、ピットの設営を行いましたが、鈴鹿サーキットは酷暑です。体温を超える外気温になっており、観戦予定の皆様はぜひ、暑さ対策、陽射し対策をしっかり行い、塩分、水分をとって無理のない観戦を心がけてください。

チームは前戦の富士スピードウェイでのレースの翌日、来シーズンから供給されるダンロップのワンメイクタイヤテストに参加しました。手応えは良く、ワンラップの速さもロングランの速さも想定以上に良かったとドライバーは口にします。その理由をドライバーに聞けば、山内英輝は「ジオメトリーの変更をしました。それが良かったのだと思います。特にロングが良かったのが印象に残っています」と。
小澤正弘総監督によれば「今回の鈴鹿には、ダンロップさんから対策したタイヤを用意していただきました。ジオメトリーも変更していますが、そこは、公式練習で合わせ込んでいく必要があります。ただ、鈴鹿は路面が全面改修されているので、グリップが上がります。ですので、やはりタイヤの負荷をコントロールする必要性はあると思います」

やはり、レースには二律背反の要素がたくさんあるため、ひとつの課題をクリアするとそのシワ寄せが想定外なところに影響することもあるようです。
今シーズンはニューエンジンのEG33型を投入し、予選では速さを見せているものの、なかなか良い結果につながらないシーズンになっています。しかし、ここから反撃の狼煙をあげ、シーズンを盛り上げていくことを期待しましょう。
井口卓人
「チームのみんなが全力でメンテナンスをして、改良もしてくれてますから、仲間を信じてやるだけです」

山内英輝
「ドライバーは最高のパフォーマンスをすることだと思います。今回は路面も変わっているので、セットアップをどこまで煮詰められるか、タイヤの負荷も考えながら決勝を見据えたセットアップが必要だと思います」
明日8月22日(土)は午前9時40分から11時20分まで公式練習があり、その後、午後3時15分からQ1予選が始まります。BRZ GT300はB組で走行し、Q2は午後4時23分から10分間行なわれます。猛暑にも負けないBRZ GT300の熱い走りに応援をよろしくお願いします。
2026.08.19 - SUPER GT 第5戦 鈴鹿サーキット・ プロローグ
SUBARU BRZ GT300 進化を証明する第5戦
2026年SUPER GTシリーズ第5戦「SUZUKA GT 300km RACE」が8月22日(土)、8月23日(日)に三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで開催されます。
猛暑、酷暑が続く日々ですが、熱中症対策、日焼け対策をしっかりと行い、水分、塩分補給しながらSUBARU BRZ GT300の応援をしていただければと思います。

さて、ここまで3レースを終え、ニューエンジンを搭載したBRZ GT300はトラブルが多く、苦戦しました。もちろん、予測できるものへの対策は行なっているものの、実際のレースになると予想外の結果になることもありました。小澤正弘総監督によれば「だいぶ苦しみましたが、ハードパーツ系の課題は解決できたと考えています」と話します。
気筒数が増えトルクも増えたことは、さまざまバランスが変わることを経験し、ここにきて手の内化ができたというわけです。タイヤのバーストに関しては「ダンロップさんと一緒に解決してく課題ですが、どうしてもGT300マシンはGT3マシンより車体剛性が高いので、タイヤにかかる負担も大きくなります。タイヤの構造も踏まえて、対策していただけるという話ですし、BRZ GT300では荷重の分散といったことも行なって、バランスを保ちながら改善してく必要性はあると思います」
また前回冷却系のレイアウトを変更し、クーリング性能を変更しましたが、その点について「冷却はうまくいきました。富士スピードウェイの第3セクターがもっとも低速でオーバーヒートしやすいのですが、そこで全く問題なかったので、うまく改善できたと思います。鈴鹿は平均車速が高いので、冷却に関しては心配していません」と。

そして第5戦鈴鹿に対しての意気込みを伺いました。
「昨年はセクター1だけ舗装が変わっていて、苦労したのですが、今年はコース全体の舗装が変わっています。じつはセパン戦の前に鈴鹿テストが組まれていましたが、キャンセルになり、鈴鹿を走っていない状況です。これは各チーム同じ条件ですが、BRZ GT300の足回りのセッティングはかなり煮詰めているので、ライバルよりは一歩リードできているのではないかと期待しています。この新しい路面にどれだけセッティングを出せるかがカギになると思っています。走り出しで良いポジションになれば、レースも良い結果になると思います」
8月22日(土)は午前9時45分から11時20分まで公式練習があります。途中、FCYテスト、GT300、GT500の占有走行を行い、午後3時30分から公式予選が始まります。BRZ GT300はB組での走行になります。皆様の暑さに負けない熱い応援をお願いします。

RACE RESULT

2026.08.22 - 予選
第5戦 鈴鹿サーキット
Pos. No. Machine Driver Q1 Q2 Diff Tire
1 9 PACIFIC ウマ娘 NAC BMW 冨林 勇佑 藤原 優汰 1'57.818 1'56.547 ML
2 777 D'station Vantage GT3 藤井 誠暢 チャーリー・ファグ 1'57.324 1'56.551 DL
3 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1'57.484 1'56.981 DL
4 60 Syntium LMcorsa LC500 GT 吉本 大樹 河野 駿佑 1'57.970 1'57.064 DL
5 18 UPGARAGE AMG GT3 小林 崇志 新原 光太郎 1'57.471 1'58.473 YH
6 7 CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO ザック・オサリバン 梅垣 清 1'57.412 1'58.344 YH
7 45 PONOS FERRARI 296 EVO 川端 伸太朗 篠原 拓朗 1'58.035 1'57.553 YH
8 65 LEON PYRAMID AMG 蒲生 尚弥 菅波 冬悟 1'57.677 1'57.945 BS
9 87 OPEN HOUSE Lamborghini GT3 元嶋 佑弥 松浦 孝亮 1'57.691 1'58.270 YH
10 11 GAINER TANAX Z 富田 竜一郎 大木 一輝 1'57.843 1'57.813 DL
・SW=サクセスウェイト(kg)
Q1:Start: 16:03’00 Finish: 16:13’00
Q2:Start: 16:41’00 Finish: 16:51’00
【走路外走行により不採用としたラップタイム】
Q2: CarNo.16: 1’45.389 4/5, CarNo.24: 1’45.820 5/5
2026.08.23 - 決勝
第5戦 鈴鹿サーキット
Pos. No. Machine Driver Time / Diff Laps Best Lap Tire
1 9 PACIFIC ウマ娘 NAC BMW 冨林 勇佑 藤原 優汰 1:47'16.526 48 1'58.460 ML
2 7 CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO ザック・オサリバン 梅垣 清 4.429 48 1'59.624 YH
3 18 UPGARAGE AMG GT3 小林 崇志 新原 光太郎 6.621 48 1'59.282 YH
4 777 D'station Vantage GT3 藤井 誠暢 チャーリー・ファグ 7.563 48 1'59.968 DL
5 56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 木村 偉織 11.224 48 1'59.413 YH
6 88 VENTENY Lamborghini GT3 小暮 卓史 ダニール・クビアト 11.711 48 1'59.632 YH
7 360 RUNUP × SOL GT-R 荒川 麟 金丸 ユウ 12.836 48 1'59.843 YH
8 5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号 塩津 佑介 荒尾 創大 16.624 48 2'00.147 YH
9 11 GAINER TANAX Z 富田 竜一郎 大木 一輝 17.241 48 1'59.703 DL
10 32 ENEOS X PRIME AMG GT3 石浦 宏明 鈴木 斗輝哉 20.563 48 2'00.437 BS
28 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 9Laps 39 1'58.832 DL

Fastest Lap No. 9 Yusuke Tomibayashi / PACIFIC UMAMUSUME NAC BMW 1'58.460 (27 / 48) 176.475 km/h

Start Time : 13:37'26 Finish Time : 15:24'26

FCY: ①14:07'26(16Laps)→ 14:10'33(17Laps) ②15:06'53(47Laps)~
SC: 15:08'13(47Laps)~SC先導によりリチャージ

Black and White Flag

CarNo.666(14:13)(SUPER-GT SpR. 付則-7 3.3)(10)「複数回の走路外走行」

*1 CarNo.666 ドライブスルー(SUPER-GT SpR.18-1「走路外走行」)(14:56)

*2 CarNo.45 Shintaro Kawabata ドライブスルー(SUPER-GT SpR.13-1.b「危険なドライ行為」)(14:28)

*3 CarNo.65 Naoya Gamou ドライブスルー(SUPER-GT SpR.27-17「ピットレーンでの他車への危険行為」)(14:43)

*4 CarNo.2 Kazuhisa Urabe ドライブスルー(SUPER-GT SpR.13-1.b「危険なドライ行為」)(13:55)

*5 CarNo.26 Hironobu Yasuda 競技結果に40秒加算(国際モータースポーツ競技規則 付則H項 2.10.10(SC活動中の追越し))(15:27)

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