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2016.11/11-12 第3戦ツインリンクもてぎ
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RACE REPORT

2016.11.12 - SUPER GT第3戦 もてぎラウンド・予選/決勝レポート
SUBARU BRZ GT300は23位完走
11月12日(土)にツインリンクもてぎ(栃木県)で行われたSUPER GT第3戦『MOTEGI GT GRAND FINAL』で、SUBARU BRZ GT300(井口卓人/山内英輝)は、予選セッションを終えて3番手タイムを記録。さらなるポジションアップを目指して午後の決勝レースに臨みましたが、ペナルティなどを科され23位でレースを終えました。
難しいコンディションの路面で予選3番手

SUPER GT史上初となる週末2連戦となった今回のイベントでは、通常どおりのノックアウト予選ではなく、ひとつのセッションですべてのグリッドが決まる予選方式を採用しています。GT300クラスの予選は8:35から15分間。天候は晴れですが、路面はウェット、ドライバーたちは15分間という限られた時間のなかで、変化する路面に対応しながらマシンパフォーマンスを引き出さなければなりません。

第3戦の予選でSUBARU BRZ GT300のステアリングを握るのは井口です。井口はウェットタイヤを装着してコースイン。固めのタイヤを選んだことから温まりに苦労した部分はあるものの、残り時間5分となった段階からタイムを伸ばしはじめます。それまで4番手につけていた井口はセッション終了間際のアタックでさらにタイムを削り、JAF GT車両のトップとなる3番グリッドを獲得しました。
「コンディションに助けられた部分もあったと思いますが、セッション最後に狙ってポジションを上げることができました。決勝では実力を最大限に発揮して、ミスなくやれればいい結果を出せる自信はあります。それに明日もありますし、最終戦につなげられるレースができればと思います。勝負していかないと前には出られないので、それを見据えて前半スティントを考えながらプッシュできるようにしたいと思います」と、井口は午後の決勝レースに向けて意気込みを語りました。

ペナルティや接触もあり23位で完走

晴れわたる空のもと、決勝レースは13:10にスタート。スターティングドライバーは、予選と同じく井口が務めました。柔らかめのタイヤを装着してスタートしたSUBARU BRZ GT300は、序盤でポジションをひとつ落とし4番手をキープするものの、徐々にライバルに迫られ、6番手でピットイン。山内にステアリングを託します。
山内は固めのタイヤを装着し16番手でコースに復帰、粘り強い走りでポジションを上げていきます。ところが12番手に浮上した段階で、ピットインの際の作業違反によるドライブスルーペナルティを科されることに。ペナルティを消化し、再びコースインした時には16番手となっていました。山内はその後も気持ちを途切れさせることなく安定したタイムを刻みますが、レース終盤の47周目に他車と交錯。エンジン再始動に時間がかかり、また足まわりにダメージを負ってしまったこともあり、マシンをピットに戻してレースを終えることとなりました。

スタートを担当した井口は、「最初の数周はいい感じでしたが、一気に自分たちの良さが出せなくなってきてしまう厳しい状況でした。これまでのデータや今日のデータを検証して、明日にうまくつなげたいと思います。今日よりもいいタイムで走れるよう、気持ちを切り替えて思い切り走ります」と、今日のレースを振り返りました。
山内は悔しさを抑えた表情で次のようにコメントしました。「固めのタイヤを装着して出たのですが、ポジションキープが精いっぱいの状況でした。今日の決勝の中で明日に活かすことのできるポイントを見つけて、いい方向に進められるよう考えたいと思います」。

チーム総監督を務める辰己英治は、「ドライで走れていなかったことが、そのまま出てしまった感じですね。それに、ハード的な面だけでなく、ペナルティなどのミスもありましたし、チーム全体を建て直さないとダメかなと思います」と、明日に向けての心境を語りました。
13日(日)はいよいよ2016年の最終戦となります。予選は8:40から15分間、決勝レースは13:30から53周で争われます。有終の美を飾るべく奮闘するSUBARU BRZ GT300の戦いぶりにご注目ください。
2016.11.11 - SUPER GT第3戦&第8戦 もてぎラウンド・直前レポート
金曜日の練習走行はウエットコンディションに
11月11日(金)〜13日(日)に栃木県のツインリンクもてぎで開催されるSUPER GTシリーズ第3戦および第8戦『MOTEGI GT GRAND FINAL』は、11日(金)に設定された練習走行を終了しました。SUBARU BRZ GT300(井口卓人/山内英輝)は着々と周回を重ね、2日間続くレースに向けた準備を行いました。
第7戦タイで喫したクラッシュの影響はなし

SUBARU BRZ GT300は第7戦タイで決勝レース中にクラッシュ、リタイアを余儀なくされてしまいました。大きく破損したマシンは船便で日本に戻され、そこからチームは急ピッチで修復作業を行いました。この週末は土日の2日間で2連戦となることから、練習走行は11日(金)にふたつのセッションが予定されています。あいにく午前中に行われた最初のセッションでは強い雨が降っており、クラッシュやスピンによって3度の赤旗中断を挟むほどのコンディション。1時間の走行で各車とも動作確認にとどまるような状況となりました。
チーム総監督を務める辰己英治は、「タイから戻ったマシンを分解してみたら意外とダメージがなく、無事に修復できました。午前中のセッションは雨だったのであまり走れませんでしたが、走行自体には問題がないことが確認できました」と、午前中のセッションを振り返りました。

雨のまま走行終了も、セッティングの感触は良好

13時から行われた午後のセッションは、午前中の状況を受けて40分時間が延長されることとなりました。スタート時点で雨は止んでいたものの、気温・路面温度は低く、路面は依然としてウェットのまま。各車走行を重ね、1時間が経過した頃にようやくスリックタイヤを装着してアタックするマシンが出始めました。しかし再び雨が降り始め、SUBARU BRZ GT300はスリックタイヤでのアタックを行うことなく、1分55秒724という9番手タイムでセッションを終えています。

井口は「今日は新しいエアロパーツの確認と、修復したマシンの確認ができました。なかでも大きかったのは、ウェイトの差(47kgと0kg)を確認できたことですね。明日にならないと分からない部分は当然ありますが、フィーリングも良かったですし、今日やれることはすべてできたかなと思います」と手応えを語りました。
また、山内は次のようにセッションを振り返っています。「マシンに修復した違和感はまったくありません。チームのおかげで走ることができています。微妙なコンディションでのドライブでしたが、マシンバランスはすごくいいですね。ドライコンディションでどうなるかは分かりませんが、井口選手はトップタイムも出せているので、いいところにいるのではないかと思っています」。

辰己は「スリックを装着したら雨が降ってきてしまいました。セットアップ自体はまあまあではないかなと思います。今回のマシンはフロントのリップスポイラーとリヤウイングの形状を変更しています。ダウンフォースを少し増やす方向にしています。CFDで計算した結果で導き出したものですが、いい方向にいっていますね。いつものことですが、土曜日、日曜日とも予選でどれだけ前に行けるかがポイントですね。現時点ではあまりネガティブな要素はないと思います」と、意気込みを語りました。
12日の第3戦は井口、13日の第8戦は山内が予選を担当します。「ぶっつけ本番になりますが、ライバルも同じ条件ですし、マシンはいい状態に仕上げてもらっています。ドライバーの力でしっかりタイムを出せるよう頑張ります」と、井口。
GT300クラスの予選は12日の8:35から15分間のみで行われます。予選の前に走行機会はなく、この15分ですべてのグリッドが決定します。いつも以上にセットアップやアタックのタイミングの重要性が問われる緊張感の高いセッションとなることが予想されますが、士気高く臨むSUBARU BRZ GT300の走りにご注目ください。
2016.11.07 - SUPER GT第3戦&第8戦 もてぎラウンド・プレビュー
SUPER GTシリーズ初の2連戦で逆転チャンピオンに挑む
11月11日(金)〜13日(日)、栃木県のツインリンクもてぎでSUPER GT 2016年シーズンの締めくくりとなる第3戦&第8戦「MOTEGI GT GRAND FINAL」が開催されます。熊本地震の影響で中止となった第3戦オートポリス(大分県)の代替イベントとして12日(土)に第3戦、13日(日)に最終戦の第8戦という2連戦の変則スケジュールが組まれているほか、ウェイトハンデも第3戦では原則として1ポイント1kg、第8戦では0と変動するため、チャンピオン争いの行方は混沌としています。
全長4.801kmのツインリンクもてぎは、SUPER GTが開催されるサーキットの中でも短い直線と曲率の小さいコーナーが組み合わせられたコースで、“ストップ&ゴー"と呼ばれる性格のものです。コーナーへアプローチするブレーキングの安定性と、立ち上がりの加速が勝敗を分ける鍵となります。SUBARU BRZ GT300(井口卓人/山内英輝)は今回のレースに向けて新たなパーツを投入する予定もあり、先日の第7戦タイでのダメージを修復し、万全の体制で臨むべく準備を進めています。
SUPER GT GT300クラスには総勢29台がエントリーしており、多くのマシンにチャンピオン獲得の可能性があります。現在SUBARU/STIはチームランキングで5位、ドライバーランキングで4位。いずれも首位とは僅差となっており、逆転チャンピオンを目指して全力で挑みます。SUBARU BRZ GT300の快走にご期待ください。
スバル恵比寿ショールーム「SUBARU STAR SQUARE」にて
11月12日(土)、13日(日)の2日間にわたりパブリックビューイングを開催
SUPER GT第3戦&第8戦「MOTEGI GT GRAND FINAL」のパブリックビューイングを「SUBARU STAR SQUARE」にて2日間にわたり開催します。MCは12日の第3戦を岡嶋泰子さん、13日の第8戦を濱田恵梨子さんが担当、いずれもゲスト解説にドライバーの松田晃司選手を迎える予定です。さらに今回は、会場内でスロットカー選手権を開催予定。スロットカーになったSUBARU車をあなたの手で操縦して頂けます。ゲスト出演の松田選手との対戦や、優勝者には素敵な賞品を進呈!

会場内では、素敵なプレゼントが当たるじゃんけん大会も同時開催予定。12日には「STI オリジナルカードケース」、「SUBARUオリジナルキャップ(GTカーデザイン)」、「特製クリアファイル」の3種類。13日は「STIオリジナル財布」、「STIスヌード」、「特製クリアファイル」の3種類となっておりますので、皆様ふるってご参加ください。また、来場された皆さまへGTオリジナル応援フラッグを特典としてご用意しております(※数に限りがございます。予定数に達し次第、配布を終了致しますのであらかじめご了承ください)。

■定員(座席数):125席 ※立見可
※優先入場席25席をご用意しています。
※定員に達した場合、入場をお断りさせて頂く事がございますので、あらかじめご了承ください。

12日(土)
■受付開始:12:00〜(ショールームは10:00〜通常営業致します)
■パブリックビューイベント:12:40〜
■スロットカー選手権:10:00〜14:30

13日(日)
■受付開始:12:30〜(ショールームは10:00〜通常営業致します)
■パブリックビューイベント:13:00〜
■スロットカー選手権:10:00〜13:00

■特典:GTオリジナル応援フラッグ(※数に限りがあります。予定数に達し次第、配布を終了致します)
■スバルチームが途中リタイヤした場合でも、当イベントは実施致します。

RACE RESULT

2016.11.12 - 予選
2016.11/11-12 第3戦ツインリンクもてぎ
Pos. No. Machine Driver Q1 Q2 Diff Tire
1 11 GAINER TANAX AMG GT3 ビヨン・ビルドハイム 1'54.932 DL
2 21 Hitotsuyama Audi R8 LMS リチャード・ライアン 1'55.522 0.59 DL
3 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 1'56.137 1.205 DL
4 31 TOYOTA PRIUS apr GT 嵯峨 宏紀 1'56.197 1.265 BS
5 0 GAINER TANAX GT-R アンドレ・クート 1'57.059 2.127 DL
6 87 triple a ランボルギーニ GT3 佐藤 公哉 1'57.270 2.338 YH
7 25 VivaC 86 MC 土屋 武士 1'57.337 2.405 YH
8 51 JMS LMcorsa 488 GT3 新田 守男 1'57.349 2.417 YH
9 55 ARTA BMW M6 GT3 小林 崇志 1'57.417 2.485 BS
10 33 Excellence Porsche 山野 直也 1'57.795 2.863 YH
天候: 晴 / コース: ウェット
Start Time 8:35'00 Finish Time 8:50'00
2016.11.12 - 決勝
2016.11/11-12 第3戦ツインリンクもてぎ
Pos. No. Machine Driver Time / Diff Laps Best Lap Tire
1 21 Hitotsuyama Audi R8 LMS リチャード・ライアン 藤井 誠暢 1:40'43.929 50 1'49.530 DL
2 33 Excellence Porsche 山野 直也 J.ベルグマイスター 2.294 50 1'49.908 YH
3 88 マネパ ランボルギーニ GT3 織戸 学 平峰 一貴 4.288 50 1'49.746 YH
4 11 GAINER TANAX AMG GT3 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム 21.17 50 1'49.498 DL
5 0 GAINER TANAX GT-R アンドレ・クート 富田 竜一郎 35.463 50 1'50.128 DL
6 26 TAISAN SARD FJ AUDI R8 元嶋 佑弥 近藤 翼 35.479 50 1'49.891 YH
7 25 VivaC 86 MC 土屋 武士 松井 孝允 44.84 50 1'50.049 YH
8 87 triple a ランボルギーニ GT3 細川 慎弥 佐藤 公哉 51.842 50 1'49.969 YH
9 65 LEON CVSTOS AMG-GT 黒澤 治樹 蒲生 尚弥 52.078 50 1'49.846 YH
10 48 DIJON Racing GT-R 高星 明誠 青木 孝行 58.167 50 1'49.783 YH
23 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 3Laps 47 1'49.958 DL
天候: 晴 / コース: ドライ
タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/YH:ヨコハマ
Start Time : 13:13
Finish Time : 14:53
※セーフティーカー : 13:17 - 13:33
参加台数: 29台 出走台数: 29台

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