2016.07.24 - SUPER GT第4戦 菅生ラウンド・決勝
SUBARU BRZ GT300は3位表彰台を獲得
スポーツランドSUGO(宮城県柴田郡村田町)で7月24日(日)に開催されたSUPER GT第4戦「SUGO GT 300km RACE」にて、SUBARU BRZ GT300(井口卓人/山内英輝)は3番グリッドからスタートし、3位で表彰台を獲得しました。
霧雨の降るフリー走行では4番手タイム
9時からスタートしたフリー走行はウェットコンディションとなり、セクションによっては霧が発生するような状況のもと行われました。30分間のセッションで計10周をこなし、チームはこのセッションで決勝レースに向けた仕様変更のチェックと、レース中に使用するタイヤの選定を行いました。最初にステアリングを握った山内が1分30秒126、続いてコースインした井口が1分29秒411というタイムでGT300クラス4番手となりました。
9時からスタートしたフリー走行はウェットコンディションとなり、セクションによっては霧が発生するような状況のもと行われました。30分間のセッションで計10周をこなし、チームはこのセッションで決勝レースに向けた仕様変更のチェックと、レース中に使用するタイヤの選定を行いました。最初にステアリングを握った山内が1分30秒126、続いてコースインした井口が1分29秒411というタイムでGT300クラス4番手となりました。
雨はセッション終了後にいったん上がり、12時50分からのウォームアップ走行時にはドライコンディションに。細かい霧雨は降ったり止んだりを繰り返しますが、全車ドライタイヤで14時のスタートを迎えました。幸い雨はそれ以上強くなることはなく、涼しいながらも安定したコンディションでレースは行われました。スタートドライバーを務めた山内は、1コーナーで前を行くライバルのインを突き、2番手に浮上します。安定したラップを刻みながら首位のマシンを追いかけた山内は、セーフティカーランを経て30周目にピットイン。後続の井口へとステアリングを託しました。
フィニッシュまでのロングスティントを担当した井口は13番手でコースに復帰。山内同様、安定したタイムでラップを重ねていきます。ライバルが次々とピットインするなか井口は5番手まで挽回、さらに66周目の1コーナーで前を行く2台を一度にパスし、3番手に。残り6周となったところで、最終コーナーで発生したアクシデントにより赤旗が提示され、レースはそのまま終了。規定によって、その1周前の順位が最終結果となり、SUBARU BRZ GT300は2015年の第5戦鈴鹿以来となる3位表彰台を獲得しました。
今回のレースを糧に、次戦以降もさらなる高みへ
今回のレースを糧に、次戦以降もさらなる高みへ
最初のコーナーでライバルをかわす好スタートを見せた山内は、「色々あった週末でしたが、ちゃんとポイントも表彰台も獲れました。ようやく巻き返しができる状況に到達できたのではないかと思います。1コーナーで2番手となったあと、トップの25号車を追いかけたのですが、ちょっとペースについていけなかった部分もあります。こういったところが次に改善しなければいけない部分ですね。今回のレースは、自分たちにとってもいいテストになったのではないかと思います。次戦の富士でも表彰台を狙い、チーム、マシン、タイヤのすべてを鈴鹿に合わせて勝利を狙います」と笑顔で力強く語りました。
「自分の心も含めて、かなり苦しい状況での戦いでした。タイヤのマネージメントをしながらも前を追いかけなければならず、最後は少し辛かったですね。ただ、そのなかでもバトルで順位を上げられましたし、今後に繋がるレースになったと思います。今後も集中力を切らさずにひとつひとつのレースをしっかり走り、結果を出したいと思います。クラッシュのせいでチームにとっては大変な準備期間になると思いますが、次戦の富士に向けて基本的なデータはあるので、コンディションに合わせてしっかり戦えると思います」とは、公式練習でのクラッシュから見事な立ち直りを見せた井口です。
「自分の心も含めて、かなり苦しい状況での戦いでした。タイヤのマネージメントをしながらも前を追いかけなければならず、最後は少し辛かったですね。ただ、そのなかでもバトルで順位を上げられましたし、今後に繋がるレースになったと思います。今後も集中力を切らさずにひとつひとつのレースをしっかり走り、結果を出したいと思います。クラッシュのせいでチームにとっては大変な準備期間になると思いますが、次戦の富士に向けて基本的なデータはあるので、コンディションに合わせてしっかり戦えると思います」とは、公式練習でのクラッシュから見事な立ち直りを見せた井口です。
チーム総監督を務める辰己英治は、「トップ5〜6台はやはりペースが速く、なかなか厳しいことがあらためて分かりました。赤旗がなければ逃げ切れなかったかもしれません。実はもっとタイムを詰められるかと思っていましたが、もう少しセットアップを考えてみなければならないですね。3位表彰台でひとつのステップは上がりましたが、次どうするかを考えることにエネルギーを注ぎ、皆さんの期待に富士で応えられるよう、クルマを進化させる方法を考えます」と、早くも次戦のことに集中するというコメントを残しています。また、チームは練習走行でダメージを受けた車両を短時間で修復し、予選3番手、決勝3位入賞を果たしたことで、各レースにおいて最も顕著な活躍を見せたメカニックに授与される「ZF Award」を受賞しました。
次戦は8月6日(土)・7日(日)に富士スピードウェイ(静岡県)で開催されるSUPER GT第5戦「FUJI GT 300km RACE」です。SUBARU BRZ GT300は6月30日と7月1日に同サーキットでテストを行っており、手応えを得ています。今回のレース結果を得てさらなる速さを発揮するSUBARU BRZ GT300の快走にご期待ください。
次戦は8月6日(土)・7日(日)に富士スピードウェイ(静岡県)で開催されるSUPER GT第5戦「FUJI GT 300km RACE」です。SUBARU BRZ GT300は6月30日と7月1日に同サーキットでテストを行っており、手応えを得ています。今回のレース結果を得てさらなる速さを発揮するSUBARU BRZ GT300の快走にご期待ください。