GRC

OUTLINE

ラリークロスは周回コースで開催される競技です。GRCのコースは通常ターマックとダートがミックスされ、1.5Km程のショートコースです。ラリーとは異なり、スタートは複数台同時スタート。予選、ヒートレース、準決勝、LCQ(敗者復活戦)、決勝という順番で行われています。ポイントはヒートレースも準決勝も、1回のレースではないこと。少し複雑ですが、決勝までのプロセスを追っていきましょう。

予選から決勝までの流れ

予選

  • 予選のタイムが決勝/LCQで効いてくる

    予選はタイムアタック。その順位でヒートレースのグリッドポジションが決まります。さらに決勝やLCQでは、準決勝のA/B2戦同順位のうち、予選タイムが速い方が有利なグリッドにつけます。

    予選TOP6ドライバーのみ最終予選へ
    ちなみに、予選のTOP6ドライバーだけが、最終予選を行いトップ6タイムを競います。彼らについては最終予選前のタイムはリセットされ、最終予選でのタイムがそれ以降カウントされるようになります。

ヒートレース

予選順位で組が決まる! 2つにわかれて2度のレースを戦う

ヒートレースは各6周で争われ、A/Bの2グループに分けられたレースが2回、合計4レースがあります。最初のレース、ヒート1Aとヒート1Bには、予選の順位で偶数がヒート1A、奇数がヒート1Bに割り振られます。さらにその結果を受けて、2ヒート目のレースが行われます。この出走は1Aの1位が2A、1Bの1位が2B、1Aの2位が2B、1Bの2位が2Aと、偶数順位がAからBへと入れ替わり、様々なマシンとドライバーの組み合わせによるレースが楽しめるようになっています。そして、最終的にヒート2の順位で準決勝のグリッドポジションが決まります。またグリッドですが、以降の競技ではすべて、列の最後に振り当てられたドライバーは次の列に移っても良い権利が与えられます。たとえば最前列の前側のアウト側のドライバーは2列目イン側のポジションと交代してもよいといった内容です。

準決勝:セミファイナル

準決勝もA/Bの2つに分かれて、2度のヒートレースで構成

セミファイナルもA/Bの2レース構成。セミファイナルA、セミファイナルBと、6周のレースが2回行われます。セミファイナルのA/B組は、ヒートレース2の順位で割り振られ、ヒートレースAの1位、Bの2位、Aの3位……がセミファイナルAを戦う、というように奇数順位と偶数順位で出走レースが入れ替わってのレースとなります。

決勝へはセミファイナルA/Bの各々のトップ3となる6名が出場決定。
4位以下のドライバーは全員LCQ(敗者復活戦)へ回されます。

  • セミファイナル3位までは決勝へ

    セミファイナル4位以下はLCQ(敗者復活戦)へ

LCQ(敗者復活戦)

  • トップ4が決勝に進める

    LCQ(敗者復活戦)では、セミファイナルA/Bの順位に予選タイムを加味してスターティンググリッドが決まり、トップ4の4名が決勝に出場できます。

決勝

  • 準決勝を勝ち抜いた6名とLCQで復活した4名が戦う

    決勝は10台による10周のレース。グリッドポジションは準決勝の順位で決定されます。GRCのスターティンググリッドは3台ずつ。10台ですから、3列+4列目に1台となります。一番有利な1列目イン側には、準決勝A/Bのトップのうち、予選タイムが速かった方。つまりここに来て予選のタイムが鍵となってくるのです。もう1台が1列目中央、A/Bの2位のうち予選タイムが速かった方が1列目アウト側、遅かった方が2列目イン側と進んでいきます。3列目からはLCQの順位で並び、4位のマシンが4列目となります。 なおタイヤはコントロールタイヤ制でBF GoordichのRC02タイヤのみ、1レース12本までとなります。

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