2022.08.22 - GR86/BRZ Cup 2022 第2戦・決勝
GR86/BRZ Cup第2戦SUGO、雨と酷暑が明暗を分ける


金曜日に行われた専有走行は晴れて気温が上昇したのに対して、土曜日の予選は雨予報。路面はドライコンディションでしたが、少し肌寒い風が吹く中行われました。全38台がエントリーしているクラブマンクラスは、315号車舩井俊仁(ふないとしひと)がSUBARU BRZ最上位の11位で予選を終えており、「昨日の練習走行よりいいタイムを出せたのでよかったです。色々なカテゴリーのレースに参加していますが、GR86/BRZ CUPは参加台数も多く、どこの位置にいてもバトルを楽しめることが魅力です」と語っています。


日曜日の決勝レース日の天候は晴れ。クラブマンクラスの決勝レースは午前、プロクラスの決勝レースは午後に行われます。気温が上昇し、前日とは異なるコンディションとなりました。クラブマンクラスでは、315号車の舩井俊仁が12位でレースを終えました。一方のプロクラスでは、予選で苦戦したBRZ勢は中盤からスタートとなります。混戦となるスタート直後は、グリッドの位置が近い909号車小暮、906号車佐々木孝太(ダンロップ)、987号車久保凛太郎(ブリヂストン)がスリーワイドとなって第1コーナーに向かいました。新シリーズとなって初めてのSUGO戦、プロクラスは一段と高いレベルのコンペティションとなっています。特にSUGOは、各車が厳しくコーナーを攻めていくため、通過時には土煙が巻き上がります。18番手からスタートした987号車の久保は確実に順位を上げていき、最終的に6ポジションアップの12位でフィニッシュしました。久保は、「決勝レースのペースは満足のいかないものでしたが、中盤に前のクルマがバトルしている隙をついて順位を上げています。今回のSUGOでは高い路面温度でのタイヤのタレ方や、走行のデータを得ることができました。内圧をはじめ、暑い時のクルマのセッティングは今後もう少し考えていかないといけません。次の十勝は涼しいと思うので、もっとスピードのあるバトルができると思っています」と、次戦に向けて前向きな様子でした。レース後の裁定で、久保はひとつ順位を上げて11位、988号車の井口卓人は15位、609号車の荒木謙一郎(ダンロップ)は33位となりました。小暮、佐々木の2台はそれぞれレース中のアクシデントによりリタイアとなっています。

「TOYOTA GAZOO RACING GR86/BRZ Cup」次戦は、9月24〜25日。舞台は北海道の十勝スピードウェイとなります。