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SUPER GT 第4戦 富士スピードウェイ
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RACE REPORT

2022.08.07 - SUPER GT第4戦 富士スピードウェイ・決勝
61号車SUBARU BRZ GT300、今季初優勝
8月7日(日)、富士スピードウェイでは2022年SUPER GT第4戦富士100 Lapレースの決勝レースが行われ、61号車SUBARU BRZ GT300は、手に汗握るバトルを制してGT300クラス優勝。朝から晴れて気温が上がった富士スピードウェイに集まったSUBARUファンは大いに盛り上がりました。
ドライバーの山内英輝は、このレースでSUPER GTレース100戦目を迎えました。2008年8月の第6戦鈴鹿1000kmでデビューし、2015年からはSUBARUチームのレギュラードライバーに定着。今年は、SUBARUドライバーとして8年目のシーズンとなり、開幕から2戦連続ポールポジションを獲得するなど、名実ともにSUBARUを代表するドライバーに成長しています。今回も前日の公式予選では、トップタイムに0.017秒差の2位となり、クラスフロントロウのスタート位置を確保しています。
決勝レースを前に午後12時30分から20分間のウォームアップ走行が行われ、一旦ピットに戻った各車がスターティンググリッドに向かおうとしている際に、富士スピードウェイ上空には雨雲が差し掛かり、ホームストレートの路面を濡らしました。しかし、各チームがグリッドにつき、選手紹介が始まる頃には雨は上がり、再び青空が見えるように。ウェットタイヤを準備していたチームもスリックのまま、スタートを待つばかりとなりました。この時点での気温は26度、路面温度は31度でした。
午後2時、GT500 15台、GT300 26台のレースカーが静岡県警の白バイ先導によるパレードラップを開始。続く2周のフォーメーションラップを経て、各車一斉に加速し決勝レースがスタートしました。一周フォーメーションラップが追加されたため、100周の決勝レースは99周に短縮されることになります。山内が駆る61号車は、スタート直後は2位のポジションを守りましたが、5周目の最終コーナーで背後に迫る4号車に先行を許し、序盤は3位を走行しました。その後首位を走る65号車がマシントラブルで脱落したものの、後続の10号車に追いつかれて再び3位となり、25周目に山内はピットイン。交代した井口卓人は一時的に13位まで順位を落としましたが、他の車両のピットインが終了した時点では、再び3位を取り戻しています。61号車は62周目にピットインして、井口は最終ランナーの山内にバトンを渡しました。その後、大量リードを築いていた4号車が首位の位置に戻した途端、タイヤパンクチャーでピットイン。その後は、11号車と61号車BRZ GT300との一騎討ちとなりました。山内は4秒近かった差をジリジリと詰め、追いついてからは何度か最終コーナーや第1コーナーで仕掛けますが、瞬発パワーで勝る11号車はその都度抜き返し、一進一退を繰り返しました。転機は85周目の最終コーナーでした。再び首位に返り咲いた61号車がリードしたまま第1コーナーに進入。その後は11号車の追従を振り切ることに成功。91周目のチェッカーフラッグをトップでくぐり抜けてGT300クラス優勝を掴み取り、山内自身の記念すべきSUPER GT 100戦目を最高の結果で締めくくりました。
61号車ドライバー山内英輝のコメント
「見ているみなさんは楽しかったと思いますが、僕はもう一杯いっぱいでした。それでもクルマのパフォーマンスが非常に良かったので、いけると思っていました。走りながら(11号車とのバトルは)どこで仕掛けるかのプランを組み立てていました。ピットからもまだ12周あるよと聞いていたので、落ち着けという意味だと思って、そのチャンスが来た時に思い通りの走りが出来ました。本当に良い1日になりました」

61号車ドライバー井口卓人のコメント
「最後の山内選手の走りがすごかったですね。インターバルの間にクルマのパフォーマンスとそれにマッチしたタイヤを見つけられていたので、今日の僕のスティントの時も自信を持って走れました。コンスタントにラップタイムを落とさず走れることがわかったので、最後の山内選手のスティントでもそのタイヤを使っています。すごく良いペースで走れるタイヤを得られて、今後のレースに向けてとても前向きな気分です」
チーム総監督小澤正弘のコメント
「65号車、4号車が速くて追いつけないな、とは思っていたのですが、やはり長いレースは何が起こるかわからないものです。とはいえ、最後まで良いペースで走り切れるクルマ作りを目指してきたので、今回は全てが噛み合い良いレースができました。しかし、最後の山内はアドレナリン出まくりで、信じられないような走りを見せてくれました。今後は簡単に勝たせてくれなくなるとは思いますが、それを乗り越えていくのが我々の仕事です。今後も応援をよろしくお願いします」

次戦SUPER GT第5戦は、鈴鹿サーキットにて8月27日・28日に開催されます。



予選アーカイブはこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=OXhvDC6LDq0&t=1s
決勝アーカイブはこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=-7X_A4D9uog

2022.08.06 - SUPER GT第4戦 富士スピードウェイ・予選
SUBARU BRZ GT300は、予選2位でフロントロウスタート
8月6日(土)、富士スピードウェイで2022年SUPER GT第4戦富士100 Lapレースの公式予選が行われ、61号車SUBARU BRZ GT300は、GT300クラス2位となり、明日の決勝レースをクラスフロントロウからスタートすることになります。
この日の朝の富士スピードウェイは濃い霧に包まれ、朝8時過ぎから行われる予定だったF-4の公式予選はキャンセルとなりました。その後9時からSUPER GTの公式練習が組み込まれており、走行開始のディレイが心配されましたが、セッション直前には霧は瞬く間に消えてなくなり、定刻通りに走行スタートとなりました。この時点で気温は22度と涼しく、路面温度も26度ほどでした。朝方まで降り続いた雨のため、セッション最初にウェット宣言が出されるものの、走行が始まるとレコードラインは徐々に乾いていきました。61号車SUBARU BRZ GT300は、山内英輝が最初にコースイン。その後、後半を井口卓人に交代し、1時間35分間の走行枠をフルに使ってセッティングを進めました。この時間のベストタイムは、クラス26台中6 番手でした。チーム総監督の小澤正弘は、「ここまでは順調です。気温や路温は予想より低かったのですが、想定の範囲なので条件的には何も問題はありません。(午後3時スタートの)公式予選も、いまのところこんなコンディションだろうと考えています。やっぱりここは(決勝レースの)前方からスタートしたいですよね。予選結果をお楽しみに」と語っています。
午後3時からの公式予選では、61号車BZR GT300はBグループから井口が出走。10分間のタイムアタックタイムの最終周に5番手タイムを記録し、Q2進出を決めました。井口は、「クルマのバランスは悪くないのですが、タイヤを温めるタイミングの関係で最終ラップにベストタイム記録となりました。Q2に進出できて、ホッとしています。先日の富士テストで暑い気温・高い路面温度でもコンスタントに走れるタイヤが見つかっているので、明日(の決勝レース)は今日よりも気温が高い方が僕達に有利かも。でも、(気温が上がらなかったとしても)これまでのタイヤも十分勝負できると思うので、心配はしていないです」と語っています。
山内が乗り込んだQ2は、午後4時少し前にスタート。天候や路面温度はQ1と同等で、湿度がやや高くなった様子でした。土曜日にも関わらず、グランドスタンドのSUBARU応援席はファンで埋め尽くされ、山内がホームストレートを通過するたびにブルーの旗が力強く振られていました。そんな中、山内は慎重にタイヤに熱を入れ、アタックラップのために集中を高めていました。10分間のQ2のうち2分を残した時点で、山内は2番手に0.6秒の差をつけるトップタイムを記録。

SUBARUピットでは、「ヨシッ」という声が聞かれました。ピットクルーやエンジニアがポールポジション獲得を意識したとき、場内アナウンスがひときわ高い声で他車のベストタイム更新を叫びました。その結果、61号車SUBARU BRZ GT300は、0.017秒差の2位で公式予選を終えることとなりました。ピットに戻った山内は、悔しそうな表情で次のように語りました。「クルマのバランスが良く、特にタイヤは予選の間に早く熱が入るように作ってきてくれたので、しっかりパフォーマンスを発揮してくれました。アタックラップは、ああすればよかったというところは一切なく、これ以上はできないというほど目一杯攻めた結果であり、それについて後悔はありません。今後もっと自分を磨いて、さらに速さを発揮できるように努力します」。
小澤総監督は、「ポールを逃す結果となりましたが、クルマは良い方向に仕上がっています。インターバルの間にテストして速さを追求してきましたが、さらに今回追加ウェイト25kgを載せても、それでもいけるだろうと思っていたことを山内が証明してくれました。どんな状況でも速く走れるクルマづくりをしてきたつもりなので、明日はしっかり勝負したいと思っています」と語りました。
明日8月7日の決勝レースは午後2時にスタートし、100周約450kmで競われます。



予選アーカイブはこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=OXhvDC6LDq0

2022.08.03 - SUPER GT 第4戦 富士スピードウェイ・プロローグ
SUBARU BRZ GT300へ新たな試練と夏用タイヤの投入
2022年SUPER GT シリーズ第4戦「FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE」が8月6日(土)、7(日)静岡県小山町の富士スピードウェイで行なわれます。
前戦の第3戦鈴鹿300kmレースから約2ヶ月ぶりに開催されるSUPER GTですが、そのインターバルでチームはマシン、タイヤの改良に注力していました。6月にはプライベートテストを富士で行ない、マイナートラブルやシステムの作動確認、ロバスト性(環境変化順応性)の向上など信頼性を上げる取り組みを行ないました。

また7月には、同じく富士スピードウェイでタイヤテストを行ないました。SUBARU BRZ GT300はここ2、3年夏場の暑い時期に、好成績を出せていないこともあり、高路温に対応するタイヤ開発に期待していました。
今回の第4戦は100周で競われますが、距離にして約450kmです。ここをできるだけ少ないタイヤ交換回数で切り抜けたいところ。ピットストップは2回の給油が義務付けられていますが、タイヤ交換に関する規制はありません。

タイヤにはロングライフ、ロングディスタンスの背反性能が求められ、本番のレースでどこまでうまくいくかに挑戦することになります。
小澤正弘総監督
「今回の富士では、BoPでプラス25kgのウエイトを積むことになりました。ここまで予選は調子良く、開幕戦から2戦連続でポールを取るなど好調でしたから、ここでウエイト調整ということなんだと思います」

これまで50kgのBoPとサクセスウエイト29kgを搭載していましたが、プラス25kgの影響について小澤総監督は、
「周りを見るとGTA GT300はみなさんBoPの影響なのか上位にはこれてないので、見るのはFIA GT3勢だと思います。燃費を踏まえたピットストップ時間などの戦略幅で言えば、GTA GT300には負けてしまいますが、GT3とは同等と考えているので、チャンスはあると思います。それでも戦略としては予選でできるだけ上位につけ、決勝で引き離す、粘り切る、といったことになると思います」
6日(土)は午前9時00分から10時45分まで公式練習があります。そしてノックアウト予選は、午後3時からQ1予選が始まります。不得手を得意なコースに変えてきた富士スピードウェイですが、新たな試練を抱えての参戦になります。皆様からの大きな声援で乗り越えられるように熱い応援をお願いします。

RACE RESULT

2022.08.06 - 予選
SUPER GT 第4戦 富士スピードウェイ
Pos. No. Machine Driver Q1 Q2 Diff Tire
1 65 LEON PYRAMID AMG 蒲生 尚弥 篠原 拓朗 1'36.746 1'35.550 BS
2 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1'36.834 1'35.567 DL
3 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 片岡 龍也 1'36.299 1'36.181 YH
4 10 TANAX GAINER GT-R 富田 竜一郎 大草 りき 塩津 佑介 1'36.159 1'36.195 DL
5 18 UPGARAGE NSX GT3 小林 崇志 太田 格之進 1'36.628 1'36.277 YH
6 96 K-tunes RC F GT3 新田 守男 高木 真一 1'36.861 1'36.331 DL
7 60 Syntium LMcorsa GR Supra GT 吉本 大樹 河野 駿佑 1'36.974 1'36.646 DL
8 7 Studie BMW M4 荒 聖治 アウグスト・ファルフス 1'37.119 1'36.649 MI
9 11 GAINER TANAX GT-R 安田 裕信 石川 京侍 1'36.589 1'36.762 DL
10 56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R 藤波 清斗 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 1'37.164 1'36.809 YH
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ
・SW=サクセスウェイト(kg)

 

Q1 

A組  開始 : 15:00'00    終了 : 15:10'00

B組  開始 : 15:18'00    終了 : 15:28'00

Q2 

開始 : 15:55'00    終了 : 16:05'00

 

Q1

No.6 R.メルヒ・ムンタン 当該ラップタイム削除(SpR.18-1「走路外走行」)

2022.08.07 - 決勝
SUPER GT 第4戦 富士スピードウェイ
Pos. No. Machine Driver Time / Diff Laps Best Lap Tire
1 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 2:35'41.213 91 1'38.784 DL
2 11 GAINER TANAX GT-R 安田 裕信 石川 京侍 5.959 91 1'38.945 DL
3 18 UPGARAGE NSX GT3 小林 崇志 太田 格之進 17.520 91 1'39.023 YH
4 60 Syntium LMcorsa GR Supra GT 吉本 大樹 河野 駿佑 1 Lap 90 1'39.018 DL
5 96 K-tunes RC F GT3 新田 守男 高木 真一 1 Lap 90 1'39.427 DL
6 56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R 藤波 清斗 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 1 Lap 90 1'39.225 YH
7 50 Arnage MC86 加納 政樹 阪口 良平 末廣 武士 1 Lap 90 1'39.046 YH
8 87 Bamboo Airways ランボルギーニ GT3 松浦 孝亮 坂口 夏月 1 Lap 90 1'39.167 YH
9 88 Weibo Primez ランボルギーニ GT3 小暮 卓史 元嶋 佑弥 1 Lap 90 1'39.226 YH
10 360 RUNUP RIVAUX GT-R 青木 孝行 田中 篤 柴田 優作 1 Lap 90 1'39.415 YH
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ
・SW=サクセスウェイト(kg)

 

開始 : 14:11'17    終了 : 16:45'41.270
FCY : 15:44 - 15:45 (60Laps-60Laps)

 

ファステストラップ : 1'38.136 No.65 LEON PYRAMID AMG/蒲生尚弥

 

黒白旗提示: No.6 R.メルヒ・ムンタン, No.6 R.メルヒ・ムンタン, No.56 J.P.デ・オリベイラ, No.52 吉田広樹, No.9 ケイ・コッツォリーノ

No.88 元嶋佑弥 ドライブスルーペナルティ(SpR.13-1.a.b「他車への接触行為」)
No.30  罰金50,000円(SpR.27-1.4.「ウォームアップ時ホイールナット飛ばし」)
No.6  罰金60,000円(SpR.27-3「ウォームアップ時ジャッキアップ中のエンジン始動」 SpR.28-5「ウォームアップ時エンジンをかけたまま給油」)
No.6 R.メルヒ・ムンタン ドライブスルーペナルティ(SpR.13-11「黒白旗2回」)
No.6 R.メルヒ・ムンタン ドライブスルーペナルティ(SpR.付則-4 2.2「FCY中の減速違反」)
No.2 加藤寛規 ドライブスルーペナルティ(SpR.付則-4 2.2「FCY中の減速違反」)
No.244  罰金20,000円(SpR.26-11「ウォームアップ時ピットレーン速度違反」)

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