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SUPER GT 第5戦 鈴鹿サーキット
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RACE REPORT

2022.08.28 - SUPER GT 第5戦 鈴鹿サーキット・決勝
SUBARU BRZ GT300、18位でフィニッシュ
2022年SUPER GTシリーズ第5戦「FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT450km RACE」の決勝レースが8月28(日)三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行なわれました。
SUBARU BRZ GT300は、Q1予選を通過できない苦境に立たされました。名手井口卓人をもってしても予選通過ができないほどBRZ GT300に課せられたハンディキャップは大きかったと言えるでしょう。

予選22位からのスタートとなった決勝ではひとつでもポジションを上げるレースになります。レギュレーションで2回の給油が義務付けられているので、3スティントのレースフォーマットになります。スタートは井口が担当し山内英輝にバトンを渡し、ラストのスティントはレースの状況次第で給油量、タイヤ交換、ドライバー交代を決めていくフレキシブルな作戦で挑みます。

オープニングラップで最初の給油という奇策を使うチームもある中、井口は22周走行します。小澤正弘総監督によればタイヤの摩耗が進んだため、想定周回数より早く山内にバトンを渡したということです。
セカンドスティントでは夏の路面に合わせるようにハードタイプのタイヤを選択し、4本交換と給油でピットアウトします。ピットアウト後の順位はスタート順位と同じく22位ですが、ピットインのタイミングには各チームばらつきがあり、一時は5番手を走行する場面もありました。

45周目にセーフティカーが入り、山内は予定のピットインのタイミングをずらされてしまいます。SC中はピットロードがクローズされるため、レース再開と同時にピットインをしますが、ここではタイヤ交換をせず給油だけでピットアウトという戦略に変更しました。

コースに戻った時は21番手ですが、リタイヤするマシンなどもあり17位まで順位を上げます。しかしタイヤ無交換のWスティントを行なったためレース終盤ではフレッシュタイヤを履くマシンに抜かれ、18位でチェッカーを受けました。
小澤総監督
「セーフティカーで予定が狂いましたけど、タイヤ無交換作戦をとれるマシンになったのは進歩だと思います。予選と決勝ではセットアップを変更して、タイヤにあまり負荷のかからない仕様で、それでもタイムは落ちないという狙いでしたが、苦しいながらもそこはまずまずだったと思います。」

山内英輝
「苦しかったですね。でもみなさんが旗を振ってくれているのが見えるので頑張れますし、苦しくても諦めずに前を向いて立ち向かうことができるので、本当にありがたいです。この先も厳しい状況が続きますが、いいレースを届けられるように頑張りますので、引き続き応援をお願いします」
このあとSUPER GTはSUGO、オートポリスとBRZ GT300が得意とするコースが続きますが、小澤総監督は次のように語りました。

小澤総監督
「今回の鈴鹿でコーナリングはある程度対応できるかな、という手応えはあったのですが、SUGO、オートポリスともアップダウンが強いコースで、そこは重量が強く影響してくると思います。それでも重たい時の課題は見えたので、次のSUGOではなんとか上位に行けるように頑張ります」
次戦は9月17日(土)、18日(日)に宮城県村田町のスポーツランド菅生で第6戦が開催されます。厳しい状況が続きますが、チーム一丸となって走りますので、引き続きの応援をよろしくお願いします。



予選アーカイブはこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=6xHWJ_vhkIU
決勝アーカイブはこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=HRUvAYpV-oQ

2022.08.27 - SUPER GT 第5戦 鈴鹿サーキット・予選
SUBARU BRZ GT300、重たいマシン重量をはね返せず予選22位
2022年8月27日(土)SUPER GTシリーズ第5戦「FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT450km RACE」の公式練習、予選が行なわれました。三重県鈴鹿サーキットは真夏の日差しはさえぎられていますが、湿度の高い蒸し暑い中で行なわれました。また、土曜日にもかかわらず9000人の観客が来場しました。
BRZ GT300は、お伝えしているようにBRZ史上車両重量が最も重い状態での参戦です。今季のBoP(性能調整)は+50kg、さらに第2戦の富士からさらに+25kgでBoPは合計+75kgを搭載しています。そしてレース結果に応じて搭載するサクセスウエイトは+89kgもあり、合計で1314kgになっています。

もともとの重量は1150kgで設計されているマシンなので、+164kgの重量ハンデはかなり厳しいものになります。

こうした中、土曜日の午前に行なわれた公式練習では、マシンの重さが全ての領域に影響することを体験します。セットアップを担当する山内英輝は、ブレーキも加速もコーナリングにも影響していると話します。とりわけコーナリングには大きな影響が出ており、リズミカルにコーナリングできない状態だと言います。そのため、13番手で公式練習を終えます。
午後の予選に向けてチームは大幅なセットアップの変更を試みました。どのような変更を行なったのか小澤正弘総監督に聞いてみました。

小澤正弘総監督
「マシンの上半身で応答遅れがあり、予選に向けての修正はロールセンター、車高、リヤサスペンションのジオメトリーを変更しました。ですが、結果を出せませんでした」
Q1予選をB組で走行した井口卓人は、

井口卓人
「午前中の走行でうまくマッチできていなかった部分を予選に向けて変更してもらいましたが、Q1突破までは届きませんでした。ステアしても反応しない時間があり、遅れてボディが付いてくるので切り返しがリズミカルにできません。もう少しタイムを伸ばせると良かったのですが、申し訳ありません」
予選結果は27台中22位と下位からのスタートになりました。決勝に向けて作戦はどうなるのか、小澤総監督は以下のように語りました。

小澤総監督
「少しでもいいからポイントを取りに行く、というレースになってしまいました。印象としては単純にウエイトだけの問題ではなく、持ち込んだタイヤと路面のマッチングもいまひとつだったと思います。ですので、決勝の2スティント目、3スティント目では路面にラバーが乗ってグリップが高くなりますので、そこでポジションを上げることができるか、というレースを想定しています。いずれにしても厳しいレースになると思うので、なんとか10位以上を目指していきたいと思います」
決勝レースは8月28日(日)午後2時30分にスタートが切られ、450km、77周で競われます。決勝で追い上げるBRZ GT 300に期待するためにも、熱い声援をお願いします。



予選アーカイブはこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=6xHWJ_vhkIU
決勝LIVEはこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=HRUvAYpV-oQ

2022.08.26 - SUPER GT 第5戦 鈴鹿サーキット・予選直前情報
SUBARU BRZ GT300 未体験の重量でも予選に期待を寄せる
2022年SUPER GT シリーズ第5戦「FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT450km RACE」が8月27日(土)、28(日)に三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行なわれます。
鈴鹿サーキットのレイアウトはリズミカルな中速コーナーと高速コーナーの組み合わせで、低速からのフル加速という場面の少ないコースです。そのためSUBARU BRZ GT300が最も得意なコースと言われていますが、鈴鹿でのここ数戦は思うようなリザルトに結びついていません。
しかしながら第4戦の富士では強いレース展開ができ、BRZ GT300の新たな一面を覗かせるレースとなりました。予選も速く、決勝も力強い展開に持ち込み、マシン特性の合う鈴鹿で好結果とするにはどんな取り組みをしていくのでしょうか。

R&Dスポーツ澤田稔監督
「マシンが重くなっていますので、シビアに影響が出ます。ほんのちょっとのロスがあれば取り戻せないレベルなので、タイムロスが起きにくい環境でレースしたいですね。つまり、集団に飲み込まれず単独に近い形になれば結果につながる可能性が出てくると思います」
井口卓人
「マシンは重くなっていますが、重くても走れる実績はありますから、あまりネガティブな気持ちはないですね。それより前回の富士でロングスティントになってもタイヤのパフォーマンスがあまり落ちなかったので、今回もタイヤ性能には期待したいですね。そのためにも予選は前に出て、集団に飲み込まれない展開に持ち込みたいですね」
山内英輝
「マシンの重量は未知数の領域なので、僕自身もどんなものだろうという興味を持っています。でも重たい中でも良いバランスになるようにみんなが考えてくれているので、期待しています。タイヤ選択は、明日の公式練習で様子を見ながら決めていきます。予選はポールを取りたいですけど、どんどん厳しい状況に追い込まれるので複雑な心境です。決勝のイメージは自分たちは速く走ることに集中して、戦略的なことはピットからの指示で走ります」
27日(土)は午前9時25分から11時10分まで公式練習があります。そしてGT300クラス27台で競われる予選は、午後2時45分からノックアウト予選Q1が開始されます。予選はA組、B組に分かれ、SUBARU BRZ GT300はB組でアタックします。BRZ GT300史上最重量で予選を走ることになりますが、決勝を優位な展開に持ち込むためにも予選順位は重要です。皆様からの熱い応援をお願いします。



予選LIVEはこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=6xHWJ_vhkIU
決勝LIVEはこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=HRUvAYpV-oQ

2022.08.24 - SUPER GT 第5戦 鈴鹿サーキット・プロローグ
SUBARU BRZ GT300史上、最重量ながらも表彰台には手を掛けたい
2022年SUPER GTシリーズ第5戦「FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT450km RACE」が8月27日(土)、28(日)三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行なわれます。
第4戦富士スピードウェイでの優勝は、新たに投入したタイヤのマッチングが素晴らしく、ドライバー達の頑張りにプラスして、レース後半にもラップタイムを落とすことなく熱い走りができたというのが勝因の一つでした。

今回の鈴鹿も450kmレースで給油2回が義務付けられ、レースフォーマットは富士と同様の3スティントになります。しかし、前戦の優勝でサクセスウエイトは89kgを搭載し、BoPも前戦の富士から15kgプラスされ合計75kgのウエイトを搭載しています。BRZ GT300のマシンウエイトは合計1,314kgとなり、過去一度も経験したことのない重量で競うことになります。
小澤正弘総監督
「前回持ち込んだタイヤが高路温でもBRZ GT300にマッチするタイヤでしたので、今回も期待していますが、車両重量が重いのでやってみないとわからない状況です。でも、鈴鹿サーキットは高低差があまりないリズミカルなレイアウトですので、リズムに乗れればマシンが重くなったとしても、ラップタイムはあまり落とさないで走れるのではないかという期待もあります。作戦としてはやはり予選はできるだけ上位で、決勝では逃げ切るという戦略でいければと思います」
鈴鹿サーキットはタイヤには厳しい路面と言われていて、タイヤ無交換で2スティント走るという戦略は取りずらいと言います。燃費でもBRZ GT300はGT3勢よりは省燃費ですが、給油機にあるリストリクターで給油時間の調整がされているため、いい勝負に持ち込めるとの算段もあるようです。
「マシンとしては苦しい状況になりますが、なんとか表彰台に手を掛けたいという気持ちです」と小澤総監督は話します。

後半戦に入り現在シリーズランキングは2位。連覇を目指すBRZ GT300ですが、小澤総監督は次のように話しています。
「まだシリーズを見据えるには早いタイミングで、チャンピオンになるには60点以上ないと無理だと思います。まだ、その半分もポイントを取っていないので、少しでも大きいポイントを稼ぐことに集中するタイミングで、ライバルを気にするのではなく、ベストを尽くすという時期だと思います」

27日(土)は午前9時25分から11時10分まで公式練習があります。そしてノックアウト予選は、午後3時からQ1予選となります。BRZ GT300はB組でのアタックとなります。BRZ GT300史上最重量でのレースになりますが、全力を尽くて走りますので、皆様からの熱い声援をお願いします。



予選LIVEはこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=6xHWJ_vhkIU
決勝LIVEはこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=HRUvAYpV-oQ

RACE RESULT

2022.08.27 - 予選
SUPER GT 第5戦 鈴鹿サーキット
Pos. No. Machine Driver Q1 Q2 Diff Tire
1 10 TANAX GAINER GT-R 富田 竜一郎 大草 りき 塩津 佑介 1'58.388 1'56.941 DL
2 244 HACHI-ICHI GR Supra GT 佐藤 公哉 三宅 淳詞 1'57.851 1'56.995 YH
3 88 Weibo Primez ランボルギーニ GT3 小暮 卓史 元嶋 佑弥 1'58.304 1'57.437 YH
4 56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R 藤波 清斗 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 1'57.985 1'57.488 YH
5 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 片岡 龍也 1'58.646 1'57.664 YH
6 20 シェイドレーシング GR86 GT 平中 克幸 清水 英志郎 1'58.346 1'57.880 DL
7 18 UPGARAGE NSX GT3 小林 崇志 太田 格之進 1'58.134 1'57.924 YH
8 55 ARTA NSX GT3 武藤 英紀 木村 偉織 1'57.707 1'58.066 BS
9 87 Bamboo Airways ランボルギーニ GT3 松浦 孝亮 坂口 夏月 1'58.234 1'58.370 YH
22 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1'59.138 DL
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ
・SW=サクセスウェイト(kg)

 

Q1 

A組  開始 : 15:20'00    終了 : 15:30'00

B組  開始 : 15:38'00    終了 : 15:48'00

Q2 

開始 : 16:13'00    終了 : 16:23'00

 

Q1

No.50 阪口良平 当該ラップタイム(1'58.123)削除(SpR.18-1「走路外走行」)

2022.08.28 - 決勝
SUPER GT 第5戦 鈴鹿サーキット
Pos. No. Machine Driver Time / Diff Laps Best Lap Tire
1 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 片岡 龍也 2:37'08.113 72 2'00.790 YH
2 10 TANAX GAINER GT-R 富田 竜一郎 大草 りき 塩津 佑介 3.407 72 2'00.659 DL
3 30 apr GR86 GT 永井 宏明 織戸 学 平良 響 19.822 72 2'00.683 YH
4 52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT 吉田 広樹 川合 孝汰 23.221 72 2'01.322 BS
5 6 Team LeMans Audi R8 LMS 片山 義章 ロベルト・メルヒ・ムンタン 26.681 72 2'01.702 YH
6 65 LEON PYRAMID AMG 蒲生 尚弥 篠原 拓朗 26.991 72 2'01.890 BS
7 20 シェイドレーシング GR86 GT 平中 克幸 清水 英志郎 28.613 72 2'01.456 DL
8 2 muta Racing GR86 GT 加藤 寛規 堤 優威 31.632 72 2'01.587 BS
9 87 Bamboo Airways ランボルギーニ GT3 松浦 孝亮 坂口 夏月 35.271 72 2'01.087 YH
18 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1 Lap 71 2'02.526 DL
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ
・SW=サクセスウェイト(kg)

 

開始 : 14:37'44    終了 : 17:13'23
SC : 16:11(49laps) - 16:28(54laps)
FCY : 16:58(69laps) - 16:59(69laps)

 

ファステストラップ : 2'00.659 No.10 TANAX GAINER GT-R/大草りき

 

No.7 A.ファルフス ドライブスルー(SpR.32-16「反則スタート」)
No.25 ドライブスルー(SpR.28-5「給油中のエンジン始動」)
No.56 J.P.デ・オリベイラ ドライブスルー(SpR.13-1「危険なドライブ行為」)
No.56 J.P.デ・オリベイラ 競技結果に40秒加算(SpR.付則-4 2.1「FCYボード提示中の追い越し」)

 

 

観客動員 : (8/27) 9,000 (8/28) 16,500

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