SUBARU BRZ GT300、18位でフィニッシュ

予選22位からのスタートとなった決勝ではひとつでもポジションを上げるレースになります。レギュレーションで2回の給油が義務付けられているので、3スティントのレースフォーマットになります。スタートは井口が担当し山内英輝にバトンを渡し、ラストのスティントはレースの状況次第で給油量、タイヤ交換、ドライバー交代を決めていくフレキシブルな作戦で挑みます。
オープニングラップで最初の給油という奇策を使うチームもある中、井口は22周走行します。小澤正弘総監督によればタイヤの摩耗が進んだため、想定周回数より早く山内にバトンを渡したということです。

45周目にセーフティカーが入り、山内は予定のピットインのタイミングをずらされてしまいます。SC中はピットロードがクローズされるため、レース再開と同時にピットインをしますが、ここではタイヤ交換をせず給油だけでピットアウトという戦略に変更しました。
コースに戻った時は21番手ですが、リタイヤするマシンなどもあり17位まで順位を上げます。しかしタイヤ無交換のWスティントを行なったためレース終盤ではフレッシュタイヤを履くマシンに抜かれ、18位でチェッカーを受けました。

「セーフティカーで予定が狂いましたけど、タイヤ無交換作戦をとれるマシンになったのは進歩だと思います。予選と決勝ではセットアップを変更して、タイヤにあまり負荷のかからない仕様で、それでもタイムは落ちないという狙いでしたが、苦しいながらもそこはまずまずだったと思います。」
山内英輝
「苦しかったですね。でもみなさんが旗を振ってくれているのが見えるので頑張れますし、苦しくても諦めずに前を向いて立ち向かうことができるので、本当にありがたいです。この先も厳しい状況が続きますが、いいレースを届けられるように頑張りますので、引き続き応援をお願いします」
小澤総監督
「今回の鈴鹿でコーナリングはある程度対応できるかな、という手応えはあったのですが、SUGO、オートポリスともアップダウンが強いコースで、そこは重量が強く影響してくると思います。それでも重たい時の課題は見えたので、次のSUGOではなんとか上位に行けるように頑張ります」
予選アーカイブはこちら(https://www.youtube.com/watch?v=6xHWJ_vhkIU)
決勝アーカイブはこちら(https://www.youtube.com/watch?v=HRUvAYpV-oQ)