SUBARU BRZ GT300 雨に翻弄され8位フィニッシュ
スタートは井口卓人が担当し、2周のフォーメーションラップ後に300km、84周のレースがスタートしました。井口は綺麗にホールショットを決めますが、後続マシンのコースアウトがありオープニングラップからセーフティカーが入るという、波乱を予感させる展開で始まりました。
3周目にリスタートとなり、井口は後続の引き離しに掛かります。リスタート直後は2番手に0.767秒の差をつけ、その翌周には1.7秒にまで差を広げます。その後もシナリオ通りに差を広げることができ10周を終えたときには4.7秒まで広げ独走体制を作りました。
井口は10番手でコースに復帰し雨の中スリックを履くマシンを追走します。すぐに順位も5位まで挽回しましたが、雨は弱まり逆にタイムを落としてしまいます。チームは早めのドライバー交代を選択し、29周を終えた時点で山内英輝と交代します。
山内は17位まで順位を下げましたが、ドライバー交代をしていないチームも混在し、またスリックで粘るチームもあり順位は混沌とします。その後ドライ路面に変化したためBRZ GT300は再びピットインし、スリックに交換して上位を追走します。
井口卓人
「前半のドライはすごく調子良かったのですが、雨用はもう少しハード目を選択していたら違った結果になったと思うのですが、状況判断は難しかったです。ただポイントは取れたし、3回ピットに入った中ではトップだったし、悔しさはありますがチームの判断は良かったのだと思います」
「難しいレースでした。いま起きている状況の中ではベストだったと思います。あの雨の中をスリックで走れるGT3の優位があったかもしれません。この残念な気持ちをぶつける先がないし、歯痒いですね。これで追い込まれてしまいましたが残り2戦の連勝を目指して頑張ります」
小澤正弘総監督
「難しい展開でした。先頭を走っている故に井口に『スリックで我慢』という選択はできないと思います。雨はあまり得意ではないですし荒れたコンディションの中では、そう大きく間違ってはいなかったと思います。シリーズを見据えますと、去年のオートポリスは75kg乗せて3位に入れたので、今回はそれよりは軽くなるので残り2戦ともトップを取るつもりでいきます」
予選アーカイブはこちら(https://www.youtube.com/watch?v=mcEMLVq27RU)
決勝アーカイブはこちら(https://www.youtube.com/watch?v=iVm6TAwOrqE)