SUBARU BRZ GT300 決勝20位フィニッシュもシリーズ2位で今季を終える
ところが、そのウォームアップ走行ではアウトラップを走行しただけでピットに戻り、そのままピットアウトすることができませんでした。原因はターボラグを解消するためのアンチラグシステム周辺のトラブルでした。決勝レースが始まる前の僅かな時間で部品を交換し、スタートに間に合わせます。
決勝レースでは井口卓人がスタートドライバーを務め、16位からのスタートですがポイント圏内を目指します。順調にレースは始まりましたが3周を終えたあたりでマシンの不調が伝えられます。直前に対策した機器類のトラブルのようで、エンジンパワーがダウンしてしまいました。
しかしながら追い上げもここまでで、最終の60周目はガス欠を起こしチェッカーを受けることができませんでした。結果は20位で最終戦を終えました。
小澤正弘総監督
「燃料はぎりぎりを狙っていて、難しい判断でした。自分の判断ミスです、申し訳ありません。またスタート前にトラブルも出てしまい不完全な状況でドライバーにマシンを渡さなくてはいけなかったことも反省しています」
しかしながら、シリーズランキングではドライバーズランキング2位、チームランキング3位でシーズンを締めくくりました。
「2年連続チャンピオンを期待してもらって良い流れだったのですが、アクシデントがあり狂ってしまいました。だけどポールポジションを取りに行った結果なので。決勝ではパワーがなく全然走れなかったのですが、山内選手は周りと同等のタイムで走ってくれて山内選手とチームの意地を見た気がします。この苦しい中で走れたことは必ず来年に繋げていかなければいけないと思います。ファンからの応援がそうした力を作ってくれたと思うので感謝しています」
小澤総監督
「今季は尖った性能を出せていたのですが、そこを外すと修正が難しく全戦でポイント獲得が達成できませんでした。ただ、粘り強さは出てきたのでチーム力が上がっていると感じています。来年は是が非でも全戦でポイントを獲得してチャンピンに返り咲きたいと思います」
小澤総監督
「CNFへの対応はやっています。いくつか課題はありますが、絶対に越えられない課題ということではありません。また耐久レースでは信頼性が必要ですから、こうした取り組みには大きな意義を感じています。日本の将来に対して我々が業界をリードしていくというGTAの取り組みはありがたいと感じています。テストを繰り返して課題を乗り越え、チャンピオンを目指していきますので、来年もぜひ応援をお願いします」
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決勝アーカイブはこちら(https://www.youtube.com/watch?v=By1rygJEtJo)