スーパー耐久

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2023.10.22

Team SDA Engineering BRZ CNF Concept、Gr.2レース6位

10月21日(土)~22日(日)、岡山県美作市の岡山国際サーキット(1周3.703km)にて、「ENEOS スーパー耐久シリーズ2023 Supported by BRIDGESTONE第6戦スーパー耐久レース in 岡山(3時間レース)」が行われ、61号車Team SDA Engineering BRZ CNF Concept(廣田光一/山内英輝/井口卓人/伊藤和広)は、グループ2レース27台中9番手から決勝レースをスタート。3時間後には、6位でチェッカーフラッグを受けました。
今回、直接ライバルの28号車GR86 CNF Conceptがお休み(ST-Qクラスはシリーズ全7戦のうちどこか1戦をスキップすることになっている)でしたが、今回は金曜日のプラクティス走行から55号車MAZDA3 Bio conceptや12号車ROADSTER CNF conceptが速く、61号車はこの2台を意識して走ることとなりました。土曜日午前中に行われたフリー走行では、前戦もてぎから課題となっていたブレーキの調整が機能していることを確認。午後の公式予選で全開アタックを試みることになりました。チーム代表の本井雅人は、「55号車には前回のもてぎで負けているので当初からマークしていましたが、12号車も速くて驚きました。もてぎで61号車のブレーキの効きが28号車に対して不足しており、それが目で見えるほど明らかでした。そこで今回は、ABSの制御を調整してその問題を解決すると共に、ターンイン時の姿勢の作りやすさも上げるような制御を織り込んでいます。また、これまで複数回起きているクラッチのトラブルについては、ようやく根本対策のためのメカニズム解明ができたので、対策を織り込んできました。今回はMAZDA3に負けないこと、ひとつ上の ST-3クラス勢に食い込む込むことを目指しています」と語っています。
午後の公式予選直前にまとまった量の雨が降り、Aドライバー予選はウェット路面での争いとなりました。しかも少しずつ乾いていき、途中赤旗中断がありその間により路面状況が変わるという難しいコンディションでの予選となりました。このセッションは廣田が走行し、のちのBドライバー予選では山内がアタック。合算結果により、9番手グリッドからレースをスタートすることとなりました。
決勝レースは、日曜日の朝8時30分にフォーメーションラップがスタート。一周ののちにグリーンライトが点灯し、全車一斉にレーシングスピードで第一コーナーに吸い込まれていきました。61号車は、Cドライバーの井口がスタートを担当しています。好スタートを決めた井口は、早々に5番手スタートの12号車ROADSTERを捉え、さらに4番手スタートの55号車MAZDA3に迫ります。しかし、交わして前に出ることは叶わず、その後は無理な追い上げをせず周回し、1時間20分後に45周を終えてピットイン。2番手の廣田にバトンタッチしました。その後、レースが残り40分を切った時点で61号車は2度目のピットに入ってきました。計画では山内が乗り込む予定でしたが、急遽Dドライバーの伊藤和広がコクピットに滑り込み、最後のスティントを走ることとなりました。伊藤は廣田と同じ6位の位置に入って残り周回を力強く走行。そのままチェッカーフラッグを受けました。
本井チーム代表は、「今回は車両のパフォーマンスとしては、申し分ないレベルにまで上がっていると思います。しかし、55号車MAZDA3が予想以上に速く、タイヤの点でも先方に有利なので仕方ないかと。しかし、自分たちのやるべきことはきちんとできているので、最後は山内から伊藤に変更し、走ってもらいました。伊藤もなかなか良い走りをしていました。すでに最終戦で28号車との決戦に決着をつけるべく気持ちを切り替えています。チーム全員で力を合わせ、戦いたいと思います」と語っています。
次戦は11月11日・12日の最終戦富士4時間レースとなっています。
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