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RACE REPORT

2023.09.11 - 2023.09.10 - 全日本ラリー選手権第7戦 ラリー北海道 Leg2
SUBARU WRX S4の初実戦、新井が4位でフィニッシュ
9月10日(日)、2023年全日本ラリー選手権第7戦「ラリー北海道」の競技2日が行われ、SUBARU TEAM ARAIからSUBARU WRX S4で参戦した新井敏弘/保井隆宏は、新型車にとって初めての実戦をJN-1クラス4位でフィニッシュしました。
■ぬかるみから乾いていく複雑なコンディションで順位をキープ
この日は、SS9〜SS12の4SSで争われました。SS9/12『オトフケ・リバース(6.12km)』と、池田町の旧清見ヶ丘公園野球場内を走行する今大会12年ぶりのスーパーSS、SS10/11『SSSイケダ(0.5km)』を2回ずつ走行する構成で、この日の総SS距離は13.24kmとコンパクトな設定となりました。この日の路面は、早朝まで続いた雨で路面には湿り気が残る一方、日中は晴天となり、濡れた路面が急速に乾いていくという非常に難しいコンディションとなりました。

前日、SUBARU WRX S4での実戦初日を4番手で終えた新井は、この日最初のステージでエンジンが止まってしまう症状に見舞われ、1回目のスーパーSSでは雨でぬかるんだ路面に苦戦もしましたが、最後まで順位を守り、選手権屈指の長距離グラベルラリーを4位で走り切りました。

■新井敏弘「長丁場を走り切って得たデータは大きな収穫」

JN-1クラス4位でフィニッシュした新井は、「色々なことが起きて大変なラリーとなりましたが、新型WRX S4にとって、長丁場のグラベルを走り切ってデータを収集できたことは大きな収穫だったと思います。FA24エンジンはトルクがあって、6速に入ってからの伸びをすごく感じました。SGP(スバルグローバルプラットフォーム)でボディがしっかりしていますし、とても安定感を感じました。一方で、色々と課題も見つかりましたが、実戦を走ってみないと分からない部分が明確になったので、有意義なラリーだったと思います」と、手応えを感じた様子で新型ラリーカーでの初実戦を振り返りました。

次戦は今季最終戦、10月13日〜15日に開催される「第50回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2023」です。岐阜県高山市を拠点として開催される、WRX S4にとっては初めての舗装路(ターマック)ラリーとなります。今後さらなる進化を遂げるWRX S4の活躍にご期待ください。
2023.09.10 - 2023.09.09 - 全日本ラリー選手権第7戦 ラリー北海道 Leg1
SUBARU WRX S4デビュー戦、初日を終えて新井は4番手

9月9日(土)、2023年全日本ラリー選手権第7戦「ラリー北海道」の競技初日が行われました。SUBARU TEAM ARAIからSUBARU WRX S4での実戦初日に臨んだ新井敏弘/保井隆宏は、JN-1クラス4番手につけてこの日の走行を終えています。
■SS距離100kmを超える過酷な設定を走破

全8戦が行われる2023年の全日本ラリー選手権。第7戦は北海道帯広市を拠点に開催される今季2度目のグラベルラリーです。良質なグラベル路面で高速な林道ステージや、ターマックとグラベル林道とオフロードコースがミックスされるステージ、路面に三次元的なうねりがあるテクニカル&高速ステージなど、多彩なSSで構成されます。ラリーは8日(金)、帯広駅前北多目的広場周辺でラリーショーとセレモニアルスタートを実施。華やかに開幕を迎えました。

競技初日となる9日(土)は、帯広市の北愛国交流広場のサービスパークをスタートした後、陸別オフロードサーキット周辺を使用したSS1/4/7『リクベツ・ロング(4.63km)』、今大会の最長ステージとなるSS2/5/8『ヤムワッカ(23.49km)』、SS3/6『パウセカムイ(9.81km)』という8SS・103.89kmの構成。ラリーエリアは開催前にまとまった雨が降り、SSによっては路面が泥まみれで滑りやすくなっており、非常に難しいコンディションになることが予想されました。特に、ロングステージのヤムワッカを3回走行することから、路面の変化も懸念されました。

新井は、今季から導入された車両区分の「JP4」規定に合致した新型車両、SUBARU WRX S4での初参戦。5月の発表時から、これまでの参戦で慣れ親しんでいる左ハンドル仕様に変更し、ダートコースでのテストを重ねて初めての実戦を迎えました。

5月の久万高原以来の参戦となった新井ですが、晴天となった午前のループはSS2からブレーキトラブルの症状が出始め、特にロングステージの後半では曲がりにくくなる状況が出るなか、難しいステージをクリアしていきました。午後は、サービスなしで60km以上を走らなくてはならない過酷な設定。トラブルを抱えながらも、周辺にリタイアが続出するサバイバルラリーを走り切り、4番手でこの日をまとめました。
■新井敏弘「思っていたよりも走れている」

JN-1クラス4番手につける新井は「WRX S4は、思ったよりも走れている印象ですが、トラブルの影響で思うように走れない部分もあり、それが悔しいですね。ただ、ライバルに比べてエンジンの優位性はあるように感じました。明日は、クルマをフィニッシュまで持ち帰るように頑張ります」と新型ラリーカーでの競技初日を振り返りました。

競技最終日の9月10日(日)は、SS9〜SS12の4SS、SS距離13.24kmで争われます。SS9/12『オトフケ・リバース(6.12km)』と、現在は使用していない野球場を活用した新たなギャラリーステージとなるSS10/11『イケダ(0.5km)』を2回ずつ走行する構成です。SUBARU WRX S4の力走に応援をよろしくお願いします。
2023.09.04 - 全日本ラリー選手権第7戦 ラリー北海道 プレビュー
シーズン終盤の難関グラベルラリー。新井敏弘がSUBARU WRX S4で参戦
9月8日(金)〜10日(日)にかけて2023年シーズンの全日本ラリー選手権第7戦『RALLY HOKKAIDO』が開催されます。今大会では、新井敏弘/保井隆宏が第4戦久万高原ラリー以来となる戦線復帰。SUBARU WRX S4での実戦デビューを飾ります。

今年のRALLY HOKKAIDOは2022年と同様、8日(金)の午後3時30分から帯広駅の駅北多目的広場および平原通でラリーショーとセレモニアルスタートが実施されます。競技は翌9日(土)に8SS、最終日に4SSの計12SSによって行われ、SSの合計距離は2日間で117.22km、移動区間も含めたラリーの総走行距離は634.69kmとなり、全日本ラリー選手権のなかでも最大級のスケールを持つラウンドとなっています。
■WRX S4の仕上がりに手応えあり。上位進出を狙う新井

7月に開催された第6戦ラリー・カムイから、約2カ月のインターバルをはさんで開催される今大会は、2戦連続のグラベルラリー。ラリー北海道のステージは、道幅が狭く高速な林道や、路面の安定したオフロードコース、轍のできやすいテクニカルなステージなど、多様な性格をもっていることが特徴です。今大会は、初日にSS距離100km以上を走行する構成となっているため、初日をいかに好ペースでまとめられるかが勝敗を決するポイントと言えます。

なかでもSS2/5/8の『YAM WAKKA(23.49km)』は距離も長く、路面コンディションの変化が大きいことが予想され、ペースノートの修正も含めた対応力が問われるステージになると言えるでしょう。そのほか、観戦エリアとして人気の高いSS1/4/7の『RIKUBETSU LONG(4.63km)』、開けた牧草地の中や一部ターマックの林間ステージを高速で駆け抜けるSS3/6の『PAWSE KAMUY REVERSE(9.81km)』が設定されており、3回走行するステージでは、走行順や路面状況、天候など、様々な要素の影響が大きく表れそうです。

また、2日目のSS10/11として行われる『SSS IKEDA(0.50km)』は、池田町の清見ケ丘公園内にある旧野球場を使用したステージで、気軽に迫力ある走りを楽しむことができ、イベントの今後の発展につながる新たな取り組みとして注目を集めています。

新井は昨年、このラリーで3位入賞を果たしており、得意とするステージで力走が期待されます。すでにダートコースで数回にわたってWRX S4のテストを実施しており、ハンドリングやサスペンションセットアップなどの仕上がりに大きな手応えを得て、今大会に臨みます。

また、ラリーショーおよびセレモニアルスタート、サービスパークが設置される北愛国交流広場は無料で入場可能ですが、スペシャルステージでの観戦にはチケットが必要になります。チケットの事前購入は販売が終了していますが、販売数に達していないステージのチケットは、北愛国サービスパーク内でのみ販売を行います。詳細は、大会公式サイトでご確認ください。

●RALLY HOKKAIDO
https://www.rally-hokkaido.com/

RACE RESULT

2023.09.10 - 全日本ラリー選手権第7戦 ラリー北海道
全日本ラリー選手権第7戦 ラリー北海道
総合順位 クラス順位 No. ドライバー コ・ドライバー 車両名 クラス DAY1 DAY2 総合
1 1 51 Jari-Matti Latvala Juho Hanninen GR YARIS JP4-Rally2 JN-1 1:06:28.2 0:09:22.8 1:15:51.0
2 2 54 勝田 範彦 木村 裕介 GR YARIS JP4-Rally2 JN-1 1:08:20.9 0:09:46.5 1:18:07.4
3 3 52 Heikki Kovalainen 北川 紗衣 AICELLOラックDL速心FABIA JN-1 1:08:56.9 0:10:00.9 1:18:57.8
4 4 55 新井 敏弘 保井 隆宏 SUBARU WRX S4 JN-1 1:10:11.4 0:10:12.3 1:20:23.7
5 1 60 奴田原 文雄 東 駿吾 ADVAN カヤバ KTMS GRヤリス JN-2 1:10:23.3 0:10:55.4 1:21:18.7
6 2 64 川名 賢 前川 冨哉 クスコ DL WM KZF TL ヤリス JN-2 1:13:23.5 0:10:38.6 1:24:02.1
7 3 61 三枝 聖弥 船木 一祥 名古屋スバル ラック DL WRX JN-2 1:14:08.7 0:10:55.7 1:25:04.4
8 4 63 徳尾 慶太郎 石田 一輝 DL クスコ itzz フォルテック GR ヤリス JN-2 1:15:16.0 0:10:43.0 1:25:59.0
9 5 65 堀田 信 河西 晴雄 DL itzz MAP GR ヤリス JN-2 1:16:12.0 0:11:11.0 1:27:23.0
10 1 78 内藤 学武 大高 徹也 YH アーリット スイフト JN-4 1:17:30.5 0:11:26.5 1:28:57.0
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