2025.06.28 - SUPER GT 第3戦 セパン国際サーキット・決勝
SUBARU BRZ GT300 路面コンディションとマッチできず8位フィニッシュ

公式練習の時から路面のグリップが低く、持ち込んだタイヤとのマッチングに苦しむ場面がありました。コースレイアウトは中高速コーナーで高速コーナーが多いことから、BRZ GT300が得意とするレイアウトです。また逆カントのついたコーナーやラバーグリップの目まぐるしい変化にプラスして高温、多湿といった日本のサーキットにはない条件の中でベストマッチを探すレースとなりました。

決勝前のウォームアップ走行では、ソフトタイプのユーズドタイヤで走行すると、ほとんどグリップしないこともわかり、最初のスティントを短くして、後半は硬めのタイヤでロングスティントという戦略に変わりました。

追従するにも先行車よりラップタイムは上がらず、ポジションキープが精一杯の状況です。チームはBRZ GT300のミニマム周回数になると早めのピットインを選択し、ハードタイヤに交換して山内英輝と交代しました。

小澤正弘総監督
「我々ダンロップ勢は、路面にしっかりラバーが乗った状態のほうが良かったようで、序盤の井口のタイミングではタイヤがどんどん削れてしまって厳しかったです。今回、全てが噛み合っていたのはトップ争いをしていた18号車と52号車で、スピードが全然ちがいました。前回の富士ではBRZ GT300がそれだったのですが、やはり全てが噛み合うのは難しいという実感と、次戦はまた富士スピードウェイですし、夏場に強いダンロップタイヤにも期待して頑張っていきたいと思います」