2025.10.19 - SUPER GT 第7戦 オートポリス・決勝
SUBARU BRZ GT300 順調な追い上げレースもトラブルで24位フィニッシュ
前日のQ1予選でエンジン内部部品が破損したことでQ2予選を走れず、スタートポジションはQ2最後尾となる18番手からになりました。また出走を取り消したチームが1台あり、スタート順は1つ繰り上がった17番手からのスタートとなりました。
BRZ GT300はQ1予選の終了後からエンジンの載せ替え作業を行ない、消火材がかかった部位もあるため、ボンネット内はホワイトボディの状態にまでクリアにします。メカニックの懸命な作業により明け方には作業が終了し、エンジンも無事に始動することができました。
BRZ GT300はQ1予選の終了後からエンジンの載せ替え作業を行ない、消火材がかかった部位もあるため、ボンネット内はホワイトボディの状態にまでクリアにします。メカニックの懸命な作業により明け方には作業が終了し、エンジンも無事に始動することができました。
しかし走行チェックは決勝レース前のウォームアップの20分間だけです。スタートドライバーを務める井口卓人がウォームアップ走行を行ない、エンジンはもちろん、各部の作動確認などの走行チェックを行ないました。井口はBRZ GT300の状態に問題はないとコメントしており、追い上げての上位フィニッシュを目指すことになりました。
作戦では井口がスタートドライバーを務め、その後山内英輝がダブルスティントを担当。その後の状況次第で再び井口が乗る戦略でスタートをしました。午後1時10分、曇り空の中フォーメーションラップが始まり、ローリングスタートが切られました。
BRZ GT300の周囲は団子状態で競い合い、目の前の18号車とは0.2秒の至近距離のまま周回を重ねます。そして18周目にひとつポジションをあげ15位に。翌周に14位へ上げます。井口は30周目でピットに入り山内と交代します。タイヤ4本交換と燃料給油のフルサービスを行ない、コースに戻ります。総合の順位は21位ですが、この3時間レースは給油を伴うピットインが2回義務付けられているため、ピットインのタイミングで大きく順位は動きます。
山内がコースに戻るとトップとは19秒932差なので、まだまだチャンスはありそうです。1分48秒台で周回する山内はトップグループとほぼ同タイムで周回しています。ライバルも数台かわし、徐々にポジションアップしていきますが、49周目、前を走るマシンがインカットをしたため砂利がコースにばら撒かれ、山内はその砂利に乗ってコースオフしてしまいます。幸いすぐに復帰できたのですが、その後サスペンションに異常を感じます。
ルーティンのピットのタイミングもあり、ピットに入りチェックをしつつ、給油を済ませてコースに戻りました。しかしサスペンションの異常は治らず、再びピットに戻ることになりました。サスペンションの一部でナットの緩みが出ており、レーシングアクシデントでコースアウトした時のトラブルのようです。修理を終え、結果10ラップ遅れでコースに戻りました。
小澤正弘総監督「土曜日のエンジントラブルでいい流れを壊してしまいました。決勝でのエンジンは問題なくいいペースで走れていましたし、終盤はトップ2台と山内だけが48秒台で周回していたので、コンスタントにレース運びができていればポイント圏内に入れるレースでした。しかし結果に繋げられずに申し訳ありません。最終戦は今年の集大成としてEJ20エンジンもラストですし、みんなで『完璧だったね』と言えるレースをしたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします」
次戦のSUPER GTは11月1日(土)、2日(日)に「MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL」が行なわれます。最後まで全力で走りますので、引き続き応援をよろしくお願いします。























