2025.08.02 - SUPER GT 第4戦 FSW スプリント Race1
SUBARU BRZ GT300 調子を落としながらも決勝8位でフィニッシュ

SUBARU BRZ GT300は山内英輝がレース1に出場します。新しい試みのスプリントレース1は、GT500とGT300の混走で競います。そして翌日のレース2は井口卓人が50分間のスプリントレースに出場します。

公式練習では、そのソフトタイプでマシンのセットアップを煮詰めていきます。ドライバーの山内はマシンバランスは良いと無線で伝え、比較的早めにセットアップができた様子です。
そして予選開始の10分間はピットで待機し、残りの10分でタイムアタックをします。3ラップをウォームアップに使い、1発のアタックで挑みました。タイムは2番手でトップと0.22秒の僅差で予選を終えました。

大パワーのGT3勢が山内に接近し、アストンマーティンとフェラーリの2台に立て続けに抜かれてしまいます。BRZ GT300は立ち上がり加速も鈍く、抜かれてしまうと抜き返すことが不可能なほど先行されてしまいます。さらに、AMG GT3にも交わされ、順位は次第に5位、6位へと下がってしまいます。
結局、順位を一度も戻すことができず、8位でのフィニッシュとなりました。予選が調子よかっただけに期待されましたが、もうひとつ足りていないものがあったようでした。

「今日は、いいところを見せることができませんでした。課題もわかったので明日のレース2で結果が出せるようなセットアップができると思いますので、井口選手に期待しています」
小澤正弘総監督
「厳しいレースでした。今回のレースでは、BoPでターボの過給圧を下げられています。ちょうど加速する回転数のあたりで従来より0.7%ほどなのですが、その影響もあって、スリップから抜け出れないことや、立ち上がりで大排気量に置いていかれる、結果ブレーキで無理をするし、タイヤに負荷をかけるといった流れになってしまい、山内は苦しかったと思います。そのあたりの改善を試みて、明日のレース2で結果に繋げたいと思います」