SUPER GT

REPORT

  • TEST
  • Rd1
  • Rd2
  • Rd3
  • Rd4
  • Rd5
  • Rd6
  • Rd7
  • Rd8
SUPER GT 第6戦 スポーツランドSUGO
  • 予選順位
    位
  • 決勝順位
    位
  • Team Ranking
    位
  • Driver Ranking
    位

RACE REPORT

2025.09.21 - SUPER GT 第6戦 スポーツランドSUGO・決勝
SUBARU BRZ GT300 これまでにない作戦でファンを刺激するも成績に繋がらず
9月21日(日)スポーツランドSUGOでSUPER GTシリーズ第6戦「SUGO GT 300Km Race」の決勝レースが行なわれました。SUGOは、前日とは異なり秋晴れの爽やかな天気となりました。
SUBARU BRZ GT300は2023年の第2戦以来のQ1敗退を喫し、スターティンググリッドは23位で後方からのスタートです。ドライバーの山内英輝は「これまでやってきた事が無いような事をやらなければ、この状況は打開できない」とグリッド後方からの追い上げに意欲を見せていました。

チームは、来季に向けて新たに開発されたニュータイヤと、従来の信頼性の高いタイヤを持ち込んでおり、300kmレースを攻略するための戦略を練ります。そこで出された作戦はピットスタートというサプライズな作戦です。前日の予選ではタイヤとのマッチングが作れず後方の予選順位になったのですが、Q1で敗退したチームは、Q1で使用したタイヤを決勝のスタートタイヤで使用することが義務付けられています。
そのため、相性の悪い組み合わせのまま、後方からスタートしたのでは、上位に食い込むチャンスは薄いと判断します。チームは、フォーメーションラップの時にピットインし、GT300クラスのレースがスタートするグリーンランプの点灯と同時にニュータイヤに履き替えてピットアウトというピットスタート作戦を考えました。

最後尾からの追い上げにはなりますが、この「これまでにない作戦」は功を奏します。山内はトップと同タイムで周回を重ねることができ、つぎつぎにライバルの追い抜きに成功します。最後尾からスタートするも20周すると18位にまで上がっています。ラップタイムも落ちることなく次々に順位を上げ、30周目にはトップ10に入ります。
その頃になるとピットインするチームもあることから、山内の順位はさらに上位へ駆け上がり、42周目にはついに1位に立つことになりました。最後尾スタートから1位になる快走を見せ、応援するファンの興奮は高まります。そして井口卓人との交代が目前に迫ると、他車のクラッシュで赤旗中断の事態になりました。

約1時間の中断後にレースは再開され、山内は井口と交代します。タイヤは無交換とし給油のみでピットアウト。がしかし、すぐに井口から「右のリヤタイヤがおかしい」と無線が入り、直後にタイヤが外れかかっている映像が流れました。再びピットに戻り修復をし、残り3分となった時点でレースに戻ってチェッカーを受けることになりました。
小澤正弘総監督
「戦略的には成功していると思いますが、FCYや赤旗のタイミングなどが悪く結果に繋げることができずに、申し訳ありませんでした。それでもタイヤ無交換ができるタイヤができましたし、次のオートポリスは合わせ込みも難しいコースではないので、いいレースができるのではないかと思っています」
山内英輝
「正直、複雑な気分です。バトルで順位を上げられたのは良かったのですが、悪い点も見えたレースでした。新しいタイヤもロングランができるので、次につながると思っています」

次戦のSUPER GTは大分県日田市にあるオートポリスで10月18日(土)、19日(日)に「SUPER GT第7戦 GT 3Hours RACE」が開催されます。最終戦前の第7戦はサクセスウエイトも半減され、得意の中高速のコーナーが連続するコースなので、表彰台を期待しましょう。BRZ GT300への声援を最後までお送りください。
2025.09.20 - SUPER GT 第6戦 スポーツランドSUGO・予選
SUBARU BRZ GT300 タイヤとのマッチングが決まらずQ1敗退
2025年SUPER GT シリーズ第6戦「SUGO GT 300Km Race」が9月20日(土)に公式練習と予選が行なわれ、SUBARU BRZ GT300は2023年第2戦富士スピードウェイのレース以来となる、Q1予選落ちを喫しました。
前戦の第5戦鈴鹿ではセットアップのキーポイントを掴み、好結果に繋げるレースができたため、このSUGOにも同様のセットアップで臨むことになります。

しかし、土曜日の午前に行なわれた公式練習は小雨混じりの天候でウエットタイヤでの走行となりました。ただ、GT500のマシンも含め40台を超えるマシンが走行していくうちに、路面はドライアップしていきます。そして翌日の決勝日は晴れ予報であり、マシンのセットアップをどのタイミングで合わせていくのか難しい判断になります。
チームは改善されていく路面状況を踏まえると、スリックタイヤで走行できる環境まで回復するのを待ちます。およそ、30分ほどピットで待機した後、BRZ GT300はスリックタイヤを履き、セットアップを始めます。ウエットタイヤで走行した時に、ドライバーからは「もう少し旋回性が欲しい」というリクエストもあり、待機中にセット変更を済ませ、ピットアウトしました。
しかし、すぐにタイヤがささくれ立つデグラデーションの症状が出てしまい、ピットに戻ります。残り時間は30分ほどあるものの、その後赤旗中断が2回あり、セットアップを決めきれない状況で公式練習を終えます。その後のミーティングでは、データに基づき予選に向けてのセットアップの方向性を決めて臨むことになりました。
午後2時23分から10分間のQ1予選では、井口卓人がアッタクします。シリーズランキング順にA組、B組に分かれBRZ GT300はB組での走行です。各組上位9台までがQ2に進出しますが、井口は無線で「ぜんぜん曲がらない」と伝えてきており、結果はB組12位でQ1敗退となりました。
小澤正弘総監督
「申し訳ありません。うまくセットアップが決まらずアタックさせることができませんでした。舗装路面が新しくなっているので、攻撃性が上がっていることは想定内でしたが、うまく対処することができませんでした。詳細はこれからデータ解析をして煮詰め、明日の決勝は思いっきり走れるようにします」

チームが想定していた対応策がさまざまな部分で微妙に噛み合わない結果となってしまいました。明日の決勝レースは21日(日)午後1時30分にスタートし84周で競われます。落とすことができないシーズン終盤の大会ですが、悔いを残さないように全力で競うBRZ GT300への応援をお願いします。
2025.09.19 - SUPER GT 第6戦 スポーツランドSUGO・予選前情報
SUBARU BRZ GT300 シリーズチャンピオンに向けて天王山の一戦を迎える
SUPER GT第6戦「SUGO GT 300km RACEは9月20日(土)、21日(日)に、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで開催されます。
SUBARU BRZ GT300は前戦の第5戦鈴鹿で予選1位、決勝2位の好成績を残せたことで、シリーズランキングでもドライバーランキングが7位となり、トップとの差は20ポイント。チームランキングは6位でトップチームとの差は22.5ポイントまで縮めることができました。
そのきっかけとなったのはやはりBRZ GT300のセットアップでした。今季はフロントのタイヤ径が小さくなり、またセクター1の舗装が変わったこと、そしてタイヤの開発も随時行なわれていることなどの要因が重なり、これまでのデータと異なることで、セットアップに苦しみました。

しかし予選直前の公式練習で、その最適解と思われるセットアップに辿り着き、結果は予選1位、決勝2位になったわけです。

そして迎えた今回のSUGO第6戦300kmレースは、じつはSUGOも年初に舗装をやり直しています。そのため、鈴鹿での知見が活かせるのではないかと考えています。
井口卓人
「鈴鹿の時は曲がりにくくて、そのために本来走れる速度を落とさざるを得ない状況で走っていたので、タイムが出なかったのですが、それが解決できたのでいい結果につながりました。このSUGOは他のカテゴリーで走っていますけど、シーズン当初は攻撃性が高い路面でしたが、今はそこまででなく鈴鹿に似たような印象を持っています。ただ、BRZ GT300では走れていないので、そこは明日の公式練習で見極めていきます」
山内英輝
「鈴鹿からマシンのフィーリングが凄く良くなっていて、旋回する力が出てきたのが良かったです。SUGOの路面も変わっていますが、鈴鹿と同じなので心配はしていません。シーズンも終盤になって、大事なレースが続きますけど、1戦1戦集中してやっていきます。優勝を一度もしないでチャンピオンを獲れるとは思っていないので、勝つには何が必要かということを求めて頑張っていきます。」
20日(土)は午前9時15分から公式練習が始まり、午後2時5分から10分間のQ1予選が始まります。GT300クラスの予選はシリーズランキング順にA組、B組に分かれ、BRZ GT300はB組で走行します。B組の予選開始時間は午後2時23分から33分までです。

シリーズチャンピオンが狙えるかどうかの天王山となる一戦です。全力で競うBRZ GT300に熱い応援をお願いします。
2025.09.17 - SUPER GT 第6戦 スポーツランドSUGOプロローグ
SUBARU BRZ GT300 セットアップに自信をつけSUGOで優勝を狙う
SUPER GT第6戦「SUGO GT 300km RACEが9月20日(土)、21日(日)に、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで開催されます。
今シーズンも残り3レースを残すだけになりましたが、現在のシリーズランキングは7位。前レースの鈴鹿第5戦で2位を獲得し、上位とのポイント差を縮めました。しかし、まだトップ65号車とのポイント差は20点あるので、ここからは正念場が続くことになります。
チームは今季、マシンが新型に変わったことから、序盤はさまざな調整が必要になると読んでおり、勝負になるのは、第6戦の鈴鹿からと踏んでいました。ところが、その鈴鹿ではテストも含めてセットアップが決まらず苦しみましたが、予選の始まる直前に試したセットアップが最適解となり、ポールポジションを獲得。レースも2位でフィニッシュできました。まさに、当初狙った通りの展開になっているのが現状です。
第6戦の参加条件では、SUBARU BRZ GT300にはBoPのウエイト70kgを搭載し車両重量は1270kg。そこにサクセスウエイトが88kgプラスされます。しかし、今季のサクセスウエイトは50kgまでの搭載で、50kgを超える場合は、ピットでの給油機にリストリクターを装着し、給油速度を遅くなるルールにしています。

BRZ GT300も33kg分に相当するリストリクターを取り付けるので、ピット作業時間が長くなってしまい、レース戦略では大きな足枷になります。また天気予報では雨予報も出ており、その点も懸念材料になるというので、小澤正弘総監督にお話を聞いてみました。
小澤正弘総監督
「ウエイトや給油リストリクターに関しては、まだポイントを多く取っていないチームが有利になるので、ライバルチームがどこなのか、見えにくい状況ですね。これまでの上位チームはみんなハンデをもっているので苦しいレースになると思います。雨に関してはヘビーレインであれば問題ないのですが、中途半端な雨量になると作戦が立てにくくなります。でも、前回の鈴鹿でビッグポイントが取れたので、ここで勝てればチャンピオン争いに加わることができるので、頑張っていきたいと思います。」
第6戦SUGO GT300kmレースの20日(土)は、午前9時15分から11時15分まで公式練習が行なわれ、午後2時05分から予選Q1が始まります。シーズン後半からの大逆転メイク・ドラマに期待して熱い声援をお願いします。

RACE RESULT

2025.09.20 - 予選
SUPER GT 第6戦 スポーツランドSUGO
Pos. No. Machine Driver Q1 Q2 Diff Tire
1 7 CARGUY FERRARI 296 GT3 ザック・オサリバン 小林 利徠斗 1’17.596 1’16.968 YH
2 60 Syntium LMcorsa LC500 GT 吉本 大樹 河野 駿佑 1’17.363 1’16.987 DL
3 0 VENTENY Lamborghini GT3 小暮 卓史 元嶋 佑弥 1’18.263 1’17.640 YH
4 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 片岡 龍也 谷口 信輝 1’17.974 1’17.732 YH
5 2 HYPER WATER INGING GR86 GT 堤 優威 平良 響 1’17.999 1’17.761 BS
6 31 apr LC500h GT 小山 美姫 オリバー・ラスムッセン 1’18.069 1’17.800 BS
7 56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 平手 晃平 1’17.873 1’17.803 YH
8 65 LEON PYRAMID AMG 蒲生 尚弥 菅波 冬悟 1’18.069 1’17.834 BS
9 666 seven × seven PORSCHE GT3R 近藤 翼 ハリー・キング 1’18.016 1’17.900 YH
23 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1’18.932 DL
・SW=サクセスウェイト(kg)
Q1A: Start Time: 14:05:00 Finish Time: 14:15:00
Q1B: Start Time: 14:23:00 Finish Time: 14:33:00
Q2: Start Time: 14:58:00 Finish Time: 15:08:00
2025.09.21 - 決勝
SUPER GT 第6戦 スポーツランドSUGO
Pos. No. Machine Driver Time / Diff Laps Best Lap Tire
1 60 Syntium LMcorsa LC500 GT 吉本 大樹 河野 駿佑 2:46’10.988 67 1’18.945 DL
2 56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 平手 晃平 0.660 67 1’19.183 YH
3 666 seven × seven PORSCHE GT3R 近藤 翼 ハリー・キング 1 Lap 66 1’19.308 YH
4 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 片岡 龍也 谷口 信輝 1 Lap 66 1’19.842 YH
5 11 GAINER TANAX Z 富田 竜一郎 大木 一輝 1 Lap 66 1’19.749 DL
6 52 Green Brave GR Supra GT 吉田 広樹 野中 誠太 1 Lap 66 1’19.844 BS
7 18 UPGARAGE AMG GT3 小林 崇志 野村 勇斗 1 Lap 66 1’20.347 YH
8 7 CARGUY FERRARI 296 GT3 ザック・オサリバン 小林 利徠斗 1 Lap 66 1’19.285 YH
9 5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号 塩津 佑介 木村 偉織 1 Lap 66 1’20.716 YH
22 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 7 Laps 57 1’19.816 DL
・SW=サクセスウェイト(kg)
観客動員: (9/20) 9,700人 (9/21) 17,200人
Start Time: 13:45:28 Finish Time: 16:30:28
Fastest Lap CarNo.60 Hiroki Yoshimoto 1’18.945 57/67 163.549km/h
特別規則2-17.につき16:30までのレースとした。
FCY導入時刻: ①14:09’10(18Laps)〜14:14’07(20Laps) ②14:46’08(44Laps)〜14:51’59(46Laps) ③16:11’32(56Laps)〜16:15’19(58Laps)
SC導入時刻: 14:53’44(48Laps)〜14:57’23(49Laps) / 赤旗提示時刻 14:57’23〜16:00’00
黒白旗提示
CarNo.52 Seita Nonaka (14:02)「ドライビングマナー(接触行為)」
CarNo.18 Yuto Nomura (14:35)「ドライビングマナー(接触行為)」
*1 CarNo.4 (12:11)罰金 100,000円 (SpR.25-6.「走行中にホイール脱落」(ウォームアップ走行時)
*2 CarNo.0 Yuya Motojima (14:25)ドライブスルーペナルティ(SpR.13-1.b.「危険なドライブ行為」(コース外への追い出し))
*3 CarNo.26 (15:19)ドライブスルーペナルティ(SpR.27-4.「アンセーフリリース」)リタイヤにつき未消化
*4 CarNo.31 Oliver Rasmussen (15:42) ペナルティストップ60秒 (SpR.付則-3.16.2)「ピットレーンオープン前のピットイン」)リタイヤにつき未消化
*5 CarNo.22 (16:28) ドライブスルーペナルティ(SpR.27-1.2)「外したタイヤの平置き不良」) ペナルティ未消化 (SpR13-10.) により、決勝結果に40秒加算(2h46’20.085+40秒)
*6 CarNo.61 Takuto Iguchi (16:47) ペナルティストップ60秒(SpR.付則-4.4.「FCY中のピットイン」) ペナルティ未消化 (SpR13-10.)により、決勝結果に100秒加算(2h45’23.356+100秒)
*7 CarNo.6 Roberto Merhi Muntan (17:05) タイムペナルティ5秒 (2h45’11.311+5秒) (SpR.13-1.b.「危険なドライブ行為」(接触行為)
*8 CarNo.777 Tomonobu Fujii (18:05) ドライブスルーペナルティ(SpR.13-1.a.「危険なドライブ行為」)リタイヤにつき未消化
> SUPER GTトップ > GALLERY
  • TEST
  • Rd1
  • Rd2
  • Rd3
  • Rd4
  • Rd5
  • Rd6
  • Rd7
  • Rd8
Scroll to top