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SUPER GT 第8戦 モビリティリゾートもてぎ
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RACE REPORT

2025.11.02 - SUPER GT 第8戦 もてぎ・決勝
SUBARU BRZ GT300 ラストレースを2位表彰台で飾る
11月2日(日)栃木県茂木町のモビリティリゾートでSUPER GTシリーズ第8戦「MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL」の決勝レースが行なわれました。
決勝レースは前日同様、朝から青空で綺麗に晴れ渡る秋晴れとなり、空気はやや冷たいものの、爽やかな天気に恵まれました。

SUBARU BRZ GT300は前日の予選でライバル達を圧倒する速さを見せ、山内英輝、井口卓人の予選タイムが全体の1位、2位となっており、他を寄せ付けていません。その速さを武器に300kmレース(63周)に臨みました。
BRZ GT300は先行逃げ切りが勝ちパターンであり、ポールポジションからのスタートは理想の展開です。そうした期待どおり、スタートを担当した井口卓人は綺麗にホールショットを決め、1周目に戻ってきた時、2位のマシンに0.987 秒の差をつけ、2周目には1.866秒と周回ごとに差を広げることに成功しました。

ドライバー交代ができるミニマム周回数は17周ですが、チームは25周目付近を目標に後続を引き離す作戦で展開しました。そしてほぼ予定どおりの27周目にピットインをし、山内英輝と交代しました。
山内は実質3位のポジションでコースに戻り、トップとは約10秒差になっています。見守るファンも、チームスタッフも山内の追い上げに期待し応援をします。山内は期待に応えるように、みるみるギャップを縮め、交代から10周程度で3.5秒ほどの差に縮めます。

しかし、そこからの追い上げが鈍くなります。レース後に聞けば、タイヤのグリップが落ちてしまい、追い上げが厳しい状況だったということです。それでも山内は2位にポジションを回復してチェッカーを受けました。
井口卓人
「EJ20型エンジンの最後のレースで表彰台に登れて良かったです。自分のスティントも予定通りの展開ができたのでよかったです」

山内英輝
「すみません、悔しいしか言葉がありません。交代した時はトップに追いつける手応えがあったのですが、途中路面コンディションが変わったのか、グリップが落ちて追いつけなくなってしまいました。でも2位になれたのは、みなさんからの応援があったからだと思っています。ありがとうございました」
小澤正弘総監督
「EJ20型エンジンの花道を飾ることができてよかったです。山内もかなり厳しかったと思いますが、よくポジションを守ってくれました。優勝できなかったことは悔しいですが、2位表彰台はみなさんからの応援が後押ししてくれたことは間違いありません。今年1年、応援ありがとうございました。来年は新しいエンジンで戻ってきますので、引き続き応援をお願いします」

2025年のSUBARU BRZ GT300はドライバーランキング9位、チームランキング9位で終えることができました。1年間の応援ありがとうございました。
2025.11.01 - SUPER GT 第8戦 もてぎ・予選
SUBARUBRZ GT300 EJ20型エンジンのラストランでポールポジションを獲得
2025年SUPER GT シリーズ第8戦「MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL」の公式予選が11月1日(土)に行なわれました。
SUBARU BRZ GT300は朝の公式練習から調子が良く、セットアップも順調に仕上がっていきます。前日の雨の影響があり、スタートはウエットタイヤを装着しましたが、すぐにスリックに交換することができました。

山内英輝はマシンバランスを確認しながら走行しますが、すぐにバランスが良いことがわかり、タイムも伸びていきます。公式練習が始まってすぐに全体トップタイムを出し、そのタイムは予選アタックと同等のタイムを計測します。
バランスが確認できたところで井口卓人に交代し、同様にマシンチェックを行ない、井口のタイム計測が始まります。するとユーズドタイヤで走る井口のタイムも山内に次ぐ2番時計で、ライバルは追従できません。BRZ GT300の好調さが伺えました。

午後から始まるQ1予選のA組では井口が走行し、1分46秒048でトップタイムを計測します。このタイムはB組トップよりも速く、井口はQ1を全体トップで通過したことになりました。
つづくQ2予選は、山内がポールを目指しアタックをします。すると、全てのセクターで全体ベストを叩き出し1分45秒192をマークしトップに立ちました。このタイムは誰にも破られることなく、2番手の#5に1秒071という圧倒的な差をつけてポールポジションを獲得しました。山内はこのポールで、16回目のポールポジション獲得となり、現役ドライバー最多回数の更新をしました。

小澤正弘総監督
「マシンバランスが良いため、タイヤも均一に摩耗していってたので、ドライバーも乗りやすかったと思います。ここはタイヤには優しい路面なので、決勝はタイヤの無交換作戦を取るチームも出てくると思いますが、今日のバランスであれば後続を引き離すことができますし、マージンを持ってピット作業できると予想しています」
井口卓人
「EJ20型エンジン最後のレースでポールポジションが取れて、引退に花を添えることができてよかったです。BRZ GT300は朝からバランスが良くて、よく曲がるしグリップもするし乗ってて楽しいマシンに仕上がっていました。この調子のいい流れで明日も競えればと思います」
山内英輝
「明日はどんな決勝レースになるかわかりませんが、EJ20型エンジンは『イージェー』って言える展開にしたいと思います」とジョークが飛び出すほど上機嫌な山内でした。

明日の決勝は、午後1時から300km、63周のレースがスタートします。EJ20型エンジンの引退を優勝で飾れるように、みなさんからの熱い声援をお願いします。
2025.10.31 - SUPER GT 第8戦 もてぎ・予選直前情報
SUBARU BRZ GT300 最終レースを笑顔で終わることが大切
2025年SUPER GT第8戦「MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL」が11月1日(土)、2日(日)に、栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで開催されます。
今シーズンのBRZ GT300は新型マシンへとフルモデルチェンジを行なったシーズンでしたが、第7戦終了時点で表彰台は第5戦鈴鹿の2位が1回だけと、厳しいシーズンになっています。そして長い間SUBARUのGT300マシンを支えてきた、名機EJ20型ターボエンジンもラストレースを迎えます。

ドライバーもチームスタッフもEJ20型の花道を飾るためにも、この最終戦のもてぎでは実力を出し切れるレースに期待が寄せられています。
参加条件として、最終戦はすべての参戦マシンのサクセスウエイトが0kgとなり、開幕戦と同じ状況に戻ります。BRZ GT300は今季最も軽量となる1260kgで走ります。また給油機のリストリクターやスキッドブロックの高さも変更はなく、軽量になった分をそのまま活かせる状況で最終戦に臨みます。
井口卓人
「毎レースチームは一丸となって勝つレースを目指しているのですが、今年はあまりうまくいかなくて残念です。最終戦はEJ20型の最後ですし、勝たせてあげたい思いは、チームのみんなが思っているので頑張ります。クルマの仕様やタイヤに関して迷いはなく、煮詰めていくだけです。今季はフロントのタイヤが小径になったことで、タイヤのパフォーマンスが落ちたため、それが結果的にBRZ GT300のピーキーさが薄れて、柔らかい方向で落ちついています。それもいい方向に向いていると思います」
山内英輝
「今シーズンはいろいろありましたが、良いも悪いも全部まとめて最後のレースは笑って終わらせたいですね。EJ20型も最後ですし、勝たせてあげたい思いもみんな強いと思います。そうした流れが来年につながっていくと思うので、いい流れを作ってシーズンを終わらせ、笑顔になることが大事だと思います」
明日1日(土)は、午前9時10分から11時10分まで公式練習が行なわれます。そして午後2時からQ1予選が始まります。

そして決勝は300km、63周で競われ2日(日)の午後1時にスタートします。勝利を目指すSUBARU BRZ GT300への応援をよろしくお願いします。
2025.10.28 - SUPER GT 第8戦 もてぎ・プロローグ
SUBARU BRZ GT300 最後まで実力を出し切ったレースを目指す
2025年SUPER GTの第8戦「MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL」が11月1日(土)、2日(日)に、栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで開催されます。
いよいよシーズン・ラストレースになります。そしてEJ20型ターボエンジンもラストレースになります。

小澤正弘総監督は今シーズンを振り返り、「新シャシーを投入しセットアップで変更したポイントに対してきちんと反応するマシンになっており、確実に速くなり全体のレベルを底上げできたと話します。しかしながらトラブルが頻発し、結果が出せなかったことに対しては大いに反省すべきこと」、と語りました。
2021年にシリーズチャンピオンを獲得したシーズンは小澤氏が総監督に就任した初年度でした。そのシーズンもトラブルは発生していたものの、公式テストや公式練習などで発生しており、決勝ではトラブルが出ませんでした。しかし今季は決勝で発生してしまうという流れの悪さもありました。

BRZ GT300は世界に1台しかなく、トラブルの予見は難しいと言います。それでも小澤総監督は技術への向き合い方を考え直し、最終戦、そして来年に向けて進まなければならないと話ました。
その最終戦では来シーズンは、エンジンが変わるため、テスト的に過給圧がフラットブーストと呼ばれる方式に変更されています。マシンへの影響は得意な回転域が少し変わる程度でラップタイムに影響するものではないということでした。

もてぎの最終戦ではサクセスウエイトは全車が0kgとなります。今季もっとも軽い1260kgの車重となっています。マシン全体のレベルはあがり、確実に速くなったBRZ GT300がどんなレースを見せてくれるのか、楽しみに待ちたいと思います。
小澤正弘総監督
「EJ20型のラストレースは花道を飾りたいです。今年はチームの誰一人として手を抜くことなく一生懸命にやってきたのですが、結果が出せず申し訳なく思います。1年を通してやりっきたと感じられたレースはセパンと鈴鹿だけでした。ですから、最終戦のもてぎでは、実力を出し切ったという感触がつかめるレースにしたいです」
「そして来年はエンジンが変わります。排気量も増えるので、これまでと違ったレースができます。EJ20型ではどうしても先行逃げ切りの作戦しかなかったのですが、下位にいたとしても上位に上がれるレースができるようになるので、戦略も含め可能性は広がるので楽しみにしていてください」と来季が待ち遠しくなるコメントがありました。

1日(土)は午前9時10分から11時10分まで公式練習が行なわれ、午後2時からQ1予選が始まります。決勝レースは2日(日)午後1時にスタートし、300kmレースを63周で競います。表彰台を目指し全力で走る姿をお見せしますので、最後まで応援をよろしくお願いします。

RACE RESULT

2025.11.01 - 予選
SUPER GT 第8戦 モビリティリゾートもてぎ
Pos. No. Machine Driver Q1 Q2 Diff Tire
1 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1'46.048 1'45.192 DL
2 5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号 塩津 佑介 木村 偉織 1'47.342 1'46.263 YH
3 52 Green Brave GR Supra GT 吉田 広樹 野中 誠太 1'47.029 1'46.379 BS
4 56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 平手 晃平 1'47.522 1'46.384 YH
5 18 UPGARAGE AMG GT3 小林 崇志 野村 勇斗 1'47.031 1'46.411 YH
6 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 片岡 龍也 谷口 信輝 1'46.885 1'46.466 YH
7 666 seven × seven PORSCHE GT3R 藤波 清斗 ハリー・キング 1'46.845 1'46.515 YH
8 0 VENTENY Lamborghini GT3 小暮 卓史 元嶋 佑弥 1'46.852 1'46.600 YH
9 11 GAINER TANAX Z 富田 竜一郎 大木 一輝 1'46.417 1'46.611 DL
10 7 CARGUY FERRARI 296 GT3 ザック・オサリバン 小林 利徠斗 1'47.003 1'46.714 YH
・SW=サクセスウェイト(kg)
Q1AGr.: Start: 14:00’00 Finish: 14:10’00
Q1BGr.: Start: 14:18’00 Finish: 14:28’00
Q2.: Start: 14:53’00 Finish: 15:03’00
2025.11.02 - 決勝
SUPER GT 第8戦 モビリティリゾートもてぎ
Pos. No. Machine Driver Time / Diff Laps Best Lap Tire
1 5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号 塩津 佑介 木村 偉織 1:52’23.835 59 1’49.360 YH
2 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 9.217 59 1’48.018 DL
3 666 seven × seven PORSCHE GT3R 藤波 清斗 ハリー・キング 9.710 59 1’49.232 YH
4 56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 平手 晃平 9.978 59 1’49.205 YH
5 52 Green Brave GR Supra GT 吉田 広樹 野中 誠太 12.075 59 1’49.135 BS
6 65 LEON PYRAMID AMG 蒲生 尚弥 菅波 冬悟 26.066 59 1’49.980 BS
7 7 CARGUY FERRARI 296 GT3 ザック・オサリバン 小林 利徠斗 33.303 59 1’48.927 YH
8 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 片岡 龍也 谷口 信輝 1Lap 58 1’48.892 YH
9 2 HYPER WATER INGING GR86 GT 堤 優威 平良 響 1Lap 58 1’49.468 BS
10 18 UPGARAGE AMG GT3 小林 崇志 野村 勇斗 1Lap 58 1’49.396 YH
Fastest Lap No. 61 T. Iguchi / SUBARU BRZ R&D SPORT 1’48.018 (4/59) 160.007 km/h
Start Time: 13:07’23 Finish Time: 14:58’28
FCY導入時刻: ①13:19’19(7Laps)〜13:22’54(8Laps)、②14:44’12(55Laps)〜14:45’34(55Laps)
黒白旗提示:CarNo.4 Nobuteru Taniguchi(14:47) (SpR13 1.b 「CarNo.7への接触 」)
PENALTY
*1 CarNo.6 Yoshiaki Katayama (13:25) ドライブスルーペナルティ( SpR13 .a「CarNo.777への接触」)リタイヤより未消化
*1 CarNo.6 Yoshiaki Katayama (13:58) ペナルティストップ60秒(SpR 付則-4.4「FCY中のピットイン」)リタイアやにより未消化
*2 CarNo.18 Yuto Nomura (13:56) タイムペナルティ5秒(SpR13 1.a「CarNo.11への接触」)[1:51’18.395 + 5sec]
*3 CarNo.62 Reiji Hiraki (14:34) タイムペナルティ5秒(SpR13 1.a 「CarNo.31への接触」)[1:52’07.58 + 5sec]
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