
北の大地、北海道。この広大な場所は、冬は雪に覆われ、また氷が路面に張りつめます。そのため4WDのイメージが強いスバルは、多くのオーナーに愛されています。アイスバーンではシンメトリカルAWDの効果は大きく、とても安心感があり、高く評価されています。
GAZOO Racing 86/BRZ Raceの第6戦は、そんなスバルファンの多い北海道の東部、 十勝スピードウェイで開催されました。十勝スピードウェイは北海道唯一のJAF公認サーキットで、かつて24時間レースを開催したほどの設備を持ち合わせています。夏休み最後の日曜日ということもあって、多くの来場者がありました。いくつかのレースもありましたが、多くのイベントも開催、86/BRZオーナーのミーティングなどもブッキングされており、さまざまな楽しみが用意されたイベント会場となっていました。
エントリー台数は、プロフェッショナルシリーズが28台、クラブマンシリーズが8台の計34台。SUBARU BRZ勢は4名のドライバーが参戦。CG ROBOT RACING TEAMから#87久保凛太郎、#89井口卓人、KOTA Racingから#61佐々木孝太、#611服部晃輔が、いずれもプロフェッショナルシリーズを戦いしました。

今回のレースにも、スバル販売店のスタッフがサポートしてくれました。そのメンバーは6名で、そのうち神奈川スバルからは3名、相模原南店木村亮太さん、相模原店西村翼さん、秦野店の豊田良平さん。そして東京スバル江東店木原丈治さん、岩手スバル花巻空港店牛崎勝輝さん、兵庫スバル灘店杉本一広さん、というメンバーでした。レースへの参加申し込みの中で、あえて北海道を選んだ人も多く、初めてのレースメカニックと初めての北海道を楽しんでいるようでした。
![]()
予選では井口が13位、久保が17位、佐々木孝太が22位、服部晃輔が27位。オーバーテイクポイントがなく、抜きにくい十勝スピードウェイということもあり、予選結果はレースに大きく影響することになります。

そうした予想通り、レースはほぼ予選順位のまま進行していきます。抜きにくいながらも佐々木孝太は一台一台を順位を着実にオーバーテイクし、16位まで順位を上げました。しかしファイナルラップ、後方からオーバーテイクしようとしたマシンがコーナーの進入で停まり切れずに佐々木孝太のマシンに追突。マシンは大きなダメージを受けてしまい、マシンをゴールラインまで運ぶのがやっと。残念ながら26位という結果に終わりました。他のドライバーのレース結果は、井口が予選順位と同じ13位でフィニッシュ、久保が1つポジションを上げて16位、服部晃輔は21位となりました。
![]()
レース後、井口は「やっぱり予選一発の速さが欲しいですね。レースペースは上位のマシンと変わらない速さがあるので、予選結果が良くて、前からスタートできれば、自然と結果がついてくるようになると思います」と、とても残念そうに語ってくれた。
![]()
次回、86/BRZ Race第7戦は9月26~27日、富士スピードウェイで開催されます。