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RACE REPORT

2015.08.23 - GAZOO Racing 86/BRZレース・第6戦十勝ラウンド レースレポート
抜き所の少ない十勝スピードウェイに苦しみ 上位入賞は次戦に持ち越し
北の大地、北海道。この広大な場所は、冬は雪に覆われ、また氷が路面に張りつめます。そのため4WDのイメージが強いスバルは、多くのオーナーに愛されています。アイスバーンではシンメトリカルAWDの効果は大きく、とても安心感があり、高く評価されています。

GAZOO Racing 86/BRZ Raceの第6戦は、そんなスバルファンの多い北海道の東部、 十勝スピードウェイで開催されました。十勝スピードウェイは北海道唯一のJAF公認サーキットで、かつて24時間レースを開催したほどの設備を持ち合わせています。夏休み最後の日曜日ということもあって、多くの来場者がありました。いくつかのレースもありましたが、多くのイベントも開催、86/BRZオーナーのミーティングなどもブッキングされており、さまざまな楽しみが用意されたイベント会場となっていました。

エントリー台数は、プロフェッショナルシリーズが28台、クラブマンシリーズが8台の計34台。SUBARU BRZ勢は4名のドライバーが参戦。CG ROBOT RACING TEAMから#87久保凛太郎、#89井口卓人、KOTA Racingから#61佐々木孝太、#611服部晃輔が、いずれもプロフェッショナルシリーズを戦いしました。
今回のレースにも、スバル販売店のスタッフがサポートしてくれました。そのメンバーは6名で、そのうち神奈川スバルからは3名、相模原南店木村亮太さん、相模原店西村翼さん、秦野店の豊田良平さん。そして東京スバル江東店木原丈治さん、岩手スバル花巻空港店牛崎勝輝さん、兵庫スバル灘店杉本一広さん、というメンバーでした。レースへの参加申し込みの中で、あえて北海道を選んだ人も多く、初めてのレースメカニックと初めての北海道を楽しんでいるようでした。
予選では井口が13位、久保が17位、佐々木孝太が22位、服部晃輔が27位。オーバーテイクポイントがなく、抜きにくい十勝スピードウェイということもあり、予選結果はレースに大きく影響することになります。
そうした予想通り、レースはほぼ予選順位のまま進行していきます。抜きにくいながらも佐々木孝太は一台一台を順位を着実にオーバーテイクし、16位まで順位を上げました。しかしファイナルラップ、後方からオーバーテイクしようとしたマシンがコーナーの進入で停まり切れずに佐々木孝太のマシンに追突。マシンは大きなダメージを受けてしまい、マシンをゴールラインまで運ぶのがやっと。残念ながら26位という結果に終わりました。他のドライバーのレース結果は、井口が予選順位と同じ13位でフィニッシュ、久保が1つポジションを上げて16位、服部晃輔は21位となりました。
レース後、井口は「やっぱり予選一発の速さが欲しいですね。レースペースは上位のマシンと変わらない速さがあるので、予選結果が良くて、前からスタートできれば、自然と結果がついてくるようになると思います」と、とても残念そうに語ってくれた。
次回、86/BRZ Race第7戦は9月26~27日、富士スピードウェイで開催されます。
2015.08.17 - GAZOO Racing 86/BRZレース・第6戦十勝ラウンド プレビュー
初秋の北海道・十勝で86/BRZの熱いバトルが繰り広げられる
GAZOO Racing 86/BRZ Raceは、シリーズ第6戦が北海道の十勝スピードウェイで開催されます。今シーズンも残すところ、あと3戦、チャンピオン争いもドライバーの数が絞られ、ひとつも落せない! というような状況になっています。

広大な十勝平野は、見渡す限り平坦で、まるで日本ではないような雰囲気を持っています。北海道のガイドブックなどで、平原に牛がのんびりとしているような写真、あるいは果てし無く真っ直ぐ続く道路の写真など、北海道を強くイメージさせますが、そういった風景は基本的に十勝平野のものです。
十勝スピードウェイもまた、特徴的なサーキットです。十勝平野のように、フラットで高低差がないだけでなく、コース自体にもバンクがありません。一般的な日本のサーキットにはバンクが与えられていますから、同じイメージで走らせるとコーナーへの進入などでステアリングを切り遅れてしまったり、コーナーからの立ち上がりでアクセルを早く踏み過ぎてしまうようなことが起きやすくなります。

エントリー台数は、プロフェッショナルシリーズが28台、クラブマンシリーズが8台、計36台です。そのうち、SUBARU BRZはプロフェッショナルシリーズに4台がエントリーしています。北海道ということもあり、エントリーは少なめですが、しかし有力チームのほとんどは参加しており、チャンピオン争いを含めて、白熱したレースになることは間違いないでしょう。
BRZ勢はCG ROBOT RACING TEAMの#87久保凛太郎と#89井口卓人、KOTA RACINGの#61佐々木孝太と#611服部晃輔の、4人のドライバーです。フル参戦初年度ながら徐々にレベルアップを果たした井口は、つねにトップ10を狙える速さを発揮しています。エントリー台数が少ないとはいえ、上位陣の顔ぶれは同じ。それでも上位入賞への期待が膨らみます。チームメイトの久保は、まだ今シーズンはノーポイント。昨シーズンは3位表彰台を獲得するなどの活躍を見せていただけに、不本意なシーズンを送っているといっていいでしょう。十勝は昨年5位を獲得したコースということもあり、上位入賞を果たして復調へのキッカケにしてもらいたいところです。

佐々木孝太も2013年の十勝では2位表彰台をゲットしています。シーズン前半の不調から立ち直り、すでにレースペースは上位陣に匹敵する速さを見せています。セットアップを含めて、マシンのポテンシャルは確実に進化しています。予選の結果次第では、佐々木孝太らしい鋭い走りで上位入賞を果たすことでしょう。服部晃輔もまた大先輩でもある佐々木孝太を追い、若さを前面に打ち出したチャレンジングなレースを期待したいところです。
第6戦十勝スピードウェイは、8月23日に予選・決勝が行われます。
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