2015.08.02 - GAZOO Racing 86/BRZレース・第5戦オートポリスラウンド レースレポート
強い日差しが照りつけるオートポリスで井口卓人が惜しくもポイントゲットならず

高低差のある地形を生かしたコースレイアウトはアップダウンが多く、また高速コーナーから連続したタイトコーナーまで、さまざまなコーナーが存在する、ドライバーズサーキットです。ドライバーのテクニックの差が出やすい、チャレンジングなコースなのです。
今回エントリーしたのは、プロフェッショナルシリーズが31台、クラブマンシリーズが13台の計44台。そのうちSUBARU BRZは、プロフェッショナルシリーズが7台、クラブマンシリーズが1台の、合計8台がエントリーしました。
クラブマンシリーズ唯一のSUBARU BRZは、#320篠田義仁。86/BRZ Raceは第2戦岡山国際サーキットに続いて、2戦目のエントリーとなります。しかし岡山とオートポリスを走り込んでいる篠田にとっては、今回はホームサーキットでのレース。コースを知り尽くした地元ドライバーとしての優位性があります。
予選は5位。シリーズチャンピオンを争う3人のドライバーに届きませんでしたが、そのタイム差はわずか。今シーズンから参戦を始めたとは思えないほど、安定感のある走りを展開していました。「レース後半になってコンディションが変化したり、そういうところで地元ドライバーが有利だと思いますね」と、予選終了後にコメントをもらいました。
決勝レースは、予選順位通りに5位で走行。ポジションアップを狙い、前を走るマシンに付いてレースが進んでいきました。しかし残念なことに、篠田にジャンプスタート(フライング)の判定が! ペナルティを受けたものの、結果として失格となってしまいました。篠田は今後、第7戦富士と第8戦鈴鹿に出場予定。その速さをきっと結果に結びつけることでしょう。


予選では井口が11位を獲得。チームメイトの久保はタイムアタックで遅いマシンにひっかかりタイムロスをしてしまい、不本意な13位となりました。佐々木孝太は21位、山下は25位、田中が27位、小笠が28位、そして服部晃輔が29位。予選一発の速さが出せないという佐々木孝太は、レースペースの良さを生かして、上位進出を狙います。
決勝レースもまた快晴の中でスタートしました。上手くスタートを決めた久保が10位に上がり、井口はそれに続く11位となり、レースが進んでいきました。そしてファイナルラップ、久保はラストアタックを仕掛けたものの、接触してペースダウン。井口に抜かれて12位でチェッカーを受けました。井口はSUBARU BRZ勢トップの11位で、あと一歩ポイント圏内に入ることができませんでした。
佐々木孝太は予想通り、着実に順位を上げ、16位でフィニッシュ。また服部晃輔も5つポジションを上げて24位。また山下は残念ながらリタイヤ。地元の2人のプライベーター、田中は27位、小笠は28位となりました。
次戦第6戦は北海道の十勝スピードウェイで、8月23日に開催されます。