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第1戦 富士スピードウェイ
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RACE REPORT

2020.07.19 - SUPER GT 第1戦 富士スピードウェイ・決勝
狙い通りの展開に持ち込みながらマシントラブルによるリタイヤ 
7月19日(日)静岡県小山町の富士スピードウェイでSUPER GT第1戦「たかのこのホテルFUJI GT 300km RACE」が開催されました。毎年数万人を集める大人気のレースも新型コロナウイルスへの対策として無観客での開催となりました。
予選7位から上位を目指すSUBARU BRZ GT300のスタートドライバーは山内英輝が担当します。心配された天候は梅雨明けを思わせるほど暑く、湿度の高い日本の夏の中で始まりました。

スタート直後の第1コーナーで山内は順位を1つ上げ6位でストレートに戻ってきます。直後にGT500マシンのクラッシュがありセーフティカー(SC)ランとなりますが、6周目に再スタートが切られました。山内は順調に走行し、5位との差を0秒7前後で走行しスキを狙います。前を走る31号車、2号車が相次いで序盤からピットインで脱落します。山内はなんなく4位にポジションを上げることができました。
トップ争いは3台の接近戦となり、トップとは5秒離れていた山内ですが、徐々に差を詰めることができ、16周目には3位と1秒396まで近づきました。山内のタイムはトップとほぼ同等のタイムで周回しているので一気にトップ争いへ食い込むチャンスです。
23周目あたりから1回目のピットインが各チーム動き出し、山内も4位をキープしたままピットインし、井口と交代します。タイヤを4本交換し高い路面温度に対応するハードタイヤを装着してピットアウトします。順位はひとつ下り5位をキープしてピットアウトします。ニュータイヤを4本装着し、マシンの調子もいいと山内はコメントしていますが、その直後、井口はスロー走行となりマシンをコース脇に止めました。
井口はこの時点でレース続行を断念。リタイヤとなりました。

渋谷総監督
「大変申し訳ありません。原因は戻ってから詳細に調べますが井口からはアクセルが効かないという無線が飛んできました。似たような症状は以前あったので、万全の対策はしてあります。ですので、その症状とは似てますがちょっと違うのではないかと踏んでいます。こうしたマシントラブルを起こさないことも今年の目標のひとつで、入念に対策をして開幕戦を迎えただけに悔いが残ります。レース展開もよく、山内もマシンは調子といいと言っていて、これから追い上げていくといった矢先でした。応援したいただいているファンの皆様、本当に申し訳ありません」
次戦は8月8日(土)、9日(日)同じく富士スピードウェイで第2戦が開催されます。開幕戦のリベンジとなるよう、ぜひSUBARU BRZ GT300の応援をよろしくお願いします。
2020.07.19 - SUPER GT 第1戦 富士スピードウェイ・予選
予選7位からスタートし上位進出を狙う
7月19日(日)朝、SUPER GT 第1戦「たかのこのホテルFUJI GT 300km RACE」の予選が行なわれました。天気は一転して回復し、予定どおり公式予選は行なわれました。前日の公式練習では1分37秒261で5位につけ、トップとは0秒542と僅かな差でした。
予選は昨年度のチームランキングに基づきA、B組に分かれ、SUBARU BRZ GT300はA組で走行します。GT300は全29台のエントリーでA組14台、B組15台。それぞれ上位8台がQ2予選に進出します。最初のQ1は山内英輝がアタックしました。

朝9時30分から始まったQ1では、路面の所々がまだ濡れた状態で難しい状況です。Q1予選の終盤で各車タイプアップさせ山内は1分37秒497の3番手でQ1予選を通過しました。そして約40分後に始まるQ2では路面コンディションはどんどん改善され、さらなるタイムアップが期待されます。
井口はさらなるタイムアップを果たし、1分37秒005までタイムを縮めます。が、ライバルチームもタイムアップしたため7位で予選を終えました。

井口卓人
「マシンも調子良かったので、フロントローを狙いにいったんですけど、タイムが伸びなかったです。その辺はどこを詰めて行ったらいいのか難しいところですけど、コンディションも変わっているのでタイヤ選択も含めて難しかったです。セクター3で若干マシンが動く傾向があって、イメージと1テンポずれたりというのは結果論ですけどありました。決勝に向けては不安はないです。ポジションをあげないといけないのですが、ソフト、ハードどっちのタイヤもポテンシャルはあるので、パズルみたいにうまく組み上げていきたいです。もうちょっと前からのポジションからだとやりやすかったですけど、その分決勝は頑張ってポジション上げていきます」
山内英輝
「路面コンディションは悪かったですけど、それはみんな同じ条件なので問題はないです。ただ、本来予選で履く予定のタイヤを昨日の公式練習で使っているので、ハードしか残っていない状況でした。路面状況を考えると厳しいかなと思ってましたが、思いのほかタイムも出て、フィーリングもいいし、ポジションもキープできたので良かったです。決勝は表彰台に上るために、イケイケで走って後ろを引き離してという戦い方になると思います」
渋谷総監督
「Q1は部分的にウェット路面が残る中、山内がよく頑張ってくれて3番手で通過してくれました。Q2はマシンのセットアップの変更はせず、タイヤだけソフトにしてタイムアップを狙いました。クルマのバランスは悪くないと井口は言ってますが、タイムの伸びにつながらなかったですね。路面温度が昨日と14度の差があり、得意のセクター3でタイムが伸びませんでしたが、タイヤの特性もあって難しい選択でした。決勝はどっちのタイヤが指定されるかわかりませんが、それぞのタイヤに合わせたセットアップをして上位を狙いたいと思います」
このあと3時間後に始まる決勝レースでは、上位進出を狙い井口、山内両選手は全力で走行し、チームはそれを支えます。SUBARU BRZ GT300への声援をお願いします。
2020.07.18 - SUPER GT 第1戦 富士スピードウェイ・直前情報
難しいコンディションの中、公式練習を5位で終える
2020年SUPER GT シリーズがいよいよ開幕。第1戦「たかのこのホテルFUJI GT 300km RACE」は、7月18日(土)、19日(日)静岡県小山町の富士スピードウェイで行なわれます。今回のレースは300km/66周のレースで、SUBARU BRZ GT300と井口卓人、山内英輝両ドライバーで競います。
レース進行スケジュールは例年とは異なり、無観客で、かつ土曜日に行なっていた公式予選も日曜日の午前中に行なうタイムテーブルに変わっています。そのため土曜日は公式練習だけとなりました。がしかし、公式練習では濃霧に見舞われ進行が大幅に遅れます。

1時間15分遅れて始まった公式練習は、GTAから日曜日の天気が荒天という予報があり、予選が30分以上遅れるような場合は、公式練習のタイムを予選結果に使う可能性が示唆されました。そのため公式練習ではタイムアタックをすることになります。
1時間30分間はGT500との混走です。SUBARU BRZ GT300は井口卓人がステアリングを握り、部分的にウエット状態が残るコンディションで、さらに混走という難しい状況の中、セットアップとタイムアタックをしました。結果は29台中5位で公式練習を終えます。

井口卓人
「100Rとヘアピンがまだ濡れている状態で、難しいコンディションでした。でもセットアップはうまくできたと思います。手応えもあったのでもう少しタイムは縮められると思ったのですが、ニュータイヤとユーズドタイヤの使うタイミングやABSのブレーキ調整、車高などのまとめ方をミスってしまい、詰めきれなかったです。僕の判断ミスなので、悔しいですが最後のGT300専有の10分間になったときはマシンもまとまっていたので、手応えはよかったです」
山内英輝
「今日は井口選手のセクタータイムを見てセットアップしましたので、確認レベルでしか走行していませんが、マシンは走りやすかったです。明日の予選がどうなるかわかりませんが、この5番手という順位でスタートなら、悪くないと思います」
渋谷総監督
「今のチームの力は出し切れたと思います。富士のレースはハードルが高いのですがチャンスがあればどんどん攻めていきたいです。後から挽回するということは不可能ですから、できるだけ上位でスタートしてトップを目指す展開になると思います」
19日(日)は午前9時30分からノックアウト予選が始まります。今回のQ1予選はA組、B組に分かれて行なわれ、その後Q2予選を行ないます。そして午後3時に300km、66周の決勝レースがスタートします。明日のSUPER GT開幕戦富士ラウンドは、オンボード映像ライブ配信を実施しますので、どうぞお楽しみに。
2020.07.15 - SUPER GT第1戦 富士スピードウェイ・プロローグ
マシン、戦略の全てを見直して迎える開幕戦 目指すはシリーズチャンピオン
2020年のSUPER GTシリーズは新型コロナウイルスの影響で、日程が大きく変更され、いよいよ7月18日(土)、19日(日)に開幕を迎えます。しかしながら開幕戦は無観客での開催となり、待ち望んでいたファンの皆様には残念な思いがあることと思います。そうした想いに応えるために、チームは一丸となって結果を出すことに努力しています。またオンボード映像ライブ配信も行ないます。
第1戦「たかのこのホテルFUJI GT 300km RACE」が7月18日(土)、19日(日)静岡県小山町の富士スピードウェイで行なわれます。レースは例年と異なり土曜日に公式練習だけ行なわれ、予選と決勝は日曜日に行ないます。日曜日は午前に予選を行ない、午後3時に決勝レースがスタートするというスケジュールです。

2020年のドライバーはすでにご存知のように、井口卓人、山内英輝の2名体制に変更はありません。
渋谷総監督
「チームは2019年シーズンの反省を踏まえ、最終戦のもてぎから新体制へとシフトしています。12月からマシンの改良に臨み、2月のシェイクダウン、鈴鹿、岡山、富士、鈴鹿と公式テストを行ない、マシンの改良は順調にできています。特にパワーユニットの信頼性を上げるために、人的補強、組織変更を行ない、ここまでのテストではパワーユニットに関するトラブルは一切ありません。そして、マシン本体はエンジン搭載位置を下げ、そのことによるボディ剛性の見直しやサスペンションのセットアップ、空力変更など全ての見直しを行ないました。その結果、公式テストでは常に上位を走ることができています。もっとも大きな変化としては、ドライバーの意気込みだと感じています。これまでのテストで、ドライバーからのコメントは全ていい方向に向いていて、積極性が感じられます。気分も相当乗っていると我々も感じていますので、開幕戦が待ち遠しかったです」
マシンは見た目ではカラーリング変更以外では気づきにくいですが、大幅な変更が行なわれた様子です。スバルのルーツである中島飛行機が持つ空力理論を生かしたボディは、大きな成果が出ていると言います。また、水平対向エンジンの特性をより活かしたマシンへと変更し、エンジン本体を含む補機類の見直しが全領域に渡り行なわれてました。そのため、信頼性が飛躍的に高くなっています。
渋谷総監督
「マシンの仕上がりは改良を重ねていく中、感触もよく、タイヤにも良い感触だということをドライバーからは聞いています。チームもいい雰囲気ですし、この流れで第1戦が迎えられるのは期待が膨らみます。そして何よりもドライバーが前向きで良い印象を持ってますから、開幕戦から飛ばしていきたいと思います。ファンの皆様の来場は叶いませんが、ぜひ応援をよろしくお願いします。期待してください」
18日(土)は午後4時から公式練習があり、翌19日(日)は午前9時30分より予選が始まり、午後3時に66周のレースがスタートを切ります。今週末のSUPER GT開幕戦富士ラウンドは、オンボード映像ライブ配信を実施します。どうぞお楽しみに。

RACE RESULT

2020.07.19 - 予選
第1戦 富士スピードウェイ
Pos. No. Machine Driver Q1 Q2 Diff Tire
1 65 LEON PYRAMID AMG 蒲生 尚弥 菅波 冬悟 1'36.648 1'36.236 BS
2 11 GAINER TANAX GT-R 平中 克幸 安田 裕信 1'36.581 1'36.297 DL
3 2 シンティアム・アップル・ロータス 加藤 寛規 柳田 真孝 1'37.919 1'36.399 YH
4 52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT 吉田 広樹 川合 孝汰 1'36.683 1'36.594 BS
5 31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 嵯峨 宏紀 中山 友貴 1'36.783 1'36.921 BS
6 5 マッハ車検 GTNET MC86 マッハ号 坂口 夏月 平木 湧也 1'36.651 1'36.945 YH
7 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1'37.497 1'37.005 DL
8 96 K-tunes RC F GT3 新田 守男 阪口 晴南 1'37.180 1'37.181 DL
9 56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R 藤波 清斗 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 1'37.401 1'37.201 YH
10 88 JLOC ランボルギーニ GT3 小暮 卓史 元嶋 佑弥 1'38.273 1'37.266 YH
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ
・WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

Q1 
A組  開始 : 9:30'00 終了 : 9:40'00
B組  開始 : 9:48'00 終了 : 9:58'00


Q2 
開始 : 10:23'00 終了 : 10:33'00

Q1
No.33 S.トン 当該ラップタイム削除 (SpR.18-1「走路外走行」)
2020.07.19 - 決勝
第1戦 富士スピードウェイ
Pos. No. Machine Driver Time / Diff Laps Best Lap Tire
1 52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT 吉田 広樹 川合 孝汰 1:53'57.330 62 1'38.153 BS
2 11 GAINER TANAX GT-R 平中 克幸 安田 裕信 3.268 62 1'38.741 DL
3 5 マッハ車検 GTNET MC86 マッハ号 坂口 夏月 平木 湧也 4.596 62 1'38.616 YH
4 56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R 藤波 清斗 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 5.097 62 1'38.856 YH
5 10 TANAX ITOCHU ENEX with IMPUL GT-R 星野 一樹 石川 京侍 5.370 62 1'38.935 YH
6 65 LEON PYRAMID AMG 蒲生 尚弥 菅波 冬悟 6.152 62 1'38.678 BS
7 55 ARTA NSX GT3 高木 真一 大湯 都史樹 6.489 62 1'38.266 BS
8 34 Modulo KENWOOD NSX GT3 道上 龍 ジェイク・パーソンズ 12.800 62 1'39.133 YH
9 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 片岡 龍也 18.354 62 1'39.290 YH
- 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 32 Laps 30 1'38.660 DL
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ
・WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

開始 : 15:03'22 終了 : 16:56'38
セーフティカー : 1)15:04(0Lap) - 15:16(5Laps) 2)16:05(37Laps) - 16:20(42Laps)

ファステストラップ : 1'38.153 No.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT/川合 孝汰

黒白旗 No.56 J.P.デ・オリベイラ
No.50 加納政樹 罰金40,000円(SpR.26-11「ウォームアップ中のピットレーン速度違反」)
No.55 高木真一 ドライブスルーペナルティ(SpR.付則3「SC解除後の再スタート違反」)
No.18 松浦孝亮 ドライブスルーペナルティ(SpR.付則3「SC解除後の再スタート違反」)
No.30 織戸学 ペナルティストップ10秒(H項2-2.4.5.1b「黄旗中の追い越し」)
No.22 和田久 ペナルティストップ60秒(SpR.付則3「ピットレーンオープン前のピットイン」)
No.88 ペナルティストップ60秒(SpR.付則3「SC中のドライバー交代」)
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