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第7戦 ツインリンクもてぎ
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RACE REPORT

2020.11.08 - SUPER GT 第7戦 ツインリンクもてぎ・決勝
SUBARU BRZ GT300 またしてもセーフティカーに翻弄され5位フィニッシュ
11月8日(日)SUPER GTシリーズ第戦「FUJIMAKI GROUP MOTEGI GT 300km RACE」は、栃木県のツインリンクもてぎで行なわれ、SUBARU BRZ GT300はポールポジションからのスタートです。
優勝への期待が膨らむ中、スタートドライバーの山内英輝はトップを快走します。しかしながら前戦に次いでセーフティカーの介入により、リードタイムは失われ、順位も落とす結果となってしまいました。

山内はスタート直後から好タイムを連発し、2位以下へ毎周ギャップを広げて行きます。10周を終えた時点で、4位以下には14秒ものリードを作り、戦いは上位3台に絞られます。ところが21周目に他車のアクシデントによりセーフティカーが導入されます。この時点で2位の360号車にも大きなリードを作っていましたが、すべて失うことになります。
26周目にリスタートとなり、SUBARU BRZ GT300は29周目にピットインしドライバー交代をします。レースは、SCが入る前にすでにピットインを済ませていた56号車と4号車が大きなリードをつくることになり、井口卓人は4位争いをする5位のポジションでコースに戻ります。

その後3位を走る18号車がドライブスルーペナルティを受けたため、3位争いに状況が代わります。BRZ GT300はピットアウト後からレース終盤まで52号車と3位を競います。が、5位を走る11号車にプッシュされ痛恨のスピンを喫します。
井口はすぐさまコースへ復帰しますが、順位を6位に落とします。また、このアクシデントの間に360号車にも抜かれてしまいます。レースはそのまま6位の順位でゴールを迎えますが、11号車にペナルティが課されたため、5位フィニッシュという結果になりました。

山内英輝
「何て言えばいいのか。いいパフォーマンスがあってトップを走っていたのに、残念な結果としか言えないです。でもBRZ GT300は戦闘力も高く、ドライバーもピットもミスはなかったので、パフォーマンスは高いし速さはあるから、まだ諦めません。」
井口卓人
「2戦連続で勝てるチャンスを逃したという残念さと、後半もうひとつ上を狙えたという残念さがあります。レース展開は凄くキツかったので、その中でもポイントを取れたのは良かったと思います。ファンの皆さんも僕たちも『ヨッシャーこれなら勝てる』という手応えの中で、自分たちのせいではないところで、結果を残せないのは悔しいし残念です。でも今のBRZは圧倒的にパフォーマンスはあるので、最後まで諦めずに頑張りたいと思います」
渋谷総監督
「ツキがないですよね。こんなこともあろうかと思って、セーフティカーが導入されたらどうするかということはチームのみんなで共有はしていました。ただ、それはギャンブルの範疇でなんとかできることで、今回のケースはそのタイミングより早かったので、ギャンブルにも出れない状況でした。このあとは最終戦なので、もうやることはひとつで優勝以外ないですね。ぜひ、応援をよろしくお願いします」

残すのは11月28日(土)、29日(日)に静岡県小山町にある富士スピードウェイで開催される最終戦、第8戦「たかのこのホテル FUJI GT300km RACE」だけとなりました。このレースでの優勝とシリーズチャンピオンを目指すSUBARU BRZ GT300への応援をよろしくお願いします。
2020.11.07 - SUPER GT 第7戦 ツインリンクもてぎ・予選
SUBARU BRZ GT300、優勝に一番近いポールポジションを獲得
2020年SUPER GTシリーズ第7戦「FUJIMAKI GROUP MOTEGI GT 300km RACE」の公式練習、および予選が11月7日(土)に行なわれました。11月にしては寒くなく過ごしやすい気候の中、熱い予選が繰り広げられました。
午前中に行なわれた公式練習では、本番に向けてマシンのセットアップを実施します。ウエイトハンディとBoP(性能調整)によるウエイトの合計は66kgで、そうした車重の変更に合わせてマシンの再調整が必要です。

公式練習では、山内英輝がセットアップを担当し、後半は決勝を想定してのセットアップを井口卓人が担当します。しかし、ドライバーの二人からはブレーキのバランスがあまりしっくりこない、というコメントが出ます。チームはタイヤとマッチングさせるために、さまざまな調整を行ない公式練習を終了します。

それでも全体で2番手のタイムを出しており、トップ11号車とは0.076とわずかです。このタイムからもマシンのバランスは良い方向に改善できたと言えるでしょう。
公式予選
GT300クラスは30台のエントリーがあり、公式予選はA、B組に別れて予選を行ない、各組上位8台がQ2予選へ進出します。SUBARU BRZ GT300はA組でQ1を走ります。ドライバーは井口卓人がステアリングを握り、好調な走りを見せA組でトップタイムを記録しました。

Q2予選は山内英輝が走ります。A組ではトップだっただけに、ここはポールポジションを狙ってのタイムアタックに挑みます。Q1を終えた井口は「マシンのバランスが良くなっていて、攻めることができたので、山内選手に期待します」とコメント。

その山内は、見事期待に応え、1分46秒200のタイムでポールポジションを獲得しました。
山内英輝
「午前中の走行で11号車に比べて足りていない部分があって、それをチームが合わせてくれたので、完璧な予選ができました。明日は、ポールポジションからスタートできるので、このままイケイケGo、Goで攻めて、いい状況で井口選手に渡せればと思います。それとダンロップタイヤが凄くよかったですね。そしてなにより、予選が終わった時もファンの方が旗を振って応援してくれていたのが嬉しかったですね。決勝は、とにかく勝つことだけを考えて、また明日も、ファンのみなさんと一緒に喜べる結果にしたいと思います」
井口卓人
「朝、フィーリングが合わないことがあったのですが、チームがセッティングを変えてくれて、それがいい方向にいきました。あと、午前中の走行データを見比べてマシンで調整する部分と自分の走りを修正するポイントをちゃんと理解して予選に挑めたので、結果につながったのだと思います。前回のもてぎでもパフォーマンスが高く表彰台に立てたので、今回も表彰台に立ちたいです。今年はまだ優勝がないので、ポールポジションからのスタートは、優勝に一番近いところからのレースですから、どんどん逃げて、このチャンスを活かしたいと思います」
渋谷総監督
「まさかね、ポールは嬉しいですね。公式練習でも2番手タイムでしたけど、もっと乗りやすくしなければ、とは考えてました。セットアップでなんとか足りないところを補える方法を織り込んだ結果でポールを獲得できたのは凄く大きいですね。明日のレースでのポイントはピット戦略、ピットワークになると思ってますので、ミスなく攻めたレースで、表彰台の真ん中に立ちたいと思います」

明日の決勝は、午後1時にスタートします。レース距離は300kmで競われ、今季初優勝を目指し、かつ、シリーズチャンピオンに王手をするレースとなることを期待したいと思います。どうぞ、熱い声援をよろしくお願いします。
2020.11.06 - SUPER GT 第7戦 ツインリンクもてぎ・直前情報
SUBARU BRZ GT300 攻めて攻めて2連勝するしかない
2020年SUPER GTシリーズ第7戦「FUJIMAKI GROUP MOTEGI GT 300km RACE」が11月7日(土)、11月8日(日)栃木県のツインリンクもてぎで行なわれます。
2020年シーズンに残されたレースは、このもてぎと次戦の富士の2戦になりました。現在、SUBARU BRZ GT300はチームラインキングで5位、ドライバーズランキングでも5位につけ、シリーズチャンピオンを目指しています。

山内英輝
「もうあとはない追い込まれた立場なので、2連勝するしかないです。守るものもないですから、攻めるしかないなって考えてます。これまでチームとの細かいニュアンスまで伝え、マシンを仕上げていくということができているので期待しています。タイヤメーカーさんも本当に入念に話し合いができていて、僕たちの意見を深く掘り下げてくれ、希望の方向に合わせてくれていると感じています。そうしたことがすごく進化した部分だと思うので、それを今回も繰り返してマシンをセットアップし、集中して走るだけだと思っています」
井口卓人
「ここまでクルマもタイヤもすごくいい状況で、決勝レースでは2輪交換という難しいコンディションで走っています。だけど、鈴鹿でのパフォーマンスも高かったと思いますし、チームも、クルマもタイヤも総合力がかなりレベルアップしていると感じています。ドライバーズランキングはポイントを離されているので、ポイントを積み重ねていくのではなく、2連勝するしかないと考えています。鈴鹿のパフォーマンスがあれば勝てなくはないはずです。それでも65号車や11号車のように強いチームの前でゴールしないことには、って思います」
その一方でマシンのセットアップについてドライバーに聞いてみました。

山内英輝
「このコースだったら、このセットがベースになるな、とか基本となるセットが今年は凄くよくみれました。特に、ひとつひとつのポイントまでテストできないから、予測でセットしてきてますが、それが全部当たっているので、僕たちやチームが考えていることが正解なんだということがわかりました。そこからどう詰めていくかは、レース毎の課題ですけど」
井口卓人
「間違いなく2輪交換の作戦でないと勝負できないことが分かっているし、そのための妥協点をチームがうまく見つけてくれているので、決勝中バランスの取れた感じで走れています。今回もその作戦でやれば、速くはならないですけど、ライバルとは同等のレベルにはなります。同等にならないと勝負できませんからね。今は一つの作戦しかないので全力で成し遂げるということだと思います」
11月7日(土)は9時05分から10時50分まで公式練習が行なわれます。その後、Q1予選は1時30分から始まり、Q2予選が2時23分から始まります。ポールポジションを狙ったアタックが見られると思いますので、どうぞ、応援をよろしくお願いします。
2020.11.05 - SUPER GT 第7戦 ツインリンクもてぎ・プレビュー
SUBARU BRZ GT300はライバルチームより前で絶対にゴールする意気込み
SUPER GT2020第7戦「FUJIMAKI GROUP MOTEGI GT 300km RACE」が11月7日(土)、8日(日)に、栃木県のツインリンクもてぎで開催されます。
SUBARU BRZ GT300は、現在シリーズチャンピオンシップで5位につけています。トップとは19ポイント差、2位に10ポイント、3位、4位は同点で5ポイント差になっています。優勝で20ポイントですので、十分チャンピオンの可能性はあり、このレースを含め残り2戦で決着がつきます。
この第7戦もてぎでは、マシンへのウエイトハンディは51kg、BoP(JAFマシンの性能調整)として15kgのウエイトを搭載し、66kgでのレース参戦になりました。これは、第4戦のもてぎでのレースでは84kgで走行しており、そして予選4位、決勝3位を獲得しています。今回は、その時より-18kgとなるわけです。

そして今回の目標は、やはりシリーズチャンピオン争いをすることだと思いますが、作戦をどう立てていくのか渋谷真総監督に伺いました。

渋谷真総監督
「シリーズランキングでトップの65号車、そして11号車、55号車、56号車がわれわれより上位にいますから、このライバルマシンより絶対に先にゴールするというのが目標で、チーム全体が力を合わせていこうと気合いを入れているところです」
そのための戦略について渋谷総監督は、
「もてぎはコースレイアウトからして、抜きにくいサーキットですので、予選順位が大きな意味を持ちます。そのため、ライバルより上位を獲得するのが必須となりますが、予選で使ったタイヤを決勝でも使う規則ですから、タイムの出るソフトタイヤだけで予選を戦うのはリクスも大きいです。そのため、土曜の朝の公式練習で、ライバルチームのタイムを見ながら、タイヤ選択とセットアップを煮詰めていくことにしています」
また、前回の鈴鹿のレースでは115kgのウエイトを搭載してレースをしていたため、マシンのセットアップの変更も必要です。渋谷総監督はマシンのロールを抑える仕様にするとタイムもいい方向に行くので、サスペンションやロールセンターの変更などジオメトリーも変更して、もてぎに臨むということです。
11月7日(土)は9時05分から10時50分まで公式練習が行なわれます。チームにとってこの公式練習はタイヤの選択、マシンのセットアップ、そして決勝に向けての戦略を決める大事なプラクティスというわけです。そして午後1時30分からノックアウト予選Q1が始まり、決勝レースは8日(日)午後1時00分にスタートし63周で争われます。シリーズチャンピオンを目指すBRZ GT300への応援をよろしくお願いします。

RACE RESULT

2020.11.07 - 予選
第7戦 ツインリンクもてぎ
Pos. No. Machine Driver Q1 Q2 Diff Tire
1 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1'46.973 1'46.200 DL
2 244 たかのこの湯 RC F GT3 久保 凜太郎 三宅 淳詞 1'47.209 1'46.430 YH
3 11 GAINER TANAX GT-R 平中 克幸 安田 裕信 1'46.157 1'46.433 DL
4 25 HOPPY Porsche 松井 孝允 佐藤 公哉 1'47.141 1'46.801 YH
5 360 RUNUP RIVAUX GT-R 青木 孝行 大滝 拓也 1'47.187 1'47.026 YH
6 31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 嵯峨 宏紀 中山 友貴 1'47.148 1'47.075 BS
7 56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R 藤波 清斗 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 1'47.375 1'47.170 YH
8 5 マッハ5G GTNET MC86 マッハ車検 坂口 夏月 平木 湧也 1'47.583 1'47.303 YH
9 18 UPGARAGE NSX GT3 小林 崇志 松浦 孝亮 1'47.088 1'47.361 YH
10 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 片岡 龍也 1'47.416 1'47.363 YH
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ
・WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

 

Q1 

A組  開始 : 13:30'00    終了 : 13:40'00

B組  開始 : 13:48'00    終了 : 13:58'00

 

Q2

開始 : 15:23'00    終了 : 14:33'00

2020.11.08 - 決勝
第7戦 ツインリンクもてぎ
Pos. No. Machine Driver Time / Diff Laps Best Lap Tire
1 56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R 藤波 清斗 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 1:57'12.745 60 1'50.002 YH
2 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 片岡 龍也 1.060 60 1'50.270 YH
3 360 RUNUP RIVAUX GT-R 青木 孝行 大滝 拓也 1 Lap 59 1'48.832 YH
4 52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT 吉田 広樹 川合 孝汰 1 Lap 59 1'50.686 BS
5 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1 Lap 59 1'48.668 DL
6 25 HOPPY Porsche 松井 孝允 佐藤 公哉 1 Lap 59 1'50.369 YH
7 10 TANAX ITOCHU ENEX with IMPUL GT-R 星野 一樹 石川 京侍 1 Lap 59 1'49.020 YH
8 55 ARTA NSX GT3 大湯 都史樹 松下 信治 1 Lap 59 1'49.984 BS
9 11 GAINER TANAX GT-R 平中 克幸 安田 裕信 1 Lap 59 1'48.578 DL
10 30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 永井 宏明 織戸 学 1 Lap 59 1'49.473 YH
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ
・WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

 

開始 : 13:03'36    終了 : 14:58'28
SC : 13:44(23Laps) - 13:58(28Laps)

 

ファステストラップ : 1'48.578 No.11 GAINER TANAX GT-R/安田裕信

 

黒白旗提示 No.56 J.P.デ・オリベイラ, No.30 織戸学

No.244 ピットストップ15秒 (公式通知No.26「シャーシ交換」)
No.5 平木湧也 ドライブスルー (SpR.18-3「ウォームアップ中のコース上停止」)
No.56 罰金50,000円 (SpR.27-1.2「ウォームアップ中のピット作業違反」)
No.33 S.トン 罰金30,000円 (SpR.32-8「エンジン始動違反」)
No.9 藤井誠暢 ドライブスルー (SpR.13-1.b「危険なドライブ行為」)
No.18 ドライブスルー (SpR.27-1.3「ピット作業違反」)
No.11 平中克幸 決勝結果に30秒加算 (SpR.13-1.b「危険なドライブ行為」)

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