
SUBARUアウトトバックFROチームに聞く
SUPER GTで突然のアクシデント発生の場合、現場に急行し事故処理のファーストタッチを担当するのがFRO(ファースト・レスキュー・オペレーション)チームです。現在3台3チームで運用しているFROチームのうち、SUBARUアウトバックを活用しているチームにスポーツランドSUGOでお話を聞きました。
MSM みなさん、よろしくお願いします。まずは、それぞれ自己紹介と業務内容をご説明いただけますか?
松井 「FROドライバーの松井宏太と申します。今年からアウトバックFROを担当しています。菅生では、セッション中は馬の背コーナー手前の左側開口部で待機しています。私たちドライバーは、レスキューとドクターとの3人セットで、基本的にはいつでも出動できるようスタンバイしています。何かアクシデントが発生した場合は、もちろん安全に現場に急行することを意識しています。ドライバーの方が無事かどうかを確認することが最優先なので、レースコントロールからの指示を聞き、ドクターやレスキューと事故の状況を予測しながら現場に向かいます。アウトバックは現在ある3台のFROのなかでも機動性が高く、取り回しやすい点が特徴であり、強みです」
MSM 渡邉水樹ドクターにもお話を伺えますか?
渡邉 「SUPER GTメディカルデリゲートの渡邉と申します。現在は管制塔で各FROや医務室への指示などを担当していますが、私も10年ほどFROの現場に携わっていて3年前からメディカルデリゲートをお受けしています。FROとして心がけているのは、こういうメディカルチームがしっかりすることで、SUPER GTの医療体制が他のプロスポーツと同じように認識されるようになれば良いと感じています。アクシデント発生の場合、FROが最初に行くことがやっぱり多いのですが、その後サーキットの方たちとコミュニケーションをとって、まとめる係となれれば理想です。また、ドライバー側には、安全を守るFROやオフィシャルに対して敬意を払う事を心がけてほしいですよね。もちろんFRO側にも、多くのファンが見守るイベントなのでなるべく進行を止めないように意識することも必要です。また、レースを通じてドクター側も組織プレイを学ぶことがあるはずだと考えています。笠井ドクターのように高いスキルの方がFROを憧れと言ってくれることはとても嬉しいし、本当に助かっています。これら車載の救急用具も是非ご覧ください。特に首を痛めている疑いのあるドライバーに適応するボア(BOA)は、ドライバーの首から脇の下を通し引き上げるためのデバイスで、効果が高いため効能を広めて行きたいと考えているものです」