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SUPER GT エディターズトピックコラム2015.08.17

SUBARU BRZ GT300とともに戦うドライバーのカラダ

チーム一丸となっての修復作業の甲斐あって復活を遂げたSUBARU BRZ GT300は、SUPER GT第4戦の「FUJI GT 300km RACE」で8位入賞を飾りました。修復とともに新パーツを投入したことで走行性能も向上、トップと遜色のないタイムをたたき出しています。鈴鹿サーキットでの第5戦に向け、チームでは着々と準備が進められています。
ドライバーの身体能力
第4戦は晴天に恵まれ、標高の高い富士スピードウェイでも気温30℃を越えるなかで開催されました。クローズドボディのレーシングカーで戦うドライバーは、過酷な環境にさらされています。キャビン内温度は、風を取り入れている走行中でも40℃前後になると言われており、レーシングスーツとヘルメットで全身をくまなく覆われたドライバーは、その中でライバルたちとバトルを繰り広げ、なおかつミスすることなく長距離を走り切らなければなりません。そのため、外付けのポンプで水を循環させるクールスーツや、ヘルメット内に風を導くヘルメットカバーなどを装備して体温の上昇を防いでいます。SUBARU BRZ GT300をドライブする井口卓人と山内英輝もクールスーツを着用しており、これがあるかないかで、熱への対処や疲労感は大きく違ってくると口を揃えます。
ふたりとも長年のトレーニングを積んできているため、これまで体力的につらい思いはほとんどしたことがないとのこと。ではどんなトレーニングを積んでいるのか尋ねたところ、井口は、「トレーニングは、可能なら週3回くらいは行います。有酸素運動をなるべく頻繁にやるようにしていますね。御殿場市に住んでいた頃は、自転車で富士五湖を回ったりしました。そうすると走行距離が1日100km近くになるんですよ。それに加えて、最近では体幹トレーニングを重点的に行っています。以前はウェイトトレーニングも行っていましたが、体幹を鍛えて余分な力の抜き方を学ぶことで、筋肉を効率的に動かしてやるイメージですね。トレーニングは毎回1時間半ほどを目安にしています。SUPER GT以外にも、耐久レースに参戦することが多いので、筋肉の“使い方”が大切だと思っています」と語りました。また、普段は暑がりだがレースではそれを忘れるほど集中しているため、あまり暑いと思ったことはないと言います。一方の山内は、「トレーニングは、筋力と持久力を交互にやっています。週3日か4日、それぞれ1時間半から2時間ほど行いますね。筋力は特にどこの部分、というわけではなく全身を鍛えています。有酸素運動はエアロバイクですね。自宅にもありますし、ジムで漕ぐことも多いです」とのこと。
そしてふたりに共通しているのは、視力が良いことです。視力とひと口に言っても、いわゆる健康診断などで計測される静止視力だけでなく、動体視力、動体視野など様々な特性があります。「耐久レースなどで暗くなってくる場合にも問題なく走れていますし、そういった(周囲のドライバーにとっては見えづらい)状況では有利に働いていると思います」と井口。眼のケアについては「なるべく携帯電話の画面を長時間見ないことや、暗い場所で何かをする場合には特に気をつけています」と語りました。視力の重要性については山内も、「とっさの状況判断などは眼が良くないと難しいのではないかと思います」と述べています。ちなみに、静止視力はふたりとも裸眼で2.0は確実にあるとのことです。

また、ふたりはフォーミュラカーでの経験が長いことも共通しています。ステアリングの重さなどから体力や筋力はSUPER GTよりも必要で、身体への負担が大きいとのことですが、SUPER GTのような“ハコ車”では熱の問題もあり、持久力や効率的な力の使い方が求められるとのことです。
2015年の折り返しとなった第4戦の富士スピードウェイで手応えを得られ、SUBARU/STIチームの雰囲気はポジティブなものとなっています。次戦の舞台となる鈴鹿サーキットは、中高速コーナーの得意なSUBARU BRZ GT300にとって勝ちを狙えるサーキット。鈴鹿には新たなタイヤを投入する予定となっています。SUBARU BRZ GT300のさらなる活躍にご期待ください。

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